007:NEXNET
 98年秋からサービスが始まった業務用無線通信システムで、携帯電話機能のついた業務用無線(通信コストが低いデジタル移動体通信サービス)である。 。 NEXNETは,米モトローラが開発したもので,無線通信のほか一般電話とのも接続できる。無線機自体は携帯電話型をしている。ただし,あくまでも業務用無線としてサービスされるので,電話として使用しても通話は5分に制限される。

 モトローラ鰍ルかで結成されるDJSMR事業組合(財団法人日本移動通信システム協会)と,ニチメン梶C米ネクステルインターナショナル社,オリッタス(株)の共同出資による合併会社が運営している。

 サービスの内容は,相手を直接呼び出す「ビジネスコール(個別通信)」,特定グループの端末を一斉に呼び出す「グループコール」,すべての端末を一斉に呼び出す「フリートコール」,そして携帯電話としての機能「テレプラス」などがある。
 科金プランは月額基本使用料2600円のローコールプラン、6500円のダイレクトコネクト、使用無制限なハイコールプランまで,6種類ある。詳しくはhttp://www.nexnet.co.jp

 現段階での使用可能なエリアは電話機能だけでは都内23区内と横浜,大宮,千葉,成田 その他主要都市である。無線機能の使えるエリアは電話機能のそれよりもさらに広い。
 都心部での使用状況であるが,屋外では良く電波が入るが,建物内では少し受信状態が悪い。しかし基地局のゾーンがかなり大きいのか,移動中に切れることは少ない。

1.5GHz帯の電波を使用し,最大0.5Wの出力。NEXNETサービス開始当初は,電話横能で受信する場合、受ける側でも課金きれたが,7月1日の料金改定で,受信には一切課金されなくなった。加入電話から電話を掛けてもらう場合は3分10円の市内通話料金だけで話せる(NENETから発信する場合1分40円)。

法人向けサービスで個人での利用はできないということになっている。また、無線局として免許申請を行なわなくてはならない。一斉呼出し機能は便利で,個別の通信の場合も通話料はかなり安い。(ビジネスコールの場合,夜20時〜翌7時までは通話料無料)。

 今後、個人ユースを考慮した販売方法を検討し,郵政省への根回しも考えれば、普及するだろう。