ザシューーーッ!!

 

「ギャアアアアアアアアアアア!!」

 

びちゃっ、と血が俺の頬にかかり、

サキュバスの胸とへそが仰向けに倒れる、

倒れたサキュバスは首と胴体が離れていてその先に・・・

 

「ガ、ガイン!ガインじゃないか!」

「おう、まだ吸われてないか?怪我は?」

「間一髪、間に合った・・平気だ、俺は、な・・だが・・・」

 

大男に近づくガイン、まぶたを指で開いて瞳孔を見ているようだ。

 

「・・・駄目だ、もう、狂ってしまってる・・」

「ガイン、すまない・・彼、助けたかったんだが・・」

「仕方ないさ、それよりさっきの悲鳴でサキュバスが来る、行こう」

 

俺はガインの肩を借りて何とか歩き出す、

早く逃げないと・・すでに目の前で5人もやられている!

次は俺の番かもしれない、何とか外へうまく逃げるか、それとも・・・

 

「足元気を付けろ!もう少し走れるか?」

「ああ・・そうだガイン、今の時間、わかるか?」

「何だ急に?こんな時に」

「・・・朝になったら俺たちの勝ちかもしれない」

「朝?・・・そういえばサキュバスは夜魔・・そうだな、じゃあ隠れるか?」

 

隠れる・・・

ここはサキュバスの城、

敵地に隠れる場所などあるのだろうか?

 

「なあガイン、ここは別々になった方が良くないか?」

「何を言ってるんだ!1人だと危険、それはさっきわかっただろ!」

「いや、2人でも危険だ、それもさっきわかった、他人を助けようとして自分が危険になる」

「だがさっき俺がお前を助けなければ・・いや、こんな状況で言い合ってても仕方ないな・・」

「ああそうだ、だが現に今、俺はガイン、君の足手まといになっている・・それに・・」

 

俺はガインの肩から離れ、なんとか地力で走る・・早歩き程度だが。

 

「それにどうした?」

「ああ、束になってたら一網打尽になるがバラバラで1人でも逃げ切れれば・・・

ここの場所を人に知らせて一気に叩く事ができる、そうすればもう被害者は出ない」

「確かにそうだが・・みんなで力を合わせた方がいいと俺は思う、戦力を合わせれば逃げられる可能性も・・」

「それを言ったら向うの戦力は何百人、こっちはすでにわかる範囲でも半分やられている、ここは・・・」

 

バサバサバサバサバサ!!!

 

「来たっ!ガイン、いいな、夜が明けたら外で落ち合おう!」

「よし・・・やられるんじゃないぞ!」

「そっちこそ!!」

 

廊下の正面から来るサキュバスたちから逃げるため、

ガインは階段を上へ、俺は下へ下がる!だが下からもサキュバスが!!

 

「でえい!!」

 

思い切ってジャンプ!

飛ぶサキュバスの背中を足場にして駆け下りる!

捕まえようとするサキュバスに気力を振り絞り剣を降ろす!!

ここへ来て城内にたちこめていた淫魔の香が切れてきたのか・・・?

無我夢中で階段を降りていき城の下へ下へ下へ・・やがて追ってくるサキュバスはいなくなった・・・!!

 

「・・・はぁっ、はぁっ、はぁっ・・・逃げ切った・・・か?」

 

気が付くと暗く湿っぽい場所についた、

じめじめしたなんというか排水路みたいな所・・・

あれだけ階段を降りたんだ、ここは地下のしかもかなり下の階・・・

という事は、ここからどこか外へ逃げる道があるかもしれない!!

だが危険だ、この奥はあまりにも真っ暗すぎる、こんな所見渡せるには夜魔ぐらいだろう・・・

 

「・・・でも、ここから上に戻るのは危険だ、何か明かりは・・・」

 

そうつぶやくと暗闇の奥から赤いものが見えた、

それが近づいてくる・・まさかサキュバスの目か?おれは身構える、

コツン、コツン、と足音とともに近づいてくる・・あれは赤く揺らめいている・・火?

 

「おい、お前こっちだ!早く来い!」

 

男の声だ!

火はジッポーの火!!

 

「ありがたい!どっちだ?」

「こっち!早く!仲間もいる!」

 

俺は声と火を便りについていく!

仲間・・・さっきガインに言っておいてあれだが、

やはり「仲間がいる」と聞くと心強い、いや、ガインもいるのか?

 

「ここの下だ!!」

 

真っ暗な細い階段を下へ・・足を踏み外しそうで恐い、

本当にこっちでいいのだろうか・・?そもそもこの案内してくれている男、

本当に味方なのか?ひょっとしたら罠なんてことも・・・うわっ!

 

「どうした?」

「いや、階段が急に無くなったからガクッとなっただけだ」

「この扉の奥だ・・・」

 

コンコン、コン、コンコンコン、とノックする・・

 

「お前か」

「ああ、やはりさっきの足音は仲間だった、連れてきた」

 

ギー・・と扉が開く、

中はたいまつで明るい・・・

そこに1人の男が見える、さらにはその明かりでこっちの道案内してくれた男も・・

 

「入れ」

 

中に入る、ガチャ、と錠を下ろす・・

2人の男はやはりこの城へ来る途中に見た顔だ。

俺の顔を見て2人は一瞬安心した顔をしたが即座に・・・

 

「おいお前、つけられてないだろうな」

 

剣を首筋にあててくる・・・

 

「だっ、大丈夫だ、それより・・ここは?」

「ああ、だだっ広い地下牢だ」

 

剣を下ろす男・・

案内してくれた方の男がジッポーの火を吹き消す。

 

「様子を見てきたがやはりここは大丈夫なようだ、コイツが来ただけでサキュバスは来てない」

「そうか・・・よし、お前も一緒に抜け道を探そう」

「・・・あ、ああ・・・」

 

生返事の俺・・ついていく。

本当に安全なのだろうか・・・

今は安全でもサキュバスたちに襲う相手がいなくなったらここへ探しに来そうだ・・・

ガイン、大丈夫だろうか?こんな事なら一緒に降りた方が良かったかもしれない、

このまま抜け出せればだが・・そうだ、他の仲間はどこへ?聞いてみよう

 

「なあ、ここにいるのは・・君たちだけか?」

「ああ、2人だけだ、お前を入れて3人になったとこだ」

「お前だって1人か?・・お、こっちはまだ行ってない・・何があるか・・油断するなよ」

 

慎重に進む2人、俺も剣を握ってついていく・・

どうしてこんなにたいまつで明かりが灯されているのに誰もいないんだ?

ひょっとしたらどこかに隠れていて・・と思っていたら前の2人の動きが止まった!?

 

「・・・おい、これは・・・」

「ああ・・お前も見てみろよ」

「え?どうした?・・・うわっ!!」

 

見るとそこには大きな牢があり、

鉄格子の向うには何十人もの子供がくるまっている・・・

布切れで身を包んだ子供・・みんな5・6歳から大きくても10歳ぐらいだろうか?

少し薄汚い感じだが・・50人はいるぞ、一体どうしてこんな所に?

まわりにサキュバスはいないが・・・子供たちが俺達に気づいたようだ、何人か寄ってくる。

 

「た、助けてください!」

「僕たち、さらわれちゃったんですっ!!」

「ママの所へ帰してぇー!!」

 

鉄格子から手を伸ばして救いを求めている、

みんな男の子だろうか?奥の子は暗くて顔もよく見えないけど・・

俺の前の2人が彼らに近づき問い掛ける。

 

「サキュバスにさらわれちゃったのか?」

「うん、おうちにかえりたいよぉ」

「サキュバスはどうしてここに君たちを?」

「うんとねえ、大人になるの待ってるんだってえ」

 

・・・食料保存庫とでもいうのだろうか、

いや、食料飼育所といった所か、可哀相に・・・

サキュバスの餌になるためだけに詰め込まれてるのか、

幼い子供ばかりなのはまだ精通が来てないからなのか?

という事は、射精できるようになったら、すぐに餌に・・・!?

 

「ねえ、僕たち出してよー、出口知ってるんだからー」

「何?本当か?」

「うん!だから出して!そこの扉の鍵を開けてよー!」

「よし、任せておけ・・・これなら何とか開けられるな」

「俺も手伝うぞ・・・あ、お前はサキュバスが来ないか見張っててくれ!」

 

俺は見張り役のようだ・・・

2人は子供たちが見守る中、牢の鍵をガチャガチャ開けようとする・・

錠前に針金を挿し込んで・・1人はジッポーで穴の中をよく見えるように・・・

子供たち・・顔以外布切れで隠してる・・牢の奥には少女も何人かいるようだ・・・

全身を布で隠している?そういえば、俺が最初に会った、ここへ導いたサキュバスも全身を・・ま、まさか!?

 

ガチャッ!!

 

「開いた!お前たち、もう大丈夫だぞ!」

「今、出してやるからな!!」

 

ギィ・・中へ入る1人の男!やばい!

 

「あ、あぶない!!」

「え!?」「何だ!?」

 

俺の叫び声に振り向く2人、

だが1人はすでに牢の中!すると・・・!!

 

「わぁい!わぁい!」

「おいこら、1人づつ・・おっ!?」

「ごはんだぁ!!」「人間だぁ!」「いただきまぁす!!」

 

ドサドサドサドサドサッッ!!

男に群がる子供たち、着ていた布切れがはだける!!

その幼い背中には黒く小さな翼としっぽが・・みんなそうだ!

奥に溜まっていた子供もみんな幼い翼としっぽをつけている、

この子供たち、全員少女、しかも、全員サキュバスの子供だあああああ!!

 

「ひぃ、ひっ、ひいいいいい!!」

「うわ!わああああ!く、くるなあああ!!」

 

ガシャン、ガチャッ!!

後から入ろうとしていた男が間一髪、牢の扉を閉めて錠をかける!

そして慌てて飛びのく・・彼は助かったようだ、でも中に取り残された男の方は・・・

 

「ぐ、ぐああ!た、たすけ・て・・くれえええええ!!!」

 

あっという間に子サキュバスの山が餌となってしまった男に群がる、

払いのけようと必死の男だが、いかんせん相手は小さいうえに数が多すぎる!

抵抗空しく服を破られ、倒され、子サキュバスたちの発する匂いで勃起しきったペニスに、

人間ならとても入らないであろうほど小さなヴァギナがまるで口のように蠢き開いて淫液を滴らし、

まさに「犯す」といった感じで一気に咥え込む!そして全体重をかけた子サキュバスが一気に体を沈めた!

 

ぢゅぼおおおおっっっ!!

 

「ぐあーーーっっ!!」

 

男の両手両足が子サキュバスの山からビクビクッと痙攣し伸びる!あっけない強制射精・・

その手の先も子サキュバスのあそこへ入れられたり腕や太股にまたがられ擦りつけられたり、

胸も乳首や腹を噛みしゃぶったり人間でいえばまだ7歳ぐらいのサキュバスが顔に抱き着いて

割れ目を口にガッポリとはめ幼い体をくねらせる!ああなると男はもうサキュバスの思うが侭、

舌でしゃぶらされているのだろう・・ねちゃねちゃにちゃにちゃと卑らしい舐め音が覆い尽くしている、

男の跨られてる顔はもちろん全身をくまなく舌でしゃぶられ幼い割れ目でもしゃぶられて・・・

足の指まであそこに入れられている!両足を大きく開かされ、右足の先を9歳ぐらいのサキュバスが股に入れ、

左足は8歳ぐらいのサキュバスが逆さにしがみつき足指1本1本を舐めしゃぶりながら股を太股に擦り付ける・・

そして大きく開いた男の股には2匹の子サキュバスが2段になって顔を近づけ、異常に長い舌2本が

睾丸に絡み揉みしゃぶったり、肛門の中を互いにずぼずぼ入れしゃぶっている、かなり素早く・・

しかもペニスを挿入中のサキュバスからびゅくびゅく漏れ滴る愛液交じりの精液をもしゃくりしゃぶってる・・

うぅ、哀れ餌となった男の体が子サキュバスの山からたまに覗けると全身淫らな液体でぬめり、

精気を皮膚からも吸ってるであろう噛み跡だらけ、乳首も痛々しくボロボロに・・

そこに割れ目を擦り付ける人間で6歳ぐらいのサキュバス・・うぅ、もう見てられない、凄まじすぎる・・

 

「ぐうぅ・・・う・・・うぐぐぐぐぅぅ・・・」

 

悲痛な唸り声が聞こえてくる・・

狂ってしまったのだろう、こうなるともう駄目だ・・

無論、助けようにもあれだけの数、どうしようもない・・・

 

「ねえ、こっち来てよー、一緒に遊ぼう♪」

 

山に入りきれなかったサキュバスたちが檻にくっついて話し掛けてきた!

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