週刊「きたのたより」を始めます。

五月から「ぷーたろー日記」を書いてきましたが、日記として書くことがしんどくなってきました。

2002年からは「週刊」(不定期になるかもしれません。できるだけがんばります。)として書くことにします。

尚、この週刊「きたのたより」はメールマガジンとしても配信いたしますので、ご希望の方はメールにてご連絡願います。

[ko-ara@sam.hi-ho.ne.jp]

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第1号 2002.1.22

第2号 2002.1.29

第3号 2002.2.5

第4号 2002.2.21

第5号 2002.3.1

第6号  2002.3.11

第7号 2002.8.16



週刊「きたのたより」   第6号  2002.3.11

目次

  1. この頃のこと(3.1〜3.10)
  2. 学校保健法施行規則の一部改正案に対する意見
  3. 飲食文化研究会(第6回)
  4. 私立「きたの図書館」(5号室)

1.この頃のこと(3.1〜3.10)

「ぱお」の総合パンフがやっと完成する。これでやっと1枚で説明できるようになった。本格的に会員募集に取り掛かることができる。

3月2日、金子勝講演会。悪天候で講師の乗った飛行機が千歳―函館間を右往左往。こちらも講演開始時間を遅らせたり、あちこちの駅に迎えに行ったりで右往左往。予定時刻を大幅に遅らせたが、講演会はなんとか開催。

終わってから、小別沢トンネルのお別れパーティーへ。

3日、ひな祭り。前号の飲食文化研究会で紹介したマグロのカルパッチョを作る。

5日、ぱお賃貸契約。もう後戻りはできない。

8日、ジュディスグラン講演会のチラシをマリリンジョンソンの参加者に郵送。

9日、これからやに行き、「ともに育つ」3月号の印刷と発送作業。下の子二人を連れていく。里咲は発送を手伝い、大地はこれからやの店番を手伝う(?)


2.学校保健法施行規則の一部改正案に対する意見

文部科学省より学校保健法施行規則の一部改正にあたっての意見募集(パブリックコメント)がありました。

【改正内容】
   近年の知能検査に関する手法の多様化や、色覚に関する知見の集積等を踏まえ、学校保健法施行規則(昭和33年文部省令第18号)の一部改正を行う。
1.就学時の健康診断関連
   (旧)知能については標準化された知能検査法によって知的障害の発見につとめることとする。
         ↓
   (新)知能については適切な検査によって知的障害の発見につとめることとする。

2.児童、生徒等の健康診断関連
   健康診断の必須項目のうち、色覚検査を削除する。

   注)   1については、平成15年度就学予定者に係る健康診断から適用し、2に
ついては、平成15年度の健康診断から適用する予定です。


以下、これに対する意見です。

@パブリックコメントの実施方法について

・意見募集期間が非常に短い。
 私は2月22日の北海道新聞でこの意見募集を知りました。それによると21日プレスリリースとのことです。このホームページは2月19日作成となっているようですが、実質募集期間は2週間に満たないわけです。真摯に意見を聞こうということではなく、年度内に間に合わせるためのアリバイ作りと受け止めざるをえません。
・なぜ会社名などを書かせ、公表の可能性を示すのか。
 他の省庁のパブリックコメントで、このような記載は見たことがありません。貴文部科学省でも法務省と連名の人権教育についてのパブリックコメントについても、会社名・職業等の記載はありませんし、「公表はしません」となっています。このことは別のパブリックコメントでも申し上げましたが、「いやがらせ」あるいは「職業によって意見を切り捨てるための選別」のどちらかなのでしょうか。もし、氏名・会社名を含めた公表の可能性をいうのなら、一部ではなくすべての寄せられた意見について公表していただきたい。

A就学時の健康診断関連について
 なんのために「知的障害の発見につとめる」のでしょうか。指導のための参考にするのなら、「知的障害の発見」ではなく、「知能程度の把握」でよいはずです。あえて、「発見」というのは学校教育法施行令とあいまって、「知的障害」を持つ子を選別、振り分けするためのものということです。私たちはどんな子も共に育つことを通じて、共に生きる社会が作られると考えます。振り分け、選別されて育った子は、振り分け・選別することが当然と感じます。差別に疑問を持たない子が育ってしまうのです。
 この健康診断が「障害児」の選別のためのものである以上、検査の方法を変えるのではなく、この機会に健康診断自体を廃止すべきです。少なくとも「知的障害の発見」を目的とした検査は即刻廃止すべきと考えます。
 障害を理由に子どもを教育の場で分けることは、上級法の位置付けにある「子どもの権利条約」に違反しています。

B児童、生徒等の健康診断関連
 「色覚検査」については、以前より不要であり子どもたちの中に「差別・いじめ」の原因を作るものと指摘されてきたことです。15年度ではなく、14年度から廃止すべきです。(経過措置でも行政指導でも運用上の指導として何とでもできるはずです)
 さらに、この機会に児童、生徒等の健康診断について全面的に見なおしていただきたいと考えます。
 国民の「健康」に対する考え方は変化してきています。子どもの健康管理のため本当に必要なのは何か、「差別・いじめ」の原因にならないか、子どものためでなく教える側の都合で行ってきたものはないのか、など全面的な検討の時期に来ていると考えます。そもそも、健康診断は「学校で」「一斉に」やる必要があるのでしょうか。自分の健康は自分で管理する、という教育と、自由に無料で(または安価で)個別に健康診断を受けられる制度が必要になっているのではないでしょうか。

以上


3.飲食文化研究会(第6回)

【ソーセージサラダ】

冷蔵庫に骨付きソーセージが転がっていました。これだけを焼いて皿に盛ると、子どもたちは野菜を食べないのでサラダにしてみました。

@ソーセージはフライパンに入れふたをして弱火で暖める。焦げ目がついたらひっくり返して同じように反対側も焼く。

A適当な野菜を千切りにする。玉ねぎは薄くスライスし空気にさらす。

B焼けたソーセージを小さくきり、野菜と混ぜ合わせドレッシングをかけ、混ぜる。少し放置し味が馴染んだらできあがり。

※ドレッシングは前回のカルパッチョのドレッシングと基本的に同じです。カラシ(マスタード)をいれた方がよりおいしいと思います。(うちでは子どもたちが食べられなくなるので入れなかった)

玉ねぎは水にさらすより空気にさらした方が辛味はとれます。今回使った野菜はレタス、きゅうり、玉ねぎです。ソーセージは骨付きの必要はありません。ウインナーでもフランクフルトでもなんでもいいでしょう。「ソーセージのまま食べると少し足りない」というときにこのサラダは増量に使えます。


4.私立「きたの図書館」(5号室)

「聖者の行進」野島伸司 幻冬舎文庫 686円

水戸事件(アカス紙器事件)をモデルとしているといわれるTVドラマの小説版。TVドラマは見ていないが、原作だと思って買った。しかし、そうではなくTVドラマを小説化したもの。そのためか小説としては描写は単調。セリフがすべてを語る。

「もっと強くなりたい」というももに対して、弁護士の宇野は言う。「強くなることはないです」「強くなるというのは鈍くなるということです。痛みに鈍感になるということです。……強くなったと錯覚した人間は他人を攻撃する。痛みに鈍感で優しさや思いやりを失う」

そういえば昔、「強くなければ生きていけない、優しくなければ生きていく資格がない」という言葉が流行った。優しくあるためにまず強くならなければ、ということだった。しかし強くなろうとしたとき、やはり優しさや思いやりはどこかへおいてきてしまったような気がする。☆☆☆


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週刊「きたのたより」   第7号  2002.8.16

目次

  0.お詫び

  1. この頃のこと@(3月〜7月)
  2. この頃のことA(4.2〜5.1)

0.お詫び

 「週刊」のつもりが気がついたら月刊どころか「季刊」になっていました。すみません。


1.この頃のこと@(3月〜7月)

3月  地域生活きたのセンター「ぱお」立ち上げに向けた準備に追われる。

4月  4月1日「ぱお」発足。2日オープニングバザー、作業所会員(利用者)はいないもののとりあえずの滑り出し。問合せはあるのでそのうち何とかなるだろう。

    寺子屋もスタート。春休み中からはじめられなかったので、4月中を無料体験期間とする。

    「子どもの育ちを考える集い」で昼食と本を売る。昼食はあっという間に売りきれ、本はぼちぼち。

    高校の授業が始まる。最初の授業は、生徒も私も緊張していた。

5月 「ぱお」の作業所会員が二人に。寺子屋も有料化。なんとか形ができてきた。雑貨屋では、バザーで残った衣類等をそのまま陳列していたらそこそこ売れることがわかったので、引き続き「リサイクルコーナー」として継続することにした。

6月 作業所で5月に始めた「エコクラフト」をバザー等にむけ本格化させる。「よさこいソーラン祭り」の清田会場で初めて福祉バザーに参加。隣のお店に比べ、商品点数も陳列もまだまだ。はっきりいってあまり売れない。

   高校は高体連や中間試験で時間割の変更が相次ぐ。授業がつぶれ時間数が減っても賃金が減らないのはたすかる。

7月 作業所会員はまだ二人のままだが、秋に実習生を受け入れることが決まる。見学や問合せも増え、助成基準(5人)の目処がついたとはいえないもののなんとかなりそうな感じは見えてきた。

   7月末の「北野ふれあい夏祭り」の福祉バザー・フリーマーケットに参加。商品構成や陳列にまだまだ改善の必要はあるがまずまずの売上。売上で雑貨屋の陳列棚を追加購入する。

   高校は試験が終わると「学校祭モード」。生徒の授業への集中度が格段に落ちる。

 

2.この頃のことA(8.1〜8.15)

8月3日から10日まで、日本福祉学院の通信教育のスクーリング。事前の学習はほとんど出来ないまま参加する。「ぱお」は短縮営業。

8月5日は実習のガイダンスのためスクーリングは昼で終わる。午後から雑貨屋の仕入等で走り回る。

8月9日、「『障害』児を普通学校へ・北海道の集い」「全国交流集会実行委員会」が開催されるがスクーリングのため参加できず、夜の交流会のみ参加する。

8月10、11日 「子どもの健康を考える集い」。10日夜の交流会から参加。

8月12日よりやっとお盆休み。(今週は「ぱお」も休み)、子どもにあちこち連れてけといわれるが、天候不順。青少年科学館に行く。

8月14〜15日、倶知安に帰省。

 


とりあえず、更新を優先しますので、「図書館」「飲食文化研究会」その他はお休みです。