・・・・・ 「はい、今日はこんなとこだね」 左足の小指から指を離すとルルちゃんはタオルに手をかける。 「汗が出てきたみたいね、これもマッサージ効果なのかな」 「うん、ルルちゃんのおかげだよ」 ガチャッ 「ルルー、どうかしらー?」 「リリ姉さん!今、マッサージ終わったところだよ」 「そうー、じゃあー後はまかせてー」 ルルちゃんは軽く俺の首筋を拭いていたタオルをララさんに渡すと、 俺の顔を覗き込みながら言った。 「また明日もリハビリしようねっ」 一礼し部屋から出ていったルルちゃん、 そして部屋には代わってリリさんがいる。 「もう少しお体拭きますねー」 そう言いながら迷わず手を僕のパンツの中に! 「はあっ!な、何を!」 「ふふふー、ここを溜めると体に悪いですよー」 「ひぃ!し、しごかないでえ!!」 タオルごしに、ゴシゴシと俺のペニスをしごくリリさん、 強く、しかし絶妙に気持ち良く・・・ 抵抗しようにも身動きできないこの体じゃあ・・・ あ・・・性感がみるみるうちに高まっていく・・・  うう・・い、い、いっちゃうううーーーーー!!!

ぴゅううっーーーっ!! タオルの中へ大量の精液を吐き出す・・・ 快感の余韻と・・・今度は軽くではなく、 中程度に犯された感覚、恥ずかしさ・・・・・ 「実はーあなたが眠っていらした間ー、定期的にー・・・」 「そ、そうなの!?」 「はいー、時にはハプニカ様だってー・・・」 そんな・・・ そんなことを・・・ そんなことをされてたなんて・・・・・ 「もう1度ー、なされますかー?」 「い、いいよ、もう・・・いい」 「そうですかー、ではお話でもー」 ・・・リリさんの顔を直視できない! 平然とその・・・こんなことをやれるなんて、 リリさんっていったい・・・それにハプニカ様も!? タオルをしまうリリさん、 うーん・・・俺は一体どうなってるんだ? 「その、俺の体は・・・」 「もう大丈夫ですー、じきによくなりますー」 「で、でも、その・・・」 「安心してくださいー、それまで私どもが全てご面倒をー」 「・・・そうですか」 ・・・あれが夢でなかったら、 俺の力はもう元には戻らないのだろう。 でも、そんなことを微塵も感じさせないようなリリさんの笑顔・・・ 「これから先はご安心くださいー、 貴方様が国王になる準備は全て整ってますからー」 「国王に!?」 「はいー、ハプニカ様が正王妃でー、 ミル様が第2王妃、ララ姉様が第3王妃、 私が第4王妃、ルルが第5王妃、レンが第6王妃、 そして最後に第7王妃が・・・」 「ちょ、ちょっと待ってくれ!」 「な、何ですかー?」 俺はひとまず深呼吸をする。 「・・・誰が決めたんですか?そんな事」 「それはもちろんー、みんなでぇー・・・」 「俺の意志は?」 考え込むリリさん。 「困りましたねー」 「何が?」 「とにかく今はー、あなたのお体を治すのが先ですー」 「そ、それはそうだけど・・・」 「後のことはー、後で考えましょー」 そう言うと話を変えるリリさん、 あとはたわいのない話が続く。 それにしても、俺が国王に・・・ そうだ、俺は国王になるために戦ったんだ、 そもそもハプニカ様と少しでも釣り合える人間になるために・・・ それが・・・ 今の俺のざまは何だろう? 一生懸命戦ったが、最後は無残に・・・ しかも相手がレンちゃんだったし・・・ ・・・情けない、俺はなんて情けないんだ・・・ 「ど、どうなされましたー?」 「え?」 「な、涙がー・・・」 自然とぼろぼろ涙が流れる俺。 「・・・う・・・うっく・・・ううう・・・・・」 「あのー、そのー・・・・・」

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