甘酒普及委員会


 私が甘酒を作ろうと思ったのは、単に、何か甘いものが飲みたかったからです。こんな田舎でも、すぐ近くに自動販
売機があって、実は、120円を握り締めて家をでれば、一分もしない間に、プシューッ・ゴクゴクとできてしまうのです
が。
 私が甘酒にこだわったのは、“自分で作って飲めるモノ”だからです。毎回買って飲むのでは、お金が要るし、缶ゴ
ミ(資源、と言った方がいいの?)もでます。そして、どんな物質が入っているかよくわからない(食べられるものなん
だろうけれど・・・)清涼飲料水よりは、自分が用意できる範囲内の材料で、自分で作って摂取できるほうが安全、安
心だからでもあります。(飲みすぎると糖尿病になるっていうしね。)
 タイに行って一年、10kgも太ってしまい、これをどうにか標準まで戻さないと!と思っている私としては、“甘いもの
じゃなくて水かお茶飲めよ!”といいたところなんですが、
「やっぱり甘いものも飲みたいジャン!!」
そんな訳で、安易に作って飲んでいた甘酒でしたが、この度、甘酒普及を推進しているある方と出会い、甘酒が非常
に素晴しい飲み物であることが判明いたしました。
ジュースではなく甘酒を飲もう!!

1.甘酒に含まれる主な栄養素
 ブドウ糖、乳糖、クエン酸、ビタミン(B1、B2、B3、ニコチン酸、葉酸、パントテン酸、イノシトール、ビオチン、チアミン)、アミノ酸、カリウム、マグネシウム
*麹菌が繁殖するときにビタミンB1、B2、B6、パントテン酸、イノシトール、ビオチン等、全ての天然型吸収ビタミン郡を作って米麹に蓄積させる。これらが甘酒に溶け出しているんです。
2.甘酒は発酵食品
 発酵を利用して作る日本古来の食材には他にも、酒、味噌、醤油、米酢、納豆、漬物、熟鮨、鰹節などがあります。外国のものには、ビール、ワイン、チーズ、ヨーグルトなどがあります。
 発酵食品は、ビタミンや必須アミノ酸等の人間にとって必要不可欠な物質を多く含み、またこれらが吸収されやすい形で生きている食品です。
 米麹を発酵させ、米のデンプン質が分解されてできたブドウ糖100%の自然の甘さです。
3.麹菌という酵母
 麹菌は、夏バテ、食中毒予防、疲労回復、大腸がん予防、肝機能向上、免疫力増強、の効果が高いといわれています。
 甘酒を飲むと、血圧上昇を抑制する作用、肥満を防止する効果、健忘症の予防・改善効果、があります。
4.美白効果があるらしい
 甘酒に含まれる麹酸には、肌トラブルのもとである活性酸素を消去する働きがあります。活性酸素が大量発生すると、メラニン色素を増やす、コラーゲンやエラスチンを痛めるという作用がありますので、これらを消去する、つまり、シミ、ソバカス、くすみ、しわ、たるみを一掃する効果があるといえます。
 また麹酸は、頭皮を若返らせ美しい黒髪をつくるともいわれています。
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もう一つの甘酒
 甘酒には、米と米麹を使って発酵させて作るつくり方の他に、酒粕を溶かして砂糖で甘みをつけてつくる方法もあるそうです。
1.酒粕とは
  お酒もまた、水と米と米麹から作るものです。これらをまぜて発酵させた後、絞ってでてきた水分がお酒で、後に残った固形物が酒粕です。
2.酒粕の効能
 酒粕はコレステロールや脂質を排泄する働きや、血糖値の上昇を抑制する効果が認められています。

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