「準々決勝、F・マリー対トレオ、はじめ!!」 ゴ〜〜〜〜〜ン!!! 銅鑼の音とともに間合いを詰めるマリー、 そして剣を振り下ろすっっ!! 俺はいつもの闘い通り剣でそれを受け止めるのだが・・・!! ガキィッッ!! ズキン!! 「な、何だ!?」 フフフ、と不適な笑みのマリー、 とまどう俺の表情を見てのものだ、 どういう訳か・・・マリーに攻撃されて・・・激しく起っちゃった。 ガキィン!ガシャーン!キィン!! 「う!は!はぁ!う、うわっ!!」 「ふふ、マゾの悲しいサガね」 なんてことだ・・・ マリーに攻められると・・・ ものすごく感じる体になってしまっているぅ!! 勃起した俺のペニスが邪魔で仕方ないし、それに力も・・・ ううう、攻撃を受ければ受けるほど・・・射精しちゃいそうだ!! 「アナタ、このままじゃあトドメと同時に射っちゃうわね」 「ぐぐう!ぎぎぎぎぎ・・・」 「でも、それってすごーーーい気持ちいいわよー、やみつきになるぐらい・・・」 「や、やめろ!それ以上・・・言うな!!」 「素直にやられちゃいなさいよ、そしたら・・・私の中で犯してアゲルからぁ」 魔女のささやき・・・ これに朽ち果てたら、俺は・・・ ハプニカ様に申し訳がたたない!俺には・・・俺にはハプニカ様しか!! ガキャーン!ガシャーン!ガキィーン! 「足がふらふらじゃないの、もう力が残ってないからかしら?それとも・・・」 「う、うるさい!」 「それとも、感じちゃってガクガクなのかしらぁ?」 「だまれ!だまれぇぇ!!」 「アナタ気に入ったわ・・・ハプニカを殺したらペットとして飼ってあげる」 な、な、何い!こいつもか!?

「・・・もう一度言ってみろ」 「いいわよ、審判に聞こえてないし・・・ハプニカを殺してこの国を手に入れたら、 アナタを特別に私専用の性奴隷として首輪つけて飼ってあげるわ、いいでしょ? 一生、私に犯されるのが仕事になるのよ・・・もーっと変態にしてあげるわ、ふふふ」 「ハプニカ様を・・・お前も狙ってるんだな!」 「そうよ、私はヴェルヴィみたいなドジはしないわ、アナタなんて色仕掛けでコロリ、だったでしょ?」 「う・・・」 「ハプニカに女王なんて無理よ、本当の女王は私こそ相応しいわ!」 「お前が親玉か!?」 「・・・さあね、とにかくハプニカはこんな刺激的に気持ちいいことしてくれないでしょ? どう?私の仲間になれば・・・本物の女王プレイが楽しめるわよ、ふふふふふ」 ・・・仲間になれだと? ハプニカ様を・・・ハプニカ様を裏切れと!? ゆ、ゆ、許せない!こいつ、こいつは、命に代えても倒す!! 「あら、怒っちゃった?でも私が攻めればほら・・・」 ガキィン!ギャイィン! ・・・・・俺は何も感じない。 「え、嘘?あんなにしっかり愛撫調教したのに・・・なぜなの?」 「・・・・・・・・」 「こ、来ないでよ・・・アブノーマルな快感を植え付けたはずなのに・・・どうして平気になっちゃったのぉ?」 「・・・・・・・・・・殺す」 「イヤアアアアアアアアアアアアアーーーーー!!!」

「そこまでそこまでそこまでーーー!やめろ!やめるんだーーー!!!」 ん?審判が血相変えて止めに入った・・・ あ、血だらけの女性が倒れてる・・・ひどい怪我だ・・・ うう・・・顔が見るも無残に・・・可哀相に・・・でも生きてはいるみたいだ・・・ まわりでは・・・観客が暴れてる・・・今にもこっちへ飛びだして来そうだ・・・恐い ・・・・・・・あれ?俺は・・・何をしてたんだ?剣と腕が血で真っ赤だけど・・・俺の血じゃ・・・ないよな・・・

「しょ、勝者・・・・・トレオーーー!!!」 ヒゲ審判が躊躇しながら俺の左腕を上げる・・・ 勝者・・・勝ったのか・・・俺は・・・マリーに・・・という事は、 今、血まみれで顔を潰している瀕死の女性はもしかすると・・・まさか・・・・・!? 「マリー!!」

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