飼育材料(成虫編)

最近お気に入りの成虫飼育用マット


 成虫飼育用マットについては、内容が古くて申し訳ないのですが、以前にもご紹介させていただいたように、「埋め込みマット」と一般的に呼ばれている、椎茸栽培に利用したクヌギ、又はコナラのホダ木を荒めに粉砕したものが、価格も安くて使いやすいと思います。

 しかし、最近クワガタ飼育を復活して気がついたのですが、産卵木を埋め込むときに、ほとんどの方は、樹皮を剥ぐと思います。この時、外側の堅い部分(外樹皮)の裏に、オレンジ色をした部分(内樹皮)があると思います。私は今まで、この内樹皮を捨てていたのですが、この内樹皮を成虫飼育用マットとして使えないかと思い立ち、早速乾燥させて使用して見たところ、埋め込みマットよりも長持ちすると同時に、腐敗もせず匂いもほとんどしないので、非常に便利です。

 そして、2〜3週間ぐらい経って汚れて来たら、新しいものと取り替えて、古いものはそのまま燃えるゴミとして廃棄することができます。

 最近は、針葉樹マットなるものが、飼育用マットとして安く入手可能になっておりますが、内樹皮を使うと別途飼育用マットを購入する必要もないので、非常に経済的かと思います。

 また、針葉樹には、ヒノキチオールと言うムシが忌み嫌う殺虫成分が含まれておりますが、クヌギやコナラ等の落葉広葉樹には含まれておりませんので、成虫に悪い影響を与えることもなく、長生きするものと予想しています。

 少しでも感心を持たれた皆さんは、ぜひ一度試されてはいかがでしょうか。

言うまでもないですが、内樹皮を飼育ケースの下に軽く退いた後、その上に転倒防止用の外樹皮を置くのは、今まで通りです。

 簡単な説明で申し訳ありませんでした。ご容赦ください。
 

 
外樹皮(左側)と内樹皮(右側)

 


b-back3.gif (712 バイト) b-home3.gif (768 バイト) b-next3.gif (731 バイト)