「何をしてるんですか!!!」 拷問部屋に響く怒鳴り声! ピタッ、と時が止まったように動きも快感もストップする! マリーが声の方を向く・・俺も見たいけど顔を横にすら出来ない・・・   「マリーさん、あなたトレオ様に何を!!」 「まあ、これはこれはシャクナ様ではありません事、 こんな夜中にこんな似つかわない場所へ・・いかがなされたのかしら?」 「・・・・・今すぐどきなさい!トレオ様を放しなさい!!」   ・・・ふうっ、とため息をついて体を起こすマリー、 ドロッ、と愛液をこぼしながらやや無理矢理ペニスを抜き、 何事もなかったかのように拷問ベットから降り、手早く俺の手枷足枷を外す・・・ 俺はあいかわらず射精寸前で時が止まったままだ、眉一つ動かせない、まばたきがやっと・・ せっかく錠が外されても両手両足はまだ繋がれた時のポジションのままだ・・・うぅ、ペニスが痛い・・   「シャクナ様、何の御用でしょうか?」 「・・・マリーさん、あなた、とんでもない事を・・・!!」 「私はご主人様に性奴隷として尽くしていただけですわ?」 「・・・胸騒ぎがしてトレオ様の部屋に行ってみたら裳抜けの殻で、まさかと思ったらやっぱり・・」 「あら、単なる夜伽ですわ、眠れないとおっしゃるから・・・」 「白々しい喋りかたはやめなさい!とにかく、すぐにここから出なさい!」 「・・・仕方ないわね、あとほんの一瞬だったのに・・・」 「早く!あなた用の普通の寝室へ行きなさい!!」 「はーい・・そうそうシャクナ様、早く出してさしあげないと、それ、破裂しますわよ?」 「きゃっ・・・!?」   俺の前に来たシャクナの視線は股間へ・・・ど、どうなってるんだ!?   「酷い・・こんなに膨れ上がって・・・」 「惚れ薬の実が効いてるから、そのまま出させればシャクナ様のものにできますわよ?ふふふ・・」 「何て物を・・禁断の媚薬を使ったのですね!?」 「後は自由になさってくださいまし・・ふふふふふ・・・」 「トレオ様!すぐに、すぐに楽にしてさしあげますから!」   バタン、と扉が閉まった、出ていったのだろう・・ と、俺の上に乗り清楚な寝間着をはだけるシャクナさん! ・・・うわ!タオルか何かで目隠しをされた!?何も見えない!!   「トレオ様、よくお聞きください、媚薬の効果でトレオ様は 射精すると抱かれた人のものになってしまいます、ですがそれは、 相手をはっきり認識しなければ防ぐ事が出来ます、これからトレオ様を射精させますが、 決して目隠しを取らず、音も聞かず、トレオ様は何も考えないか、本当に結ばれた人の事だけを、 考えてください・・何も考えなければ良いのですがそれは非常に難しいでしょう、無理ならば、 せめてトレオ様が本当に愛する人を思い浮かべて下さい、 禁断の実の効果でその思い浮かべた人の虜になりますが、 それはトレオ様の選択ですので、間違いにはならないと思います・・・ どうか、どうか覚悟を決めてください・・もう猶予はありません、このままでは睾丸が破裂します!」   う・・うう・・・ううう・・・ 何とか手足が動くようになってきた・・ 必死にもがこうとするが押さえつけられた、 少女以下の力しかない俺ならシャクナさんでも簡単に・・ ううう!!体が暴れまわりたいようだけど、しっかり捕まれてるう!!   「思い浮かべるなら愛する人、愛したい人を想像してください! 間違って変なものを想像しては駄目ですよ?・・・では・・いきます!!」   ず、ず、ず・・・   「ぐう!き、きついっっ!!」   ずずずずず、ずず、ずず・・めりめり・・・   「・・・・っ!・・・・・っ・・・・・ん!」   声を殺すシャクナさん! 息もできるだけたてないようにしている・・ そうか、俺の頭の中を邪魔しないために・・ううう!! きつすぎる!もう、すぐに射精してしまう!よし、考えよう、 俺の愛する人、俺が永遠に虜となってもいい人を!それは・・・それは・・・   ハプニカ様の凛々しい姿が浮かぶ! ミルちゃんのかわいらしい表情が浮かぶ! ララさんの素敵な顔が浮かび上がる! リリさんのやさしい微笑みが浮かぶ! ルルちゃんの元気な笑顔が浮かんでくる! レンちゃんの無邪気な戯れが思い出される!   「・・・・・んあんっっ!!」   シャクナさんの声!シャクナさんの姿も想像できる! イク!イク!ついさっきの、マリーの魔女顔も浮かぶ! 全てがぐるぐるぐるぐる回って俺の頭に焼き付く!出る!ついに、本当に、 イクーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!! ぐあああああああああああああああああああああああああああ!!!!!

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