「おにいちゃん、また私のCD勝手に持ち出して!」「うるさいなあ・・犯すぞ!」「いーだ!やれるもんならやってみー!!」
生意気なガキだな、本当に犯してやろうか・・まあいいや、もう眠い、さっさと寝よう・・寝て起きたら・・犯してやるか・・ふわぁ・・・
「起きなさい・・起きなさい」「ん・・うるせえ・・犯すぞこの・・・」「こら、起きなさい!!」
・・・・・誰だ?この声は・・はじめて聞く声、お姉さん声だ・・ん?お、鬼!?鬼のお姉さん!?虎皮の服で身を包んだ鬼のお姉さん・・・!!
「ようやく起きたようね」「お、鬼!」「そうよ、私は鬼よ、そしてここはどこだかわかる?」「あれ?ここは・・河原!?」「ここは三途の川よ」
・・・昔、おばあちゃんに連れられて行ったお寺で見た覚えがあるぞ、地獄の絵の上に雲があって、そこに生きている人が乗っていて、地獄を見学してる様子・・ あれって本当だったのか!?
鬼のお姉さんが三途の川の舟へと進む・・・こ、恐いな、俺にぴったりな地獄って・・どんなのだろう・・とにかくついていくしかないか・・・
「地獄はこっちよ、こっちこっち」鬼のお姉さんにさらについていくと・・・で、でかい!大きな岩山にものものしい鉄の扉が!!
「今日の見学者を連れてまいりましたぁ!!」ギギギィーーー・・・っと扉が開くと暖かい熱がぶわっ、と吹き出す!!「さあ、ここからが地獄よ」扉をくぐると・・・