お城の部屋に戻った・・・ もらったお土産を開けてみよう・・・ まずはこっちから・・綺麗な皿、モナカやおせんべい、 演者さんの写真集、小さな皮バッグに宝石箱なんてある、 スカーフ・・このへんは御婦人向けだな、後はタオルセットとか・・・ あんまり大喜びするような物は入ってない、あたりさわりのない物ばかり、 まあ写真集はファンにはありがたいんだろうけど・・もう1つの袋はどうだろう。   ガサゴソ・・・   今日のプログラムがあるこれ欲しかったんだ、 あと双眼鏡があって・・・毛布?いやこれはひざ掛けだな、 それとジュース、サンドイッチ、小さなワインが2本、おつまみ・・・ うーん、これは会場に来た時に開ける物っぽいな、底の方にミニ座布団や雨ガッパがある、 VIP席じゃなくてもVIP気分が味わえるセットとして売られてる物なのかも・・・   コンコン   「あ、どうぞ」 「失礼します」   シャクナさんの声だ。   「トレオ様、お風呂の準備が出来ました」 「ありがとう・・じゃあ入らせてもらうよ」 「お土産を見てらしたのですか?」 「うん、すごい量だね、これ」 「そうですね、貴賓席のお客様には、とにかくある物何でも詰めてる感じですから」 「いらない物もまじってるけどね」 「でも我侭な方ですと、屋根がある所にいても客席で お土産の雨ガッパ着てらしてる人を見て欲しがったりするのです」 「へえ・・・ちゃんと考えてるんだ・・さて、お風呂に入ろう」 「はい、こちらです・・・」       「あらー、トレオ様ぁー」 「ばばばばば、バニーさん!!」 「良い湯加減でしたよー、ごゆっくりどうぞー」   脱衣所で全裸のシグリーヌ女王にでくわした・・・ マリーさんがタオルで雫を拭き取り下着を履かせてる、 もちろんマリーさんだって裸だ・・め、目をそむけなきゃ・・・   「それともお体洗うの手伝いましょうかー?」 「え、遠慮します!国王様にそんな事・・って、シャクナさん!?」 「じっとしていてくださいね・・・」 「い、いいよ、自分で脱ぐ・・っ!!」   見上げて俺を見つけるシャクナさん!!   「・・・じっとしていてください」 「は・・・はいぃ」   瞳で瞳を見つめられ、 金縛りのように動けなくなり逆らえなくなった・・・ 胸がドキンと高まった・・・この感覚、ゆうべも味わったような・・・   するすると全て脱がされ恥ずかしい股間も涼しくなった、 正反対にシグリーヌさんはバスローブ姿となって髪を乾かしている。   「ではー、マリーを置いていきますからー、どうぞごゆっくりー」 「え、ええっ!?マリーさん?」 「お体を洗わせていただきますわ、ふふふ・・・」   その瞳だけでギンッ!と股間が熱くなった!   「それではー」   一礼して出ていったシグリーヌさん・・・ シャクナさんも清楚な服を全て脱いで全裸になった、 そしてマリーさんとともに風呂場の中へと連れて行かれる・・・   ぜ、絶対に何かされる!! でも、でも・・・2人に逆らえない!!!

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