「・・・・・ううっ」

 

ようやく意識がまともに戻ったものの頭クラクラ、

まだガイドさんは乗っかったまま、繋がったまま・・・

愛液と精液が混ざって接着剤になったように離れない、

ペニスも萎えずに熱い膣へ捕らわれたまま、まだビクビクビクビク・・・

じわじわとほんの少しずつ、まだ吸われ続けているみたいな快感だ・・・

 

「あああ・・・ガイドさん・・・」

 

僕の顔の上にぶら〜んとペンダントにしてあるメダルがぶらさがっている。

 

「ガイドさん、これ・・・」

「・・・残念ながらこれは、さしあげる事はできません・・なぜなら・・・」

「・・・?」

「お客様は・・・全ての関門を失敗してしまいましたから・・・」

「え?だ、だって・・・」

 

そう言ったガイドさんの背には、

黒い扉が見える、そこには「EXIT」と書かれていた・・・

 

「まさか・・・」

「はい、これが最後の関門・・・無地の扉をくぐったからといってクリアした訳ではありません」

「つまり、あの扉をくぐるまではまだ最後の・・・そんなに卑怯、だまし・・・あうっ!!」

 

ぴゅううっっ!!

 

精液が、睾丸でできたとたんに吸い上げられているみたいだっ!!

 

「・・・・・ヒヒヒヒヒ」

 

部屋に魔女の声が響き渡る・・・

 

「愚かな人間よ、1つも耐えられず精を放ち切ってしまうとはな・・・ヒヒヒヒヒ」

 

部屋がぐるぐる回り、

いつのまにか最初に案内を聞いた魔女の部屋になった!!

 

「あまりにも愚かな・・・ここまで快楽に弱い人間がいるとはねぇ・・・ヒッヒッヒ」

「ガイドさん・・も、もう・・・離れて・・・」

「・・・・・」

 

緑の目で見下ろし続けている・・・

 

「ふふふ・・・本当の姿を見せてアゲル・・・」

 

せ、背中が何か盛り上がって・・・何かでるっ!?

 

ばさあっっ!!!

 

「黒い・・・翼!?それに・・・長い・・・しっぽ!?」

 

悪魔・・・女の悪魔だ!!

 

「私はサキュバス・・・ふふふふふ」

「ぎひっ!!」

 

びゅうううっっ!!!

 

また吸われたっ!?

魔女は残酷な表情で話を続ける・・・

 

「お前のような人間は、サキュバスの餌にぴったりじゃ、ここで永遠に吸い尽くされるが良い、ヒヒヒヒヒ」

 

沢山の男が犯されているガラス張りの部屋のうち、

1つ空になっている所のガラスが開く・・・・あわわ!!

ガイドさん、じゃなくサキュバスが繋がったまま僕を抱いて飛んだ!!

翼をばさばささせながら、ガラスの中へ・・・そして、閉じ込められたっ!!

そんな・・・だ、出して!・・・はあっ!ぬ、抜けない!ペニスが、抜けないいいいっっ!!

 

「これでお前もサキュバスハウスの一部さ、しっかり精を貢ぎ続けるんだよ・・・ヒーッヒッヒッヒ・・・」

 

魔女の姿が消え、

暗い中でガイド・・サキュバスの目だけが光っている!!

 

「お願い・・・許して・・・」

「・・・・・チャンスは9回も与えました・・・残念ですが・・」

「そんな・・・死んじゃう!気持ちよすぎて死んじゃうよぉ・・・」

「ここは時の狭間・・・死ぬことも老いることもないわ、もちろん精が尽きることも・・・」

「じゃ、じゃあ、永遠にここで・・ひいっ!!」

 

びゅびゅびゅびゅびゅううううっっ!!!

 

「んふふ・・おいしい・・・」

「そんな・・そ・・・そんなぁぁぁぁあああぁぁ・・・」

 

 

 

 

 

あれからどのくらい経っただろう・・・

部屋が明るくなり、また新たな獲物がサキュバスハウスにやってきたようだ。

 

「いーっひっひ、よく来たねえ、ここは人間の欲望の中で最ももろい欲を試す、

サキュバスハウスさ!ほおら見てこらん、欲望に負けた哀れな人間たちの醜い姿を!!」

 

あれは・・・あれは、僕の彼女だった・・・しかも男と一緒・・・!!

 

「みてー、あの悶えてる人、ゆっこの前カレにそっくりー」

 

そっくりじゃなく・・・ほんに・・ああっ・・・

 

「に・・げ・・・ろ・・・はぁう!!」

 

ぴゅううっっ!!

 

「ふふふ・・・あの子が欲望に負けてサキュバスになったら・・・私と交代してアゲル」

「はあああああぁぁぁ・・・」

 

それも・・いいかも・・しれない・・・

どうせ・・たすか・・ら・・ないの・・・なら・・・

あああ!ま、また・・・いっ・・・くううううううううううううぅぅぅぅぅ!!!

 

びゅびゅううっっ!!!

 

おわり

 

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