2003ホノルルマラソン旅行記 T.K
3日目〜最終日
ホノルルマラソン:
3日目のメインイベントは言うまでも無くホノルルマラソン。朝2時に起床。食べるもの
をまず食べ。それから走る格好を身につけていく。送迎バスの到着は3時なので、
慌しく1時間の間に全ての準備を行った。3時の5分ほど前にロビーへ降りて、送迎
バスの到着を待った。ロビーには赤い帽子を被ったチームぴあの参加者が大勢いて
みんながソワソワと落ちつかない雰囲気で、緊張感を漂わせていた。
そんな景色を冷静にみつめ、『よしよし、こうならないと・・・』と妙に落ちついている
自分がいた。
送迎バスは予定よりも早くアラモアナ公園に到着。暫らくして寛平リーダーが到着する
と、エイエイオーイベントが開始された。このあたりからテンションは徐々に上がってく
る。これまでこのイベントは公園の外れで人が少ない場所で行っていたが、どういう訳
か今年はすぐ側に仮設トイレが設置されてしまい、トイレ待ちの人がじーっとこちらを
観ていた。優越感を感じながらもちょっと恥ずかしいような・・・
これ以降は本編のほうへ・・・
ホノルルマラソンレース後:
レース終了後は、チームぴあテントの中でゆっくりと過ごした。ホノルルマラソン当日は
当然の事ながらホノルルマラソンがメインのイベントとなる訳だが、時間的には、スタート
が朝5時。私の場合、3時間23分でゴールしたので、8時30分にはレースが終わって
いる事になる。普通ならこれから動き始める時間??? という訳でアクティブに動き
廻るなら、この日に別のオプショナルツアーを入れる事も可能だし、買い物だって充分
できる時間がある。でもこの特別な日は、少しでも長くこの会場に身を置いておきたい。
そんな気持になる。だから何をする訳でもなく、テントの下で横になったり、用意されて
いる食べ物をつまんだり、コース脇へ応援にいったり、時にはビーチに脚を冷しに行っ
たり・・・ これといった目的を持たないで、心地良い時間を過ごした。
ホノルルマラソンのゴール地点であるカピオラニ公園には午後2時過ぎまでいたような
気がする。レース開始から9時間。この時間でもコースにはまだまだランナーが居た。
時間制限がないので、走る意思さえ持っていればゴールさせてもらえる。
私達は、いったんホテルへ戻り、夕方から始まる完走パーティーに備える事にした。
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中央寛平ちゃんを囲んで… |
お笑いコンビ$10とサバンナ |
完走パーティー:
完走パーティーは夕方6時から始まった。チーム内表彰では、でんでんむしさんが見事
優勝。賞品としてMDプレーヤーを獲得。A子さんは自己申告タイムに近かったという事で
アミノバリュー1ケースを獲得。K枝は、チーム内順位がぴあホノルルマラソンツアーの
開催回数と同じだった?とかで表彰されたが、賞品は寛平リーダー他若手芸人さんとの
記念撮影権だった(複雑。。。) その後は、トークやゲームで多いに盛りあがり、最後に
スライドショーをみて解散。毎度の事だが、このパーティーが終了すると、ホノルルマラソン
という自分にとって特別なイベントが終わってしまう事を実感し、名残惜しい気持になる。
(涙が出そう???) 本来なら完走パーティーだけでは物足りないので、もう一軒。と行きた
いところだが翌日は、6時出発のイルカと泳ぐツアー(ドルフィン&ユー)が控えているので
おとなしく退散。翌日に備える事にした。
4日目:
ドルフィン&ユー:
この日は6時にホテルへお迎えが来て、バンに乗ってマカハビーチへ移動。6時出発という
事で起きたのは5時。ひじょーに眠かったがドライバーのお姉さんの話しが面白く殆ど寝ず
に現地(マカハ)へ到着した。現地では、かわいいおこちゃまと見事に日焼けしたお姉さんが
家の門を空けてお出迎え。廻りの家の雰囲気は、これが同じ島なのか?と思うほどワイキキ
とは掛け離れて居て、ローカルな感じが漂っていた。(例えるなら東京から田舎のおばあちゃ
ん家に来たような感じ???)
迎え入れられた家では早速、ドルフィンスイムの準備に取りかかった。ウエットスーツのサイズ
を合わせたり、フィンのサイズをチェックしたり... 一通りの仕度が済むと再びバンに乗って
イルカ達が集まるというビーチへ移動した。
ビーチに到着すると逞しいお兄さん達(カヤッカー)のお出迎え。まず最初に参加者全員で
大きな輪になり、リーダーの話しを聞きながら、マカハの空気を感じた。このビーチは原住民
達にとっては神聖な場所だそうだ。その後、シーカヤックに乗るグループを決めた。一艘の
カヤックにはカヤッカー一名とツアー参加者ニ名の三人組で乗船する。私はK枝とペアになり
担当カヤッカーは、白人のNalu(ハワイ語で波と言う意味。日本流だと波平って感じか???)に
決った。 そして自然の恵みに感謝するといったような祈りをこめて、プルメリアの花を海へ捧げ
リーダーの掛け声と共にカヤックへ乗りこみ一斉に波へと突入して行った。
これがかなり恐かった。。。
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打ち寄せる波をいくつか乗り越えると穏やかな海原へ辿りつく。 すると早速リーダーからイルカの群れ発見の知らせが・・・ 大きな音を立て無いように慎重にカヤックから海の中へと入り、 シュノーケリングを開始するが、イルカの姿は見えず... それ でも暫らくすると、水の中から『キュイーン、キュイーン』というイル カの鳴き声らしき音が聞こえてきた。その音を頼りに、泳ぐが音は 近づいてこず...気がつくとパートナーのK枝から大きく離れていた。 |
一回目の挑戦は失敗に終わった。リーダーの指示でポイントを移動する事になったが、肝心 のカヤックが遥か彼方に... Naluは他のカヤッカーと話しをしていてリーダーの指示に気 づいていなかった。 『頼むよーNalu(波平)!』 手を振っても気づかないので、Hey Taxi! と叫んだらようやく気づいてくれた。一度カヤックに乗りこみ、ポイントを移動する事になったが K枝がうまくカヤックに乗れない。その間に他のカヤックは次のポイントでシュノーケリングを始 めていた。仕方がないので後ろから持ち上げて、強引にカヤックに乗せた。『Let'S Go!』の 掛け声と共に次のポイントへ行くがここでもイルカとは遭遇できず... |
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『これは駄目か???』と思っていたら、前方でジャンプしているイル カの群れを発見。そのイルカ達がこちらへ向ってきた。これはチャ ンス!ということで素早く海に飛び込み、シュノーケリングを始める と、20頭近くのイルカの群れが眼下でジャレはじめた。子イルカ が親イルカに身体をこすりつけたり、群れがそのまま上昇してきたり 凄いスピードで泳ぎ、消えたかと思うとまた戻ってきて、水面から ジャンプしたり…本当に信じられない光景だった。これは奇跡??? |
イルカ達の遊び場に迷い込んでしまったような感じで、私達の存在に気づいていないかのように 自由自在に泳ぎまわっていた。時間が経つのを忘れて見入っていた。イルカとの遭遇率80%と いうのがこのツアーの紹介にあったので、何らかの形でイルカを観る事ができるんだろうな!とは 思っていたが、こんなに凄い状況に巡り会うとは… 水中眼鏡の中で、涙目になるほど感動した。 時間がどれぐらい経ったのか分からないが、暫らくするとイルカ達は消え去り、もとの静寂が戻っ てきた。興奮しながらカヤックに乗りこむと、微妙に気持が悪くなってきた。 どうやら夢中になっ て、水面を漂っていたせいで、波酔いしてしまったらしい。 情けない... |
でも、イルカの大群とは巡り会えたし、ダブルレインボーも見た。もう大満足。早く陸へ戻りましょ!
と思っていたら、サービス精神旺盛なNaluはさらにイルカのポイントへ移動し、ダイブOKのサイン
を出した。しかし天気が曇ってきたこともあって体は冷えてきているし、波酔いで気持悪くなって
きたのでもうギブアップ。陸の方を指差してLet'S Go!と言ったら、『Finish?』と聞いてきたので、
『I'm full.』と応えてドルフィンスイムは完了。陸へあがるまでの間にシーカヤックの漕ぎ方を教わ
るが、Naluが漕ぐようにうまくは進まなかった。さすが海の男は違う。
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陸へ上がって、暖かいハーブティー、チョコ、フルーツなどを頂いて、 一息つくと今度はフラのレッスン開始。フラには、デパートで夏にな ると流れるような音楽に合わせて踊るモダンフラと厳粛な雰囲気の中 太鼓などに合わせて踊る古典フラの2種類があるそうで、この日習っ たのはどちらかと言えば後者の方?これがかなり難しい。上半身に意 識を集中すると、下半身が遅れるし、下半身に集中すると上半身の動 きがみんなと逆になってたり。。。 観るのとやるのでは大違いだった。 |
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最後に、フラの模範演技と、カヤッカー達の大爆笑オリジナルフラを 観賞してツアー終了。わずか半日のツアーではあったが、内容盛り 沢山でとても楽しかった。それにしても、あのイルカの大群は凄かった なー... 何か人間が踏み入れてはいけない領域に足を踏み入れ てしまったような・・・ マカハビーチ、ここは本当に神聖な場所だった。 目を瞑ると浮かんでくるあのイルカ達の姿や、明るく逞しいスタッフ達 の事を思うと、ハワイにまたひとつ、戻るべき場所が生まれたような気が する。 |
Duke's:
神聖な地、マカハを出発し、ナナクリにある小錦の家(すげー豪邸)を外から見学してワイキキに
戻ると、お昼の時間になっていた。このあとはアラモアナSCで買い物する予定になっているが、
その前に腹ごしらえ。個人的に買い物は苦手なのだが、ここで拒否してしまうとK枝の機嫌を損ね
てしまうので、お付き合いせねばならんが、腹が減っては・・・という訳で、以前から入ってみたかっ
た海辺のレストランDuke'sで昼食をとることになった。
ここでは、LUNCH
BUFFET ($10.50)を注文。それから食後のデザートとしてフラパイを頼んだ。
BUFFETは、サラダを中心に照り焼き、魚のピカタ風のもの、やきそば、ライスなどそれほど種類
豊富と言うわけではないが、一通り揃っていて、味も良かった。でもここの良いところはお店の
雰囲気。海が見える明るいテラスで爽やかな風に吹かれ、鳥のさえずり声を聞きながら食事を
したら、そりゃー卵かけご飯だって美味しく感じちゃうかも... 店員の対応も良く、爽やかな笑顔
で受け答えしてくれる。BUFFETのほうは2回戦で終了し、食後のデザートを待っていると、巨大な
アイスが登場した。オレオみたいなクッキーの上にさっぱりめのアイスがどっかりとのっかってて、
その上にチョコと生クリームがこれでもかというくらいのせられている。HPで見た時はサイズが分から
なかったが、これほどまでに大きいとは・・・ こんなの一人で食べてたらすぐにランナーの体型
では無くなってしまう。ということでみんなで突っついて食べる事にした。
ナイキブース:
![]() ダイヤモンドヘッドをバックに・・・ (カピオラニ公園にて) |
昼食も食べ終えた事だしあとは、アラモアナSCを 残すだけ?と思ったが、その前にカピオラニ公園 へ行ってアルバムの注文と、大会翌日ということで 値段が下がっていると思われるTシャツを買いに、 ナイキのブースへ行った。まずは狙っていたオレン ジのTシャツを物色。Mサイズで狙い通りのTシャツ が売れ残っていた。まずはこれを購入。それからテ ント裏に廻りこんで、ゼッケンと完走証をパウチして もらい、その後アルバムを注文。こちらは、毎年ぴあ ホノルルマラソンツアーでお会いするK野さんグルー プに混ぜてもらって定価より2000円安で交渉終了。 アルバム用の記念写真を取って、やるべきことは、 完了。残すはアラモアナSC。あんまり行きたくない んだけど仕方がないか...(本当は、ビーチでゴロ ーんとして、夕日でも眺めていたかった・・・) |
アラモアナSC:
アラモアナSCへは今回最初で最後のザ・バスで移動。乗り場所とバスの行き先がイマイチ把握できて
なくて一苦労したが、無事アラモアナSCに到着した。ここで携帯電話を予め渡しておいた母&おばと
合流する予定だったが、携帯の電池切れで繋がらず。。。 まっいっか?と思っていたら、偶然マカイマ
ーケットをさまよっていた?母を発見。こっちはまっいっかだったが、あっちは一大事だったようで、かなり
ドキドキしていたらしい。(アラモアナSCまで2人で行けたんだから、合流できなきゃ帰る事だってできる
と思うのだが・・・) まあこれも良い勉強?ということで・・・
ここで一度解散して、各自好きなお店をみて廻りましょ!ということになった。私はK枝について行き、
いつもと同じように店を冷やかして?廻った。これが本当に疲れる。2時間走るより、2時間買い物に付き
合うほうが疲れるんだよね。買い物を終えると、みんなで再集合して、最後の夕食は、マカイマーケットで
食べる事になった。ここはアラモアナSCの1階にある巨大フードコートで、和食、洋食、中華と何でもあり
って感じの屋台村のようなもんで、私はその中から、これも前から食べよう食べようと思っていて食べる事が
できなかったヤミーコリアンBBQでカルビプレートを食べた。評判通りなかなかのお味。肉は柔らかく、
ボリューム満点で、値段も安かった。K枝はパンダエクスプレス。ここもなかなか。
お土産:
最後の食事も済ませて、あとはワイキキへ戻ってABCストアとDFSでお土産を買うのみ。ワイキキへは、
ピンクトロリーで移動。ワイキキトロリーはレッド、イエロー・・・と色々あるが、殆どがパス券を持っていないと
乗れないのだが、ピンクラインとグリーンラインは現金の支払で乗せてもらえるらしい。ちなみにピンクトロリ
ーは$2だった。アラモアナとワイキキを繋ぐ役目を担っている。ロイヤルハワイアンショッピングセンターで
降りて、すばやくDFSへ移動。ここで、でんでんむしさん、hiroさんとお別れ。彼らは翌朝私たちより1本早い
便で帰国する。日本に戻ってサムズ忘年会での再会を約束してさようなら...
(でも、このあと何度もDFSで会った。さらに翌朝、空港でも...)
私、K枝、母、おば、A子さんの5名は行動をともにして最後の追いこみをかけるが、A子さんはもう1泊余分
に泊まるので余裕しゃくしゃく??? 私は足が棒になってしまい戦意喪失。あとのことは良く覚えていない
が、とりあえず買い物が終了した。ハワイから買い物が消えたら、あと30パーセントは楽しめそうな気がした。
何はともあれ、これで今回のハワイ旅行(いやホノルルマラソンツアー)の日程はほぼ終了。あとは部屋に戻
って、脱ぎ散らかされている洋服と、調達した戦利品?をスーツケースに詰めこんで終わり。
ラナイから星空を見上げて、1ヶ月後また来るからねーと呟いて就寝。。。
最終日:
最終日は6時前にお迎えのバスがやってきた。ちょっと早すぎるよ!と思うが、まあ関空経由にならなかった
だけましか・・・ なんて思っていたら空港に着いてサプライズが・・・
JALのエコノミーカウンターでチェックインすると、受付のおばちゃんが何度か電話でやりとりをした後、にや
っと微笑んだ。嫌な予感・・・『まさかダブルブッキングで席がないんじゃ?』という心配をしたが、あっさりと
搭乗券を渡され、とりあえずホッと一息。このあと、朝食を食べに行き、でんでんむしさん、hiroさんと再会。
ここまでは、用意されていたサプライズに気づいていなかった。このあと搭乗口へ移動して搭乗券のシート
No.を見て???という感じに... シートNo.が”1Kとなっていたのだ。”1”って何だ? K枝のを見ると
”1H”となっていた。ちなみに母は”1A”、おばは”1C”。何で飛び飛びなんだ? これおかしくないか?
と疑問を膨らませていたら、ある事に気づいた。『これってビジネスクラスじゃん!』 そうこれは俗にいうラッキ
ーシートというやつで、エコノミーでありながらビジネスクラスのシートに座れるのだ。そう言えば出発前に、
搭乗する便の機材や座席配置、空席状況などを調べていたら、この便は、ビジネスクラスという指定が無い
臨時便のようだった。ということはこの便でビジネスのシートに座っている人はみなラッキー。
ちなみにこの便は、殆どがコナミスポーツのツアー客で、そのツアー客はエコノミー。それ以外の人とコナミ
のスタッフがラッキーシートに座っているようだった。いやーそれにしても思いきり延ばしてもつま先が当らない
って本当に気持良いナーなんて優越感に浸りながら常夏の島を後にした。
そして、窓の外から見えたダイヤモンドヘッドに、来月は登るからね!と挨拶。
今回は、ドタバタで始まったホノルルマラソンツアーだったが、終わってみれば行き帰りともJALだったし、
しかも帰りはなんちゃってビジネスクラス。しかもこれは私達4名が乗った便だけではなく、でんでんむしさん
、hiroさんの便もそうだったようだし、さらに同一料金で延泊したA子さんなんかなんちゃってビジネスクラス
プラス空港までの送迎がリムジンだったとか。。。 イルカの大群にも出遭えたし、滞在中は毎日天気が良か
ったし、ツアー会社から迷惑料として5000円のお小遣いも貰っちゃって...
そうそう、それにホノルルマラソンチーム戦では優勝というオマケまで付いちゃって・・・ これで自己記録更新
してたら本当に完璧だったんだけど、そこまで欲張ると飛行機が墜落しちゃうといけないんで、まあこれで良し
とするか。。。
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