* 出汁をとる(煮干か昆布か)
初めの頃は、ヤマキや味の素の出汁を使ってましたが、
徐々に自然の出汁を使うようになりました。
朝なら前の日の夜 夜は昼 昼は朝と最低半日は出汁
を取る時間にかけるようにしています。
豆腐や野菜系の具なら煮干 魚系は昆布で取っています。
煮干は頭を取り、大なら2-3 普通のサイズなら4-6程度を小ぶりの出しパック
に入れて中くらいの鍋8分目で4人分清水張って漬けます。
* 煮干や昆布は煮立つ前に取り除く
火は中火にします。細かい泡が出てきたら、昆布は引き出し、
煮干はもう少し置いてます。
身が白味の魚や蒲鉾は昆布の出汁では淡白に成りますので、
削り節を一掴み漉し笊に入れて、多少煮出してます。
* 貝は口が開いたら御椀に引き上げる。
貝は昆布の出汁を引き上げた段階で入れます。
するとすぐ身が開いてきます。殻が開いたら、
次々と御椀に引き上げてます。貝は煮ると身が痩せます。
* 味噌をとぐのは最後に
味噌は最後に溶ぎ、仕上げです。
味噌はせっかく出汁を取っているので、
無添加の醸造味噌を使ってます。
笊や籠の網を介して漉して溶いています。
豆腐を入れるのは味噌の後、暖まってきてからです
煮立てないこと
煮立ったあっつい味噌汁はよく定食屋さんで出てきます。
結構美味しいですがこれは汁に歴史の積み重ねがあるようです。
どうも素人は煮立てないほうが無難のようです。
* 青みを添えよう(例えば糸三つ葉)
色取りに青みを添えるときれいで、日本料理らしくなります。
青味は若布もそうですが、特に汁と合わせて煮込む必要はありません。
予め御椀に入れて置いて、温まった味噌汁をお椀に入れれば、
それで火は十分です。
なお味噌汁の具は基本的に煮込む物では無く 風味を味わうようにします。
特に魚や貝の具は上がったら、御椀に移し、煮崩れや風味の劣化を防ぎます。
青味のインゲンなども下茹でしておきます。
これらの具は御椀に予め入れて整えます。食べる直前具の風味の残る汁を温め、
汁物について
身 は蛋白質系 例えば鶏の笹身 豆腐等
つま 青物 例えばゆでた ほうれん草 三つ葉等
吸い口 木の芽 柚子など香りつけ