2002年ホノルルマラソン  マラソン翌日

マラソン翌日の予定は、朝食はホテルのコンチネンタルブレックファースト(無料)で済ませ、
クアロア牧場へのツアーへ出かけ、丸1日遊んで、夕方ワイキキへ戻り、夕食は田中オブ
東京へ行く事になっている。クアロア牧場へは、私とK枝、母-叔母コンビの計4名。
キャップ、A子さんとは別行動で、夕食時に合流することになっていた。

朝食はホテルのプールサイドでコンチネンタルブレックファースト。ドーナツとスイートデニッシュ
トーストなど簡単なものだが、軽く済ませるという感じならこれで充分。コーヒーも飲めるし、
何といっても無料なんでちょっと得した気分。朝食を食べ終えたら、集合場所(ミラマーホテル)へ
移動。歩いて5分も掛からないくらいの距離だが、母-叔母コンビはちょっと足が痛そう。歩みも
のろい。辛いけど、今日1日頑張れば明日はもっと楽になるから!と気休めの言葉を掛け、歩く
ように促す。その途中、無人の新聞販売機を発見。去年宿泊したアロハサーフホテルでは新聞
が無料サービスだった。その時、ホノルルマラソン翌日は、マラソンの記事が掲載され、成績
上位者の記録が載ることを知ったので、今年はもしかしたら!と思い、購入してみた。
残念ながら男性上位の欄には載らなかったが、日本人の上位成績の欄に掲載されていた。
ちょっと優越感!ちなみにキャップは、女性の上位,日本人の上位、両方に掲載されていた。

集合場所に到着し、苦手な英語記事に目を通していると、今回のホノルルマラソンで死亡者が
出たということを知った。日本でも11月に相次いでマラソン大会での死亡者が発生したが、
こういった事が原因でマラソンは危険なスポーツだという認識になってしまうのは、ひじょうに
残念な事だと思う。そうこうしているうちに、集合時間になった。しかし迎えのバスは、来ない。
今回はどうも、タイミングが合わない。待たされる事が多い旅行だな!なんて思っていた。

集合時間より10分ほど送れて迎えが来た。ガイドは日本語が達者なアメリカ人でクアロア牧場
のスタッフらしい。このツアーは、送迎まで込みでクアロア牧場が運営しているようだ。バスは、
他のホテルを経由してクアロア牧場へと向かった。牧場へ到着したのは9時ちょっと前だった。
バスの中で施設内アクティビティーの説明を受けたが、私達グループでこれを聞いていたのは、
私だけ。他3名はみんな眠っていた。大丈夫か?みんな・・・後で文句言うなよ・・・ 

牧場に到着すると、記念撮影と簡単な説明会があり、その後は、各アクティビティーの予約に入る。
私達の予約したツアー(パック)はチケットが7枚ついており、各アクティビティーにはそれぞれ必要
なチケット枚数が定められている。まず最初に予約したのはシークレットアイランド。これは、バス
船を乗り継いで、シークレットアイランドと呼ばれるビーチに移動。ビーチにはカヌー、ビーチバレー
,シュノーケリングセット,ハンモック,卓球台などがあり、これらを自由に使える事になっている。
私とK枝はカヌーに挑戦。母と叔母はハンモックでスイミング(睡眠ぐー)。太陽が出ると暖かくて
気持ち良いのだが、この日も風が強かったので、曇るとちょっと寒い。波もそれなりにあり、結構
苦労してカヌーを操作した。おかげで上半身筋肉痛になりそうな予感。シークレットアイランドを2時間
ほどであとにし(ひとつのアクテビティーは殆ど2時間単位で終了する)、クラブハウスへ戻り昼食を
食べた。昼食は、バイキング。特別に旨い!というわけではないが、腹が減っていたので問題なく
食べれた。昼食はツアーに含まれている。

  
 ジュラシックパークの撮影が         シークレットアイランドへ渡る船
 行われたクアロアの山


午後からは乗馬の予約をいれていたが、それまで時間が余っていたので、射撃を行う事にした。
もちろん実弾。(温泉場にある射的ではない。) 最初にガイドの説明を受ける。私は卒業旅行で、
ロスアンゼルスを訪れた時に37口径?のマグナムを撃った事があるので、特別にやりたいとも
思わなかったが、他の3名が意外とノリ気?だったので、便乗した。この射撃ツアーは、拳銃10発
とライフル10発を撃てることになっている。射撃場は山の斜面に向かっており、拳銃、ライフルとも
に銃口付近にワイヤーが取りつけられているので、方向がある程度制限される。ロスアンゼルスで
行ったときは、受付で好きな銃を選び、実弾をその場で渡され、シューティングレンジまで自分で
運んで、弾を自分でこめて撃ったので、それに比べるとかなり安全面では気を配られている。
(というより私がロスで行った射撃場は観光客は私と友人だけで、あとはみんな警察官だったから、
ちょっと意味合いが違う???)

何はともあれ、説明も終了し、ガイドが銃に実弾をこめて、射撃開始。数10メートル離れた的を
めがけて撃つ、撃つ、撃つ。しかし拳銃(特にライフル)の調子は今一つで、弾が出ない事がある。
そんなときはシューティングレンジから1歩下がって手を挙げる。そんな感じだったので、ちょっと
シラケた感じがしたが、初めての3名にとっては、かなり刺激的な体験だったようだ。母-叔母コンビ
には刺激が強すぎたようで、顔が引きつっていた???

射撃が終了するとこの日のメインイベント?乗馬だ。これまでも何度か馬に乗った事はある。しかし
どれも人がついての引き馬だったんで、面白みはなかった。だが今回は違う。このアクティビティーに
参加した人が各々の馬に乗り、一列になって山道を進むのだ。利口な馬が揃っているので、突然暴走
したり、違う道を進む事はないと言うが、ある程度は自分で操らなければならない。左右への曲がり方、
進み方、止まり方などの説明を受け、馬に跨った。

私の乗った馬の名前はティナというらしい。『ティナ、重いかもしれないけど頑張ってくれよ!』と話し
かけ、首のあたりをさすって見たら、目を細めた。どうやら分かってくれたらしい? 相性は良さそうだ。
全員が馬に跨ると、いよいよ出発。牧場の柵の外へ出て、山道へと向かう。しかしながら、ティナは、
どういう訳かいつも遅れ気味。前の馬にぴったりとくっつくのが嫌なのか、それとも騎手が重いからか
どうしても遅れ気味になってしまう。『ティナGo!』と声を掛け、腹を蹴るがなかなか反応してくれない。
後の馬はピッタリとくっ付き、ブルブルブル・・・と何か苛立っている様子。そこへ監視役のガイドが登場
し舌打ちをしたら、突然走り出した。走り出すとお尻が痛い。我慢できずに立ちあがった。そしたら、
これが意外と快適。なるほど!と思い、以降は走り出したら、立ちあがることにした。

  
 馬に跨ったK枝、緊張で顔が引き攣り      見づらいですが、こんな感じで山道を
 気味???                      進みます


馬に跨ってから20分くらいが経過したころ、前の馬がウ○コをした。巨大なウ○コだった。これを踏ん
だら拙いと思い、手綱を左に引いてみた。すると馬が左に進路変更を行った。『おーできるじゃん』と一人
で感動。以降は枝が邪魔だったり、足元が不安定そうだったりしたら手綱を左右に操り、進路変更する
事でクリヤした。腹を蹴っての進めも徐々に理解してくれたようで、車間距離ならぬ馬間距離をきちんと
詰めてくれるようにもなった。そんなこんなでティナとの山道乗馬も、あっという間に1時間が経過してしま
った。下馬する時、『ありがとうティナ!また来るよ!』と声をかけたら、またしても目を細めた。日本では
なかなかできない貴重な経験をすることができた。
この乗馬にてクアロア牧場でのアクティビティーは全て終了。他にも4輪バギーや、ジュラシックパーク
ロケ地観光バスなどもあるようだが、またの機会に・・・

1日遊んだので、ワイキキまでの送迎バスの中では眠ってしまった。ワイキキ到着は4時を少し過ぎた頃
だった。夕食はキングスビレッジ内の田中オブ東京を予約してある。それまでまだ2時間弱あったので、
毎回訪れているランニングルームというランニングショップへ足を運んだ。この時期は、日本からミズノの
店員が応援にきていて、色々な情報を聞かせてくれる。また今回はプレシジョンというタイプのシューズ
がどうしても欲しく、日本ではサイズがないので、ハワイで購入しようと決めていた。本当は2足まとめて
購入したかったのだが、1足しかなかったので我慢。大事に履こうと思う。K枝は昨年購入したのと同じ
ものを2足購入。二人合わせて3足も買ったせいか、Tシャツ3枚、靴下3足、うちわ、ストラップなどミズノ
グッズをたくさん頂いた。ちょっとラッキー!!

ホテルへの帰り道、レインボードライブイン付近でA子さんとキャップを発見。声を掛けると、ロコモコを
調べていた?らしい。そういえばハワイへ来て、まだ一度もロコモコを食べていない。是非一度!と思って
いるのだがなかなかチャンスがない。今回も夕食を控えているのでパス。いつになったらロコモコを口に
することができるのだろうか? ホテルへ一度戻り、荷物を置いて一休み。

集合時間まで少し時間があったが、少し早めにホテルのロビーへ降りて行った。集合時間までロビー横
のパームツリーカフェでコーヒーを飲んでみた。しばらくすると6名全員集合。予約していた田中オブ東京
(キングスビレッジ店)へと向かった。キングスビレッジというショッピングモールの前はこれまでも何度か
通っていたが中に入るのは初めて。ちょうどその時間、衛兵のパフォーマンスが行われていた。
しかし、その為に渡りたい通路が渡れず、遠回りを余儀なくされた。(ラッキーだったのかアンラッキーだっ
たのか?)

田中オブ東京という店は鉄板焼きの店なのだが、味はともかくとして、シェフのパフォーマンスが面白い
らしい。激しい炎を挙げたり、華麗な包丁さばきがあったり、調味料の入れ物でジャグリングしたり・・・
またテーブルを囲んでいるメンバーが盛り上がれば、盛りあがるほどパフォーマンスはエキサイトすると
聞いていたので、みんなで盛り上げよう!という意気込みを持って入店した。
店内ではあちこちのテーブルから拍手があがっていた。私達グループはしばらく待合所で待ってから、
席についた。頼んだメニューは大名というセット。これに$3プラスしてライスをフライドライスに変更して
もらった。ビールで乾杯し(掛け声はFor you)、しばらくするとシェフ登場。さあどんなパフォーマンスを
見せてくれるんだ!と期待に胸を膨らませた。

シェフはそのアクションでも楽しませてくれたが、片言の日本語によるトークでも楽しませてもらった。
その内容は、実際にその場でみたほうが良いと思うので敢えてここでは書かないが(表現しづらいと
いうのもある。) まあ何はともあれ、味も良かったし、パフォーマンスでも楽しませてもらったし、
トークもなかなか笑えた。これで$40程度だったら文句は無い。楽しい夕食タイムを過せた。

トーク&パフォーマンスの一例)

シェフ:『ハワイの蝶々見た?』
みんな:首をかしげると
シェフ:バターをナイフで削り取り、『Butter(バター)!』と言い、鉄板へ飛ばしながら、『Fly(フライ)!』と言う。
みんな:???
シェフ:『Butter(バター)!』、『Fly(フライ)!』 『Butter(バター)、Fly(フライ)!』、『バターフライ!』
    『バタフライ(Butterfly)!』 ※Butterfly→蝶々
みんな:爆笑?

といった感じ。

  
 シェフのパフォーマンス、重ねた玉葱の    キングスビレッジの前で・・・
 中に油を垂らして火をつけると火山に?    みんな、ほろ酔い気分???


楽しいひとときを過し、私達が向かったのはDFSギャラリア。ここでキャップ、A子さんとは分かれたが、
このあと売り場内で何度も顔を合わせた。私も買い物に付き合って歩いたが、高級ブランドなどには、全く
興味がないので、ちょっとしんどかった。このあと、DFSを後にすると、インターナショナルマーケットプレイス内を
通りぬけクヒオ通りに出て、ABCストアに寄り道してホテルに戻った。ホテルに到着するとチームぴあの参加者
が何名かロビーに集まっていた。そのなかの一人はK野さんといい、ここ何年かずっとチームぴあでホノルルを
走られている方で、『あぁこんばんはー!』みたいな感じで会話が始まると、募る話しが次々と現れ、あっという
間に時間は過ぎ去って行った。そして来年の再会を約束して、部屋に戻った。『来年は2次会やりましょう!』
みたいな感じになった。部屋に戻り、シャワーを浴びて、ビールを2杯弱。酔ってきたので、ベッドへ入り、間もなく
撃沈といういつものパターンでこの日は終了。遊べるのは明日が最後。もう1日楽しむぞー!と思っていたのに
あんな事になってしまうとは。。。


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