ヴァルベリ無線電信局 2012.03.252009.3.25 毎日放送テレビ THE世界遺産 |
||
スウェーデンのヴァルベリ(Varberg)という所に巨大な無線アンテナがあり。 2004年に世界遺産に登録されたとのことである。
19世紀末この国はヨーロッパで最貧国でそのため国民の4分の1、約100万人がアメリカに移住した。アメリカのミネソタ州が故郷の気候に似ているためそこのアメリカでもここに移住した人が多かった。 移住した人と故郷に残った人との通信手段として一番早いのが電報だった。 この電報を送るため無線電信を使うことが考えられた。 しかし、まだ当時短波は使えず、17.2KHzの超長波中波を使っていた。 大西洋を通り越して電波を届けるためには巨大な出力が必要で、また大西洋に向けて障害物のない場所にアンテナの設置が必要だった。 そのためスウェーデンのヴァルベリが選ばれた。 ここに1924 年に Ernst Alexanderson という人が無線電信局を作った。 彼はスエーデンから移民したアメリカ人であった。 出力は100Kw、その電気は自前で発電していた。この発電機はアレキサンダー交流発電機というもので当時の最先端技術だった。 アンテナの高さは127mで6基で構成されている、高圧送電線の鉄塔のようなしろのものだ。
この無線局のコールサインは『SAQ』 当時、たった1行の電報を送るのに月収の10分の1かかったそうだ。 しかし、短波通信の出現でたった10年でその役目を終えた。 しかし、今も現役で稼働させることが出来、年に1回この局からSAQのコールサインで無線通信がエベントして行われる。 この通信を受信したことをインターネット報告すれば受信証明書が発行されるようだ。 詳しくは 【フリー百科事典Wikipedia】 |
||