ヘルシーマラソン2001(北海道美瑛遠征)
                                 
金子尊博


 北海道美瑛町で毎年6月の第2日曜に開催される美瑛ヘルシーマラソンへ
サムズ・アップのメンバー5名とともに挑戦する事になった。個人的に、北海道は
大好きな土地で毎年のように訪れているのだが、その北海道の中でもお気に入り
の美瑛で開催されるマラソンという事で何ヶ月も前から楽しみにしており、出発日
が本当に待ち遠しかった。遠征は2泊3日で1日目の夕方が交歓会、2日目が大会
当日となっており、それ以外の時間は北海道を満喫する事になっている。主な
予定は、新千歳空港着で、レンタカーを借りて旭川へ移動。1泊目は美瑛白金
温泉パークヒルズホテル泊。2日目にマラソンに出場して富良野へ移動。2泊目
は新富良野プリンスホテル泊。3日目は富良野近辺を観光して旭川空港から
帰途につく事になっている。参加者はR555さん,うさぎさん,ヨー娘。さん,
A子さん,K枝さんそれに私を加えた計6名。出発日は6月9日(土)。

1日目:出発は羽田空港6時55分発のANA53便。ということで空港集合は6時。
非常に早いが、うちの場合は空港までは車を利用するので問題は無い。途中、
A子さんを乗せて空港には、予定通り到着。飛行機も予定通りのフライトで新千歳
空港には定刻通りの8時25分に到着。預けた荷物を受取り、レンタカー屋へと
いくのだが、その前に北菓楼のシュークリームを購入。このシュークリームは知る人
ぞ知る大人気商品で夕方空港に到着したのでは売りきれてしまう。したがって朝、
新千歳空港に到着したら購入するというのが我が家のお決まりパターンになって
いる。今回の参加者は全部で6名。ということでレンタカーはワゴン(ミニバン)タイプ
を希望していた。車種は何だろう?ステップワゴンかな?なんて思っていたらハイ
エースだった。渋っ!!ちょっとイメージとは違っていたが、後部座席はゆったりして
いたそうなのでまあいいか。この日から3日間、このあいのりワゴン?で北海道の大地
を駆け巡る。

そう言えばちょうどこの日(6月9日)は、札幌でよさこいソーラン祭りが開催されていた。
折角なんで見学しようかなとも思ったが、市内は、交通規制がしかれている為渋滞
しているというラジオ情報を聞き、旭川へ直行する事にした。最初の目的地は旭川
ラーメン村。移動距離は約180km。今回の旅行の中で最も長い移動距離だった。
それでも以前に北海道1周旅行をした時には、1日に400km以上走ったりしているので
それに比べれば大したことはない。と思っていたのだが、高速道路を走っていると
横風の強さと北海道特有の道路の轍にハンドルを取られ、2時間程度の運転だったが
結構疲れた。ラーメン村にはちょうどお昼頃到着。このラーメン村には8店舗?くらい
の旭川の有名ラーメン店が軒を連ねているが、私の狙い目は、山頭火。ちょっと前に
セブンイレブンで売られていたカップラーメンを食べてみて気に入っていたので、
本物を食べてみたかったのだ。お昼時ということもあってか、この店には待ち行列が
できていたが回転が速く意外とすんなりと席につく事ができた。味の方は、カップ
ラーメンよりもあっさり目?でお腹が空いていたこともあり美味しく頂けた。

次の目的地は、男山酒作り資料館。資料館というものにあまり興味が湧かない私は、
あえて行くほどのことも無いかなとは思っていたが、ラーメン村から近く、試飲が
出きるという事で一応行って見ることにした。個人的な感想としては、やはり何も
動かない展示物には興味が湧かず、あっという間に見学終了。やっぱり見学する
なら動物園のほうがいいかな。でも、試飲だけはしっかり行ってきた。

続いての目的地は、旭川ばんえい競馬場。
ばんえい競馬とは大きなソリに騎手を乗せ
途中の障害(山)を超えるというレースで、
馬は巨大な農耕馬。1トンを越える巨体の
迫力とその反面、パドックで見せる可愛い
仕草に、前回訪れた時に惹かれたので、
今回も見学することにした。
(写真右は坂を越えるばん馬、坂の手前で一度止まり
呼吸を整えて一気に駆け上がる。)
私にとっては、何も動かない資料を見つめる
事は苦であっても、このような動物を観察する
事は全く苦にならない。時間さえあれば何時間
でも見ていられる。その上に、レースもなかなか
面白い。坂を越えられない馬がいたり、折角、
坂を越えたのに平坦なゴール前でパッタリと
止まってしまう馬がいたりして、最後まで気が
抜けない。観戦方法もちょっと変わっていて、
立ち見客はスタート地点からゴール地点まで
声援を送りながら馬と一緒に移動するのだ。本当にのんびりしたレースで心が和む。
普通の競馬だと応援していた馬が負ければ、結構熱くなってしまう私も、このレース
の場合はゴールしただけで拍手を送りたくなってしまう。もちろん馬券も買うが、これ
が当らない。前回も当らなかったが今回も結局一度も当らずに終わってしまった。
やはり中央競馬の予備知識はここでは通用しない
ようだ。参加者の中では、A子さんがちょっとだけ
儲かった?ようだが他の参加者は当ったものの
利益を得るまでには到らなかったようだ。まあ遊び
だからいいでしょう。そう言えばこの日、"キャップ"
と言う名前の馬が出場していた。この名前に惹か
れて、馬券を買ってみたが、残念ながら最初の坂
で脱落。サムズ・アップのキャップ(R555さん)に
暗雲が立ちこめる?(そんなことはないか!)

旭川ばんえい競馬場を後にすると、あいのりワゴン?は美瑛の丘、美瑛の街中
を抜けて交歓会の行われる町民センターへと向った。

交歓会では、簡単な食事と飲み物が用意され
ていた。交歓会の内容はというと、美瑛町長
の挨拶(ちょっと長かった?)があり、その後、
ゲストの増田明美さんが紹介され、抽選会が
行われるというような流れ。抽選会では、
かなりの数の賞品が用意されていたが、
サムズ・アップからの当選者はゼロ。前週の湘南
ビーチでは、大磯プリンスHの宿泊券が当った
メンバーがいたので今回も期待してたが残念!
それからここで摂った食事が原因?でホテル
に行ってから思わぬハプニング?が起る。
この交歓会では、オードブルの盛り合わせと
太巻き寿司などが振舞われた。それなりに
ボリュームがあったので、夕食は軽めに食べ
ればいいか!ということでホテルに向ったの
だが、ホテル内のレストラン?が・・・
(写真左上は大会マスコットのカケマル。写真右は、
大会ゲストの増田明美さん。なかなか気さくな方で
好印象でした。A子さん左のビール持ったおじさんは?)

交歓会の会場からホテルへと向う道は、翌日のハーフマラソンにも使用される
道だが直線が非常に長い。また会場(ハーフのゴール地点)からホテル(ハーフ
のスタート)へ向うと殆どが上り坂。ということは、翌日のレースはホテルの近く
がスタート地点なので、逆に下り坂となる。このレース(ハーフの部)は白金
温泉から美瑛の町までのワンウェイコースなので、最初から最後まで殆ど下り
坂というコース設定になっているのだ。なんか良い記録がでそうな予感!
ちょっと楽しみ!?

今回宿泊した白金温泉パークヒルズホテルは、プールや大浴場を備えていて
一見それなりに豪華。大浴場は、天然温泉でなかなか気持ち良かったが、
シャワーの水圧の弱さがちょっと・・・。プールは翌日のレースを考えてやめて
おいた。入浴後、何か軽く食べようということで、ホテル内の店に入った。
おにぎりやうどん、そばがあるので軽く食事ができると思ったのだが...
とりあえず、おにぎりを注文。しかしご飯が足りないのでおにぎりは2個だけしか
作れないとの事。それじゃ、うどん・そばを注文。しかし、うどんもそばも無いと
言う。ラーメンではどうか?と聞かれるが、ラーメンは昼に食べてるし、翌日
走ることを考えると何か胃にもたれそうで嫌だった。普通ならここで店を出る
のだが、この店以外に食べれるようなところはこの周辺には全く無い。
食べ物を売ってるような店も、20キロ以上離れた美瑛の町中までいかないと
無い。仕方がないので冷奴と味噌汁を注文。しかしこの味噌汁がまた凄い。
インスタント味噌汁だ。なんかもうあきれて笑うしか無かった。北海道にきて、
夕食で食べるものが無いなんて事は今回が初めてだった。この夜は何と無く、
お腹が満たされたような、満たされないような良く分からない感じで就寝。
翌日はホテルで朝食(バイキング)を食べて、8時に出発予定。翌日走るん
だから、もうちょっとしっかりした物を食べたかったな。来年参加するときは、
旭川に泊り、おいしいものを食べたいな!何て事を考えて寝た。

翌日へ続く


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