☆18禁裏小説7☆
ハプニカ様には直々に髪を切ってもらったりした、
それだけではなく、髭を剃ってもらったり、手足の爪まで・・・!!
「・・・ハプニカ様にこんな事までしていただけるなんて」
「これぐらい、たやすいことだ」
「恐れ多いです、大変・・・」
「こんな事で恐れていてどうするのだ」
「・・・いたっ」
「す、すまない、深爪になってしまった・・・ぱくっ」
「あっ!そんな、指を吸って・・・きたないっ・・・」
「・・・・・」
「あああっ、そんな、しゃぶらないで・・・指を・・・指の間まで・・・」
「・・・・・・・」
「手、手が!ハプニカ様の手・・・そこはっ・・・駄目っ・・・!」
「・・・・・・・・・・」
「ああっ・・・あ・・・あああああぁぁぁぁぁ・・・・・!!!」
快楽漬けの日々・・・
まさにハーレムといった感じだ・・・
悦楽の1ヶ月がたち、俺はようやくベットから立てるようになった・・・
「やった、両足で立てた!・・・おっと」
「大丈夫?まだ歩くのは難しそうだけど」
「ありがとうルルさん、ルルさんのリハビリのおかげで・・・」
「そうでもないよ、貴方の精神力がやっぱりすごいんだよ」
「そうかなあ・・・よし、歩行訓練もしよう!」
「まだちょっと早いよ、無茶して怪我でもしたら・・・」
「うーん、でも、すぐにでも歩けるようになりたいから・・・」
「すぐは無理だから、ゆっくり行こう?ね?」
早く歩けるようにならなきゃ・・・
身も心も完全に奪われる前になんとかしなきゃ、
この国を去れなくなってしまう、はっきり言って、
もう、いつ虜になって国王になる事を了承してしまうかもしれない、
これ以上の快楽漬けはもう危険だ・・・早く、早く出ていかなくっちゃ・・・・・
「失礼する」
「はい、ハプニカ様、お仕事はお済みですか」
「ああ、それでだ、そなたが立てるようになったと聞いて・・・」
「えっ?何ですか?その小さな箱は」
「うむ、そなたに贈り物がな・・・これだ」
中を開けるとそこには・・・
「こ、この金のメダルは、モアスの!?」
「ああ、そなたにお返しする」
「戻ってきた・・・嬉しい・・・ありがとうございます!」
「ウッホン・・・礼にはおよばぬ・・・」
「懐かしい・・・あ、あれ?でも、ちょっと・・・・・!?」
よーく見るとデザインが・・・違う?
これは・・・刻まれていた俺の名前もないし・・・!?
「・・・実は、そなたのはすでに溶かされてしまっていた・・・すまぬ」
「そう・・・ですか」
「それで色々調べて・・・同じ物を作ったつもりなのだが・・・」
「あ・・・りがとう・・・ござい・・ます・・・」
「・・・やはりうかぬ顔のようだな・・・すまない」
「いえ、そのお気持ちだけでも・・・嬉しい・・・で・・す・・・」
「それとは別に、これも受け取ってほしい」
「今度は・・・指輪!?」
「ああ、結婚指輪だ・・・どうか・・・受け取ってはもらえぬか」
「・・・・・・・・・・」
「受け取って・・・・・くれぬ・・・か?」
「・・・・・・・・・・・・・・・」
黙り込む俺・・・
沈黙の空間・・・・・
「・・・・・俺がちゃんと歩けるようになったら、答えを出します」
「そうか・・・・わかった、ではそれまでこの指輪は預かっておいて欲しい」
「・・・わかりました、あくまで、預からせていただきます」
どこか寂しそうに出て行くハプニカ様・・
考え込む俺・・・俺の意志はまだなんとか保っていた、
この国を出て行くという意志を・・・1ヶ月もの愛攻撃でボロボロだけど・・・
いかにどれだけ愛情を表現されても、それは緻密に計算した行為、作戦でしかないだろう、
俺をこの国の王にするための・・・本当は俺を愛しているのではなく、だ・・・・・
・・・本当にそうだろうか?
本当にみんなは俺を愛していないのだろうか?
俺の心は少し揺るぎはじめている・・・少しじゃないか、もう・・・
でも、本当にどうなんだろう、みんな、献身的に世話をしてくれてて・・・
愛してなければできないんじゃないかと思える事まで・・・!?うーーーん・・
・・・・・そういえばシャクナさん、どうしているんだろう、
あれ以来、会ってないな、ビンタされたあの日以来・・・
確か、俺が呼ぶまでもう来ないと・・・よし、じゃあ呼んでみよう・・・
「お久しぶりです、トレオ様」
「うん・・・そういえば俺、そんな名前使ってたんだっけ」
「はい・・・お会いできて、大変嬉しく思います・・・」
「お城には来てるの?」
「いえ、あの日以来です・・・お呼びがかかって、ほっとしています」
「もう呼ばれないと思って?」
「それもありますが・・・呼んでいただいたという事は、その・・・」
「その?」
「決心なされたのですね、国王になっていただける・・・」
「その事でいろいろと話を聞いてほしいんだ」
「はい、何でしょうか?」
「俺が国王にならなかったら、どうなるの?」
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