春のうららかな昼下がり、
暖かな日差しに僕は部屋でうとうとしていた。 穏やかな風がそよそよと開いた窓から入ってきて気持ちいい、 花の匂いが部屋を吹き抜ける感じがしておちついた気分になる、 僕はベットでこの幸せな気分のまま寝ようとすると・・・・・ ・・・・・ブゥゥゥゥゥン・・・・・ ・・・耳にうるさい羽根の音が入ってきた・・・ ・・・・・・・ブゥゥゥゥゥーーーーーン・・・・・・・ ・・・・・うるさい。 せっかく人が気分よく昼寝しようとしているのに・・・ ・・・僕は薄目を開けて虫を探す、やはり何か飛び交っている、 目を開けるとそれは2匹・・・蝿よりもは大きい・・蜂か?いや、トンボ? この季節のトンボはないだろう・・・何だろう・・・僕はよーく目をこらすと、それは・・・ 声A「・・・・・起きちゃったみたいね」 声B「どうしよう」 声A「大丈夫よ、人間にはどうせ私たちは見えないんだし」 そこには小指ぐらいの大きさの少女が・・・ 背中に羽根をつけた2人の小さな少女が飛んでいた・・・!! こ、これは夢か?でも確かに目の前に・・・しかも喋ってる・・・!!! 声B「ねえ、この人間、私たちのこと見てない?」 声A「まさか!大人は見ることも声を聞くこともできないはずよ」 声B「でも見える大人もいるらしいわよ」 声A「そんなに心が綺麗な大人がいる訳ないじゃないの!」 声B「でも・・・ほら、目が合ってる」 僕はおそるおそるその2人に声をかけた。