朝食を何とか食べてくるべきだった、昼食も食べる暇がない・・・
参加者が多い分、次々と闘いをしなければならない、休む暇がまったくない・・・
そうだ、この苦しみに勝ち抜いてこそ、ハプニカ様が手に入るのだ!
残りの力を全部使って・・・くそー対戦相手め、体力有り余ってるじゃねーか、
そっちは12回戦からだろうが、こっちは地の底から這い上がってきたんだ!
うっ、やばいっ、くそっ、こんなやつ、普通だったら2秒で倒せるのに・・・
ぐはっ、うおっ、お、お、おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっっっ!!!
これほどうまい飯・・・普通の飯だが昨夜食べたお城の豪華ディナーよりうまい!
あっという間に全てたいらげてしまった・・・ごはんの釜も丸ごとペロリだ、
「気持ちいい」ではなく「ぎもぢいいいいいーーーーーっ」である、
本日決勝トーナメント開催!
【全試合日程】
1回戦 AM8:00 2回戦 AM11:00 3回戦 PM1:00 4回戦 PM3:00 準々決勝 PM4:00 準決勝 PM5:00 決勝 PM7:00
第79回国王杯本選組み合わせ
・日程 1回戦 2回戦 3回戦 4回戦 準々 準決 決勝 準決 準々 4回戦 3回戦 2回戦 1回戦
08:00 11:00 13:00 15:00 16:00 17:00 19:00 17:00 16:00 15:00 13:00 11:00 08:00
ジュビライ ─────────┐ ┌───────── エスパス
│ │
ジュテーン ───┐ 中央├──┐ ┌──┤東2 ┌─── ダルメン
北1先├──┐ │ │ │ │ ┌──┤南2先
セダイ ───┘ │ │ │ │ │ │ └─── ゴクジ
東4├──┘ │ │ └──┤北3
トチ ───┐ │ │ │ │ ┌─── ゼンジュウ
南4├──┘ 西1 ├──┐ ┌──┤南2 └──┤西1後
ジュビライjr ───┘ │ │ │ │ └─── ヤマシー
│ │ │ │
ベルマリー ─────────┐ │ │ │ │ ┌───────── サンガイ
│ │ │ │ │ │
バーニー ───┐ 南4├──┘ │ │ └──┤西2 ┌─── シャムジ
東1先├──┐ │ │ │ │ ┌──┤北3先
ダーマ ───┘ │ │ │ │ │ │ └─── トリニダ
西4├──┘ │ │ └──┤東2
パッシ ───┐ │ │ │ │ ┌─── カムバ
北5├──┘ 南1├──┐ ┌──┤中央 └──┤南1後
ヘノヘ ───┘ │ │ │ │ └─── アローマックス
│ │ │ │
アントン ─────────┐ │ │ │ │ ┌───────── アピ
│ │ │ │ │ │
リョフガイバー───┐ 北4├──┐ │ │ │ │ ┌──┤南2 ┌─── ハンナン
西1北├──┐ │ │ │ │ │ │ │ │ ┌──┤東3先
サガンド ───┘ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ └─── ドーレ
南3├──┘ │ │ │ │ │ │ └──┤西2
ラグ ───┐ │ │ │ │ │ │ │ │ ┌─── マインス
東5├──┘ 東1├──┘ │ │ └──┤東2 └──┤北2後
ジャトロ ───┘ │ │ │ │ └─── ミジュマ
│ │ │ │
グラパ ─────────┐ │ │ │ │ ┌───────── フレシュ
│ │ │ │ │ │
マバーシ ───┐ 東4├──┘ │ │ └──┤北1 ┌─── ナコー
中央後├──┐ │ │ │ │ ┌──┤西3先
インチャス ───┘ │ │ │ │ │ │ └─── ギケーン
北4├──┘ │ │ └──┤南1
トニーテン ───┐ │ │ │ │ │ ┌─── シュン
南5├──┘ 中央├─┴─┤西1 └──┤東2後
ワッテ ───┘ │ 中 │ └─── サンジュ
│ 央 │
セレッツ ─────────┐ │ │ ┌───────── F・マリー
│ │ │ │
マルカ ───┐ 東3├──┐ │ │ ┌──┤西3 ┌─── オンダロック
南1先├──┐ │ │ │ │ │ │ ┌──┤南3
ヴォルテス ───┘ │ │ │ │ │ │ │ │ └─── カニパン
中央├──┘ │ │ │ │ └──┤北2
ハツミー ───┐ │ │ │ │ │ │ ┌─── ホーリー
西5├──┘ 南1├──┐ │ │ ┌──┤北1 └──┤西2後
キト ───┘ │ │ │ │ │ │ └─── D・T
│ │ │ │ │ │
ヴィッセーラ ─────────┐ │ │ │ │ │ │ ┌───────── バンガ
│ │ │ │ │ │ │ │
ブレイズン ───┐ 北3├──┘ │ │ │ │ └──┤東1 ┌─── キョー
北2先├──┐ │ │ │ │ │ │ ┌──┤北4
ディオラ ───┘ │ │ │ │ │ │ │ │ └─── ディージャ
東3├──┘ │ │ │ │ └──┤西1
ナッコ ───┐ │ │ │ │ │ │ ┌─── アスタート
西3後├──┘ 北1├──┘ └──┤東1 └──┤南2後
テイヘンダー ───┘ │ │ └─── ドトー
│ │
レン ─────────┐ │ │ ┌───────── ジェフェニ
│ │ │ │
プリメーロ ───┐ 南3├──┐ │ │ ┌──┤西1 ┌─── エヒー・C
東2先├──┐ │ │ │ │ │ │ ┌──┤中央先
アルビン ───┘ │ │ │ │ │ │ │ │ └─── フローレ
西3├──┘ │ │ │ │ └──┤東1
カヤ ───┐ │ │ │ │ │ │ ┌─── ジョーイースト
北1後├──┘ 中央├──┘ └──┤北2 └──┤北3後
コナン ───┘ │ │ └─── ナイクス
│ │
チキス ─────────┐ │ │ ┌───────── ヴェルヴィ
│ │ │ │
サナンサ ───┐ 北2├──┘ └──┤南1 ┌─── ルックス
西2先├──┐ │ │ ┌──┤西4
デソー ───┘ │ │ │ │ └─── ツクネン
南2├──┘ └──┤北1
ワミ ───┐ │ │ ┌─── トレオ
東1後├──┘ └──┤東3後
トクシ ───┘ └─── ダバダ
「ええっとー、いいですよー、じゃあこのベットの下にでも隠しておいてくださーい」
門は・・・まだ開いている!間に合う!待ってくれ、まだ閉めないでくれ・・・
はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・ま、間に合った、セーフだ、城に入れた・・・・・ぎりぎりだぁ・・・
「おい、すごく疲れてるんじゃないか?どこへ行ってたんだよ!」
「ごめん、心配かけちゃって・・・でも食事も風呂も済ませてきたんだ・・・それより寝させて・・・」
レンちゃんが口元に水を運んでくれる・・・ごくっ・・・おいしい・・・
ルルちゃんが太股とその裏をぎゅっ、ぎゅっと両足同時にもみしだく・・・
レンちゃんが足の裏の土踏まずをぎゅっ、ぎゅっと乗って足踏みする・・・
きっ、きっ、ぎもぢいいいいい〜〜〜〜〜・・・・・あ、よだれたれちゃった・・・
ふぅ、なんて丁寧に・・・強すぎず弱すぎず、抜群のマッサージ・・・
4姉妹のこの同時攻撃・・・戦闘だけでなくマッサージのチームワークも別群だ・・・
しばらくするとララさんが右肩、リリさんが左肩を抜群な角度で揉み、
ルルちゃんが右腿のつけね、レンちゃんが左腿のつけねを抜群の角度で揉む・・・
最高の心地よさに体の芯までとろける・・・まさに天国だぁ・・・
リリさんは首の後ろを・・・ルルちゃんは背骨を矯正してくれてる・・・
レンちゃんは疲労の蓄積された足の筋をほぐしてくれて・・・・・
う〜〜〜〜〜ん・・・とろけちゃうぅ・・・はうぅ〜〜・・吐息がとまらなぁ〜ぃ・・・
あっ、背中と腰のこりのひどい所を今度は4人がかりで集中して・・・ひぃ〜〜〜、いぃ〜〜〜・・・
きっ、きっ、きくぅぅぅ〜〜〜〜〜・・・めまいするぐらい心地よいマッサージだぁ・・・
あっ・・・ねっ、眠気が・・・眠気が倍増していくぅ・・・あああっっ・・・・・バターになっちゃうぅ・・・
俺は深い深い眠りに落ちていきそうになる・・・すると・・・・・
「はい、では仰向けになってくださいね・・・あら、目がトロ〜〜ンってなってますわね」
「ひっくり返してー、よいしょー・・・あ、眩しいですねー、はい、タオルで目隠しをー」
「それにしても体中、こりすぎだよ、こんなになるまで何やってたの?」
体中の関節を・・・丁寧に・・・丁寧に・・・ものすごく丁寧に・・・・・
リリさんが右肩の関節・・・ルルちゃんが左股関節、レンちゃんが右股関節をマッサージぃ・・・
うぅぅ・・・・・ぁぁ・・・こんどは肘、膝をぐるぐると・・・女性ならではの繊細なテクニックで・・・ひぃぃぃ・・・
まるで筋肉をほぐすより・・・気持ちよくして眠らせるのが・・も・・くて・き・の・・・
「良い夢見てるんだろうな・・・起きた時はもっといい夢心地になるけど」
俺を部屋の外へと連れ出した・・・俺はそんな事にはまったく気付かなかったのだった。
俺は・・・今・・・暖かい肌に囲まれて・・・抱きすくめられている・・・
俺の顔も・・・ふかふか・・・というよりはぷにぷにとした弾力の・・・・・あれ?
まてよ・・・冷静に・・・目を開けよう・・・こ、ここは・・・これは・・・・・!?
俺の顔が・・・これは・・・ハプニカ様の胸にうずめられていて・・・
体も・・・ハプニカ様のベッドの中で横になって抱きかかえられている!!!
「よく眠っていたぞ、そなたの寝顔・・・ずっと見つめてしまったではないか」
「見つめて・・・そなたの顔があまりにも愛しいので、つい、抱きしめて、そのまま私も寝てしまった」
「どうしても我慢できなくて・・・なあに、添い寝させてもらっただけだ」
全身の力が抜ける・・・ああ・・・体が・・・ハプニカ様に甘える・・・
このまま・・・このままずっとハプニカ様に抱かれていたい・・・あぁ・・・ぁぁぁ・・・
「ん・・・まどろむが良い・・・いつまでもこうしていていいのだぞ・・・」
トローンと再びハプニカ様の胸の中で眠りについてしまいそうだぁ・・・
太陽が結構高く・・・そ、そうだ、今の時間は?時計、時計・・・
こうしちゃいられない、早く闘技場へ行かないと・・・寝過ごしては元も子も無い!
「実は・・・闘技トーナメントに参加してる騎士をコーチしてあげていて」
「はい、もうすぐ彼の試合なので行ってあげないと・・・ですから下で観戦していますから」
東闘技場だ、急ごう!また朝ご飯食べる暇ないけど仕方が無い!!