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大阪から全国初の女性知事を
2000/01/21掲載

太田房江さんと 横山ノック知事の任期途中の辞任を受けて行われることになった大阪府知事選挙。年末から年明けにかけて、候補者選びで自民党が迷走。知り合いの府庁詰め記者は、「正月なしですわ」と憮然。

我々民主党自治体議員団も、暮れから年始にかけて緊急召集が何度かありましたが、12月31日の会議で「通産省審議官・太田房江擁立」を確認。1月10日、正式出馬表明を受けて、同日の全議員会議で太田房江さんの推薦を決定しました。

太田さんは1975年に通産省に入省後、94年から近畿通商産業局総務企画部長、97年から岡山県副知事などを歴任し、消費者行政担当審議官を最後に退職した。家族は大阪市内で光学レンズ製造業を営む夫と犬1匹で、これまで平日は東京へ単身赴任、土・日曜日は大阪という生活を続けており、大阪との縁は深い。

席上、決意表明にたった太田さんは「私は大阪府民です」と大阪弁で会場をわかした後、「大阪をええとこにしよう!と立ち上がりました。民主党大阪府連からいち早く支持をいただき感謝している。最後の最後までがんばれるようお力添えをお願いします」とハリのある声で明るくあいさつ。激励の拍手と声援に包まれました。


自民党が独自候補擁立を決定したことで、おもしろい選挙戦になりそう。「女に知事を任せられるか」というおじさん達に対抗して、大阪から女性知事の誕生をめざしたい。もちろん、「これもやります。あれもやります。」の利益誘導だけの共産党候補にもはっきりNoだ。

しかし、投票率によっては、共産党候補が抜き出る可能性が高い。府知事選は1月20日告示、投票は2月6日。みなさん、投票に行きましょう。

太田房江さんについて
略歴 1951(S、26)年6月26日生まれ・48才
東京大学経済学部卒、1975年通産省入省、1988年初代産業労働企画官、 1994年近畿通産局総務企画部長、1997年岡山県副知事、1999年通産省消費者行政担当審議官
趣味 音楽鑑賞・料理
通称 ふうちゃん
家族 大阪市内でレンズ加工業を営む夫と犬一匹
現住所 大阪府吹田市千里山
尊敬する人 与謝野晶子
これまでは、土日・大阪、月〜金は東京の単身赴任の生活。ちなみに、戸籍上は結婚して斉藤房江だが、夫婦別姓で旧姓の「太田」で通してきた。

記者会見での発言
大阪の景気回復の見通しは
「大阪は住宅も物価も東京に比べれば安い。可処分所得も東京よりは上。東京を意識しな がら大阪の将来像を考えるより、大都市と地方都市の両方を兼ね備えた大阪ならではの利 点を生かした方がいい。」「東大阪や堺などには日本が誇るオンリーワン企業が息づいているだけに、新しい中小企業のモデルをつくるとしたら大阪しかない。」「雇用面では、高齢者・ 障害者雇用日本一をめざしたい。バリアフリーを越えて、すべての人にとってのユニバーサ ルデザインのまちづくりを大阪から提案していきたい。」
現状の地方自治について?
「公平の原則はあるが、効率の原則が乏しい。現場により近い目で効率性の高い地方自治 行政を実践したい。」
天下り・官僚という批判について
「通産省の関係組織に行くのならそうかもしれないが、私はチャレンジャー。通産省や岡 山県で一生懸命仕事をしてきたことが一つの評価となってスカウトされたのだと思う。」
女性知事候補について
「少子高齢化、教育、保育、介護などあらゆる課題に女性の目が必要な時代。女性の時代 と言われても、女性の社会参加はまだまだ本物になっていない。女性参加の地方自治を実 践したい。」