四万ヒット記念企画『へぼんのお部屋』



 
ヘボンリク プロット&トーク&書き出し



  4万ヒットのリクは一言では書ききれないので、トークも交えながらプロットにしていこうと思います。
 4万ヒット(周辺)をゲットしたのは後輩RDさん。へぼんストーリーづくりがプロ級にうまいRDさんなので(すごいときには一日に10本以上のへぼんストーリーを紡ぎだすこともあります。明稜)そのリクもすざまじいものでした。

さまざまなへぼんを詰め込んだ話にしましょう」
「あ〜それはいいねぇ」
 ここで承諾してしまったのが運の尽き(?)でした。
「半屋がね、天使なんですよ」
「へ?」
「で、舞台は近未来
「は?」
「しかも普通の天使じゃなくて、うさ天使がいいですね。うさぎの耳としっぽがついた天使」
「はぁ?!」
 ……なんというか、なかなかの難敵です。いや、実際は私も色々わーわー言ってたんだけど(笑)

 さて、で、どんな話かというと……。

 まず舞台は近未来です。
 近未来……これについても書きたいことは色々ありますが、そのほとんどが地雷なので今は我慢しておきましょう。
 とにかくいわゆる近未来です。超高層ビルが建ち並び、その間を謎の透明チューブがとりかこんで、一人乗りの空飛ぶ乗り物がチューブの中をビュンビュン移動しているような近未来です(笑)。

 そして主人公は八樹です。八樹は剣道のオリンピックの金メダリスト(←このあたりが近未来(笑))なのですが、なんらかの事情だか陰謀だかで、金メダリストとしての輝かしい人生から追い出されてしまいました。
 この社会では(近未来っぽく)人々の職業はほぼ固定化していて、一度道を踏み外すと、アウトローになるしかないとかそういう感じなのです。
 従って八樹は今アウトローになる寸前だか、一回ぐらいやばいことをやったことがあるとかそういう状況です。
 
 そんな八樹のところへ うさぎ天使 半屋が落ちてきます。そしてラブラブな生活を送る二人。
 しかし、八樹がどっかに行っている間に、借金のとりたてがやってきます。半屋はなにせうさ耳とうさしっぽと羽がついているうさ天使。愛玩用人形とまちがえられて差し押さえられてしまいます。
 そして高いビルの一室にとらわれる半屋。
 とらわれ……これも心浮き立つヘボンワードですね
 
 必死で半屋を捜す八樹。すると高層ビルの一室にとらわれている半屋が見えます(←どうやって?)。目と目が合う二人。そして半屋はビルの一室から身を投げ出しました。
「半屋君!!」
 ビルの間を必死で走る八樹。その八樹の上方から高層ビルの林立する隙間から大きな羽を広げ、後光がさしながらゆっくりと半屋が降りてきます(このあたり、『ハリウッド風に』という指定でした(笑))。
 そこでようやく半屋が愛玩用人形ではなかったことに気づく八樹。とりあえず逃げる二人。

 実はこれら一連の事件は、闇の巨大コンツェルンの陰謀だったのです!
 闇の巨大コンツェルン……どこをどうつっこんだらいいのかわからないほどへぼんですね(笑)
 しかもこの闇の巨大コンツェルンのトップは生き別れた八樹の双子の兄弟だったのでした。なんらかの事情で八樹(表)に深い恨みをいだいている八樹(裏)。そして……
 実はここからエンディングまでは話が決まっていないのか、私が忘れたのかわかりませんが、とりあえず今現在ここから先の話は覚えていません。覚えているのは「フランス映画風に」という指定(フランス映画風に小粋な感じでいちゃいちゃ……どういう風なんだろう(笑))と、やっぱオークションは必須!ということだけなんですが(笑)
 
 とにかくなんだかんだあって、うさ天使半屋に天界からのお迎えが来ます。実は半屋は「うさ人間世界」に派遣されるべき天使だったのですが、手違いか梧桐さんのいたずらかなんかで間違って人間界に落とされた天使だったのです。
 しかし半屋は人間界に残ることを選び(←天使物のお約束)めでたしめでたしで終わるのでした。

 
 これを―――私が書くのでしょうか?!

まあ完璧にできるとは断言できませんが、適当にぼちぼちやりましょう。完成度は度外視でいいよね?へぼんだし。

 いちおうさくっと出だしだけ書いてみます。あんままともな更新としてアップすべきものとも思えないので、cgiかなんかで適当にアップしていきたいですね(笑)

第一話

  つい先日まで八樹は栄光の中を歩んでいた。
 この栄光はずっと続いてゆくものだと思っていた。

 オリンピック、剣道の金メダリスト。その端麗な容姿も評判を呼び、八樹は世界中で読まれている雑誌のホログラビアをかざり、いまや立体テレビの中で八樹の姿を見ない日はないくらいだった。
 しかし―――
『独占告白! 私の竹刀にはワセリンが塗られていた!』
 ロシアの銀メダリストの手記は八樹への疑念を呼び―――身に覚えのない証拠までつきつけられた。
 好意の目が冷たく変わるのは早かった。
 八樹にとって剣道はすべてだったが、もう人々の前で剣道をする気にはなれなかった。

 八樹は一人、地面を歩いていた。見上げた空には無数のチューブが走っている。
 歩いている方が人には会わない。そう思い歩き始めたのだが、チューブでわずかな距離のはずなのに歩くと果てしなく遠く感じた。
 そのとき、チューブの間を縫って何か白い物が落ちてきた。

            ホログラビアとか立体テレビとか♪
            オリンピックでワセリンはないだろうとか♪
                ちょっと燃えてきましたね♪


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