待望の出発? 

ついにやってきた!! 1年間待ちに待ったホノルルマラソンへの出発。昨年の10月1日に
何を思ったかホノルルマラソンへの挑戦を決意し、わずか2ヶ月という短い期間で練習を
重ね、それなりの自信を持って挑んだ去年。しかし結果は惨敗。あれから1年、ようやく
辿りついた、ホノルルマラソン再挑戦(リベンジ)への旅。今回は長編になりそうなので
小出しにして公開していこうと思います。ゲストにK枝さんを迎えて...

羽田空港到着16:30 予定より30分早く到着。17:00ツアーデスクで受付。ここで去年に
引き続きツアー会社の失態第1弾。ユニフォームは宅配便で既に受取済なのに、ここでも
渡される。まあ貰ってもよいのだが、受け取っていない人がいてきっと困るだろうからお返し
した。そうえいば去年も色々あった。トラブルが売りって訳じゃないんだろうが、このツアー
会社には、本当に冷や冷やさせられる。違った意味でスリリングだ。今年も先行き不安の
立ちあがり。羽田空港は、マラソンツアー参加者らしき人がたくさん居た。あちらこちらから
マラソンに関する話し声が聞こえてくる。意識しているつもりはないが、ついその話しに耳を
傾けてしまう。みんな頭の中はマラソンのことで一杯なんだろう。

羽田空港19:20中華航空018便。昨年と同じ時間、同じ場所から、同じ航空会社でホノルル
へ旅立つ。違うのは、大会2日前に現地入りした昨年に対し、今年は大会前日に現地入り
するということ。それと、ホノルルマラソンへ挑戦する為に費やしてきた時間が違った。
昨年は10月1日に出場を決意したが、今年は、昨年のホノルルマラソン終了時点から挑戦
が始まっていた。1年という長い時間を費やした分、長い距離を走ることに慣れてきたとは
思うが、逆にそれが重みにもなっていた。この1年間、ホノルルマラソンに大きな目標を
置いて色々な大会に出場し、練習も積んできた。そしてその成果が現れ始め、体重は昨年
よりも10kg減り、20km程度ならマイペースで走りきれるようになった。当然去年より走れる
自信はある。でもそれは、体調が良ければという条件つきでの話し。ここで風邪でも引いたり
したらこの1年間にやってきたことが全て水の泡になってしまう。怪我も恐かった。大会への
日数が少なくなるにつれ怪我が恐くなり、走っていても神経質すぎるくらい足の感覚に気を
使った。ちょっとでも気になれば、練習のペースを落してきた。
幸い現時点で風邪はひいていないし怪我も無い。体調面ではこれといった不安はない。
でもレースまであと24時間以上ある。この残りの時間が不安だ。このままの状態で一刻も
早くスタートラインに立ちたい。これが正直な気持ち。『マラソンはスタート地点に立つまで
が勝負』と、うはうはさんが言っていたが(?)本当にそのとおりだと思う。

そう、私はここまで順調に過ごせたと思う。しかし妻のK枝は違う。出発を4日後に控えた
12月5日に風邪の症状が現れた。微熱と喉の痛み。関節痛など。今のところ、熱は下がり、
関節痛も消え、小康状態を保っている。ただ風邪を引いたことによる体力の低下が心配
される。ここ何ヶ月か走りこみを強化し、体力をUPしてきたが風邪によってそれが失われて
しまう恐れがある。まあ起きてしまった事は仕方無い。あとは、最善を尽くして回復につとめ
スタートラインに立てたらこの程度で済んで良かったと思うしかないだろう。

K枝:
今日になって、うその様に喉の痛みが無くなり、身体が楽になった。今朝飲んだユンケル
黄帝液の効力だろうか? 火曜日に風邪を引いてから、風邪の治療に良いという事は思い
つく限り全てやってきた。まずは食事療法。豚肉と生姜の組み合わせは、パワーがつくと
いうので水曜日の夕食は豚挽き肉と生姜を使うマーボー豆腐。木曜の夕食は餃子。去年の
冬に内科の先生に教えてもらった市販のうがい薬を薄めずにうがいする事。眠る時には厚
着をして水分をたくさん取り汗を出す事。蜂蜜の殺菌作用を期待しての蜂蜜レモン(レモ
ンが無かったので柚子で代用)をお湯で割って一日に何度も飲んだ。だから急に良くなっ
たのかも...でも過信は禁物。今回は自己記録更新の目標を変更し、とにかく無理せず、
完走だけを目指そうと思う。(本当の完走。)


19:40定刻より20分遅れて、私と妻(以降はK枝)を乗せた中華航空018便がホノルル空港
へ向けて離陸した。このままの状態ならやれる、きっと大満足の42.195kmを味わって心の
底から、バンザイをしてゴールラインを駈けぬけられる。だから、早く時間が過ぎて欲しい。
そう祈りながら目を閉じた。フライト時間は6時間半。現地にはAM6:50に到着予定。
ということは今、ホノルルではAM0:20ということになる。このまま寝つづけられたら時差ボケは
解消できるのかな? その時、風邪っぴきのK枝は...

K枝:
機内の乾燥した空気と戦っていた。R555さんが掲示板で教えてくれた乾燥対策を
参考にして、ミネラル水でマスクを湿らせてかけてみると呼吸がすごく楽になった。
座席前のポケットには、のど飴、オレンジジュース、ポケットティッシュ。。。肩が冷えそう
だったので、T.Kからトレーナーをうばいとりこれで、熟睡準備が完了し、少しづつ眠く
なってきた。次に目覚めたらかぜの具合が劇的によくなっているといいのになあと思い
ながら目を閉じた。しかし、となりのとなりに一人で搭乗してきたおじさん(?)のいびきが
ものすごかった。。。  頼むよー! 勘弁してよー!!


戻る