第10話:初めての夜/はじめての…

作:佐倉くれあ
これはヘボン企画(4万ヒット記念)のリクです。
なぜこんなヘボヘボになったのか詳しくはこのページへ。


-From 1-


 半屋はしばらく八樹を見てから不意に立ちあがり、居間から出ていった。
 悪い予感がする。
 居間の外には手洗いがあるが、どうもそういうのではなく、八樹の元から去っていきそうな気配がする。
(半屋君は俺の人形なんだから、そんなことはできないはずだ―――でも、)
 八樹の体は自然に動いていた。
「半屋君、どこいくの?」
 八樹は外に向かおうとしている半屋に回り込んで、その行く手を阻んだ。
「別に決めてねぇ」
「ここから出ていく―――わけないよね?」
「出てくに決まってんだろ。てめぇじゃ役にたたねぇ」
 気がつくと八樹は半屋をじっと睨みつけていた。
「ああ。そういや世話になったな。憶えてたら後でなんかしてやる」
 そして半屋は八樹の身体をどけようとした。
「後でしてもらう必要はないよ。今、してもらうから」
 怪訝そうな顔をした半屋をそのまま壁に押しつける。
 後は夢中だった。

 

 今回のへぼポイントは、エロではなく、
 「以前使ったことのあるシチュエーション」でしょうか
(↑ばらすなよ…)
 気がついたら似たシチュになっていたわけですが、
「ま、いいや。うさ天使だし」というわけで(笑)
 でも八樹さんって自分のものだと思っていたものが逃げ
ていこうという時にはキレそうな気がするんだよ。
 しかも結構それは萌えなの!(←だからばらすなって)
 ちなみにこのシリーズ、フォローしてないヘボンも色々
ありますが、ここに書ききれないだけですから、ということ
で(笑) 無意識にやっているやつもありそうだけどね。