第7話:カリフォルニアンうさ天使

作:佐倉くれあ
これはヘボン企画(4万ヒット記念)のリクです。
なぜこんなヘボヘボになったのか詳しくはこのページへ。


-From 1-


「ここが俺の家だよ」
 八樹の声紋を認識し、自動的にドアが開いた。開く前に自動灯がつき、ハイパーコンディショニングシステム(HCS)が稼働しているので、一人暮らしのわびしさなども感じたことはない。
 この部屋に他人をつれてきたのは初めてだった。
 八樹は他人の生活感が苦手だ。だから恋人をつくっても、その恋人の部屋に行くのでさえイヤだった。
 すべては部屋がやってくれるし、生活していく上で他人なんて必要ない。
 しかし。
「半屋君お茶入れてくれる?」
 そんなものは部屋が入れてくれるけれど、半屋に入れてもらうというのはなんとなく面白そうな気がした。
「ハァ?」
 この『なんでオレがてめェにそんなこと頼まれなきゃいけねーんだよ』と言いたげな反応。
 人形っぽくないけれど、なんだか妙に面白い。
「カリフォルニアウィンディーがいいな。グレープフルーツはそこにあるから」
「ハァ?」
 これはあきれかえっている反応。
 なんだか少し面白い。
 半屋の備え付けのレシピには入っていないらしい(そもそもレシピが入っているのかも疑問だ)カリフォルニアウィンディーのレシピを呼び出しながら、八樹は上機嫌にほほえんだ。

 カリフォルニアですよ(笑)!
 昔はこういうへぼんにあこがれたものです。
 今は違うのかと自分の中を探ってみたら、
 ちょっと前は「フラペチーノ」だの
「マキアート」だのの語感にくらくら(笑)        
 でしたし…あまり変わってないですね。
 飲み物へぼん大好き(笑)

  このままのんたらしていたら、恋
  愛に突入できません! 
  こんかいのポイントは恋愛に移行する
  ための無理矢理な展開でしょうか(笑)