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2013年
9月18日
















 

 

 台風18号によって、いつもの河川敷採集ポイントの様子を見に行って来ましたが、想像以上に悲惨な状況になっておりました。近いうちに惨状報告をさせて頂きたいと考えておりますが、少なくとも9月中の採集再開は難しいとすぐに理解できました。それどころか最悪の場合、今年の河川敷採集は不可能かも知れません。それほど、凄まじい惨状になっておりました。

 それでも、ヒラタの鉄人殿の弟子である以上、このままおめおめと引き下がって帰るわけには行かないと思い、水没している河川敷に落ちないように気をつけながら、河川敷の斜面に倒れ込んでいた倒木をナタで叩いてみたところ、下の写真にある2頭のクワガタ幼虫を発見しました。水没を免れたおかげで生き残ったのでしょう。

 このような例はまれで、今まで幼虫を割り出して来た倒木は、跡形もなく流されてしまい、立ち枯れすら見あたらない状況でした。かろうじて見つけた倒木も、すべて完全に水没しているため、この状態がもう少し続けば、中にいる幼虫も助からないでしょう。

 まして、立ち枯れの根元にいるカブトムシの幼虫に至っては、ほぼ全滅したと思われます。ふだんは、水面と河川敷とは1mほどの高低差があるのですが、今はまったくその境目がわからないほど増水しておりました。


根元から倒れている河川敷に生えていた樹木


失意の中、意地で採集してきたクワガタ幼虫

 













2013年
9月16日














 

 

 台風18号によって、私の飼育環境も被害を被りましたので、ご報告させていただきます。

被害状況: 河川敷産カブトムシ(メス)から産まれた幼虫11頭が死亡

 これは、台風による天災ではなく、ひとえに私の不注意、読みの甘さから来た人災であると言えます。

 9月15日(日)の夕方より、大阪地方は本格的に雨が降り出し、夜には本降りになっっておりました。風はそれほどでもなかったのですが、とにかく雨の降り方が半端でなく、間断なく翌日の16日(月)午前9時頃まで降り続きました。

 河川敷産カブトムシの幼虫を入れた飼育ケースは、自宅の裏にある通常なら雨がほとんどかからなく、かつ直射日光も当たらない場所に置いておりました。台風の接近によって、大雨が降るとの予報を聞いたものの、この場所なら風が吹いても飛ばされないで、雨もほとんどかからないと思いこみ、自宅の中に入れることは考えておりませんでした。飼育ケースにも、内フタがしてあるので、万が一雨が降り込んでも水没するほど水がたまるとは想像すらしておりませんでした。

 16日(月)の午後になって天候が回復したので、念のため飼育ケースを見に行ったところ、驚いたことにマットの上3cmまで水が入り込み、水没していたのです。

 驚いて、すぐに水を抜き、マットをひっくり返して幼虫を探したところ、13頭いた幼虫は、ほとんどがまったくピクリとも動かずに、ぐったりとしておりました。全身の血の気が引いた私は、幼虫をティッシュペーパを引いたケースに入れ、様子を観察していたところ、13頭の内2頭だけが奇跡的に生き返り、動き出してくれたのですぐに新しいマットに一頭ずつ入れたところ、何とか潜って行きました。

 2頭だけでも助かったのが、せめてもの慰めですが、それでも貴重な9頭を自分の管理ミスから死なせてしまい、何と自分は愚かな飼育者だろうと自分自身が無性に腹立たしく思うと共に、台風の大雨を甘く見た判断力のなさに、ぶつけようのない怒りがこみ上げて来ております。

 台風の雨は、いつもの雨と違い、風を伴って横なぐりで降って来るため、いくら庇のある下に飼育ケースを置いておいても、何の意味もなく容赦なく雨が降り込んだことは、容易に想像できます。

 台風18号によって、もっとひどい被害に遭われている方は、数え切れないほどおられると思いますが、精神的にショックを受けた者の一人として、今後は台風でなくとも大雨が降りそうなときは、家族の迷惑そうな視線など無視して、最低でも玄関の中に入れて避難させたいと思います。                                                     

 以上で、台風18号によって被った被害状況の報告を終わります。

 追記: そう言えば、材割り採集に出かけていた河川敷はどうなってしまったのでしょうか。これほどの大雨だったので、きっと水没したものと思われます。採集場所にどの程度の被害が出ているのか、また近いうちに確かめに行きたいと思いますが、採集ポイントまで全滅している可能性は非常に高いと思われます。


河川敷産カブトムシ(メス)から産まれた幼虫11頭を見殺し

 











2013年
9月10日









 

 

 先日も、飽きもせず河川敷に出かけてきました。 さすがに、真夏の7月、8月と違い、9月に入ると吹く風もどこか秋めいてきて、涼しく感じます。もうすぐ樹液採集のシーズンも終わり、いよいよこれからは朽ち木採集の本格的なシーズンに入りますが、ポイント探しも含めて、まだまだこれからだと思っております。

 当たり前のことですが、如何に朽ち木や倒木がある場所を見つけるかにかかっております。最近はどちらかというと、里山と一般的に呼ばれている雑木林が人手不足、後継者不足で荒れており、朽ち木や倒木を容易に見つけ易くなりつつあるのに対し、河川敷は国や都道府県が整備を行っているところが多く、朽ち木や倒木もすくなくなりつつあるのではないでしょうか。

 話がそれてしまいましたが、先日河川敷で見つけたカブトムシのメスは、一週間も経たないうちに死んでしまい、恐らく卵を産むこともなかったと思います。そのメスを見つけた場所から少し離れたところで、またもカブトムシのメスを見つけました。先日と同じように、朽ち木の根元を少し掘り返してみると、潜っておりました。

 そのすぐ側や近くからは、カブトムシの幼虫らしき個体も5頭ほど見つけることができました。エサを与えたにもかかわらず、すぐに潜って行きましたので、産卵の準備に入っているとうれしいのですが、もう9月も10日になりますので、いつ死んでも不思議でないと思います。

 その場合は、残された幼虫を大切に育て上げ、来年の夏には立派な河川敷カブトムシを羽化させたいと思います。ちなみに、今回はなかなか良さそうな朽ち木を見つけたものの、最初の木ではいくら削ってみても、幼虫一匹出てきませんでした。こんなこともあるだろうと、近くを探し回っていると、倒木とともに、朽ちた根っこが見つかりましたので、手で触って見たところ、根元付近まで朽ちており、容易に引き抜くことができました。長さが50cm、直径が20cmぐらいの小さな朽ちた根っこでしたが、そこから8頭の幼虫を見つけることができました。コクワの可能性が高いのですが、もしかすると何頭かはヒラタに化けてくれるかも知れません。ちかく、ご報告致します。


朽ち木の根元から採集した2頭目の河川敷産カブトムシ(メス)

 









2013年
9月 8日











 

 

 昨日(正確には、本日9月8日の深夜)は、午前3時まで起きてテレビを見ておりました。そのうち、眠くなって来たので、目覚まし時計を午前4時30分にセットし、仮眠を取ることに致しました。起きたときには既にマドリードが脱落し、東京とイスタンブールの一騎打ちになっておりましたが、まだまだ油断できないと思うと心配になり、焼酎を水割りで何倍飲んだか覚えておりません。 (家内は横でガー、ガーといびきをかいて熟睡しておりました。)

 気が付いたら午前5時を過ぎており、いよいよ開催都市の発表の時を迎えておりました。アルゼンチンもなかなかくせ者で、すぐに発表せずに自国のPRビデオを流したりして時間を稼いでおりましたが、ついにその時間も終わり、開催都市が記載された封筒を持った方がIOCのロゲ会長に手渡しました。

 ロゲ会長は、何のためらいもなく、もったいぶる事もせずに淡々と封筒を開けて、開催都市が書かれた書面を取り出したかと思うと、いきなり見せるが早いか、言うのが早いか、『TOKYO 2020』と書かれた書面を見せるなり、「トーキョー」と、ニコリともせず、実に事務的に発表を行いました。

 全世界中の目が自分に注がれていると言う気負いもなく、淡々と発表したところに、逆に重みを感じました。

 これで、阿部首相と政権は、大変な重荷を背負うことになったと思います。なぜなら、未だに解決の糸口さえ見えてこない福島原子力発電所の高濃度放射能汚染水の処理を、待ったなしに実施しなければならないからです。汚染水漏れなど、もう論外になりました。本当に7年間でこの難問を解決できるのでしょうか。

 自分の住む土地を半ば強制的に追われ、避難生活を余儀なくされている多くの福島の方は、元々住んでいた土地に無事に帰還できるのでしょうか。

 長年培って築き上げてきた国家の信用を落とさないようにすることが、オリンピックを成功させるキーワードになると思います。

 東アジアには、中国や韓国、北朝鮮、台湾と言った、国全体で他国の領土を暴力を使ってでも奪い取ろうとする、実に胡散臭い信用のおけない禄でもない国ばかりでなく、日本というそれらとは比較にならない、優秀で立派な民族が住む信頼のおける素晴らしい国があることを、世界中に知らしめてください。


2020年のオリンピック開催都市を発表するIOCのロゲ会長

 







2013年
9月 5日









 

桜宮高校元教諭小村基被告に懲役1年求刑

 大阪市立桜宮高校で去年、バスケットボール部の男子生徒が体罰を受けたあとに自殺した問題で、傷害などの罪に問われている元教諭の裁判が開かれ、検察は「生徒という弱い立場の被害者に見せしめのように暴行した卑劣な犯行だ」として、懲役1年を求刑しました。

 去年12月、大阪市立桜宮高校で、バスケットボール部のキャプテンだった当時2年生の男子生徒が体罰を受けたあとに自殺した問題では、顧問だった元教諭の小村基被告(47)が、自殺の5日前に男子生徒の頭や顔を平手で殴ったほか、前日にも顔などを十数回殴って3週間のけがをさせたとして、暴行と傷害の罪に問われています。5日、大阪地方裁判所で開かれた初公判で、小村元教諭は起訴された内容を認めました。

 裁判で、元教諭は男子生徒の母親から「殴っていたときはどう思っていたのか」と質問されると、「何とか強くなってほしいと思っていました」と答えていました。

注) ウソをつけ! 腹が立ったから殴ったと正直に言えよ。この卑怯者!

 検察は「生徒という弱い立場の被害者に見せしめのように暴行し、自分の優位を示した卑劣な犯行だ」として懲役1年を求刑し、元教諭の弁護士は「真摯(しんし)に反省し、社会的な制裁も受けている」と、執行猶予の付いた判決を求めました。

 最後に元教諭は生徒の両親に対し、「教員と生徒という反抗ができないなかでの私の行為は謝罪してもしきれません。申し訳ありませんでした」と2度、頭を下げました。判決は今月26日に言い渡されます。

(NHKオンラインより)

 どうですか、皆さん。生徒を自殺にまで追い込んだ一介の教諭が、たった懲役一年の求刑ですよ。バカにするのもいい加減にして欲しいものです。

 これは、体罰という言葉に隠れた殺人事件です。 殺人者である元教諭の小村基被告(47)が、どうして一年の刑務所暮らし程度の、吹けば飛ぶような軽い罪で、世の中に復帰させる必要があるのでしょうか?

 教師など、掃いて捨てるほど日本中におります。たかが一人の教師を更正させて世の中に戻すほど、この国に体育教師の人材は不足しておりません。とっとと死刑処分にするべきです。何しろ、体罰を加えて学生を自殺に追いやった殺人鬼なのですから。

注) 生き恥をさらすより、せめて自分で自分の命ぐらい絶てよ! 務所に入るまでに! 情けない男め。

 そう言えば、天理大学という天理教の息がかかった私立大学の柔道部でも、学生同士による暴行事件が明るみに出て、柔道部が無期限の活動停止に追い込まれたそうですが、何と手ぬるい処置なのでしょうか。

 こんな暴力柔道部など廃止して当然でしょう。 改めて天理大学の品性を疑います。さすが立派な宗教法人の息がかかった大学(と言うより、知能程度は小学校レベル以下)だけことだけはあります。

 当方、中学生の頃に天理大学柔道部出身の杉本という名の教諭に、体育の授業態度が悪いと、当方を含めて5人が放課後にコンクリートが敷き詰められている校舎の庭に呼び出され、正座さされた後に、竹刀で背中や肩を思い切り殴られた上、足蹴りにされ、制服がドロドロになるまで身体中踏みつけられました。しかも、親に言うなと口止めまでされる始末です。

 これを、教育と呼ぶのでしょうか? 寝屋川市内の市立中学校で、1973年の秋に起こった実際の出来事です。

 天理大学柔道部出身の教諭は、このぐらいのことを平気で悪びれることなく実行できる輩です。実に立派で自分に誠実な人物と言えます。

 1970年代は、このような時代でした。 実に懐かしいですね! 

 









2013年
9月 2日











 

 
 先日、ヒラタの鉄人氏に鑑定をして頂いていた幼虫ですが、やはりカブトムシで間違いないだろうとの結論でした。別の場所で成虫の雌を捕まえたので、可能性はあると思って期待しておりましたが、まさか大阪の都市部を流れるこの様な川の河川敷で、カブトムシの幼虫が見つかるとは思ってもみませんでした。

 ある意味ヒラタクワガタを捕まえたときに匹敵するほどうれしい出来事です。ただ、一つ残念なことも起こりました。別の場所で採集したカブトムシの雌が、昨日飼育ケースの中を確認したところ、死んでおりました。与えたゼリー3つはすべて完璧になくなっておりましたので、余程お腹がすいていたのかも知れません。死ぬ直前ではありましたが、お腹いっぱい食べてくれたことはせめてもの救いでした。

 カブトムシやクワガタムシの成虫にとって、河川敷の環境は生きて行くのに大変厳しいと見えます。8月も終わってしまいましたが、未だに樹液の出る樹木を確認できておりません。いったい、どのようにして生き延びているのか、見当もつきません。

 捕まえてから一週間も経たないうちに死んでしまったため、卵を産んでいることは考え難いので、残されたのは幼虫3頭のみです。もしかすると、探せばまだいる可能性もありますが、ここのところ天候が良くなく雨が降っているおかげで、採集に出られません。

 無理は禁物なので、天候が回復次第出かけてこようと思っているところです。最近は野犬とも仲良くなりつつあり、向こうからしっぽを振って近づいて来るようになりました。それでも、8頭以上いる野犬に取り囲まれたら、相当怖いです。


鑑定の結果、河川敷産カブトムシ幼虫であることがわかりました。

 









2013年
8月29日













 

 

 先日の河川敷採集時に、カブトムシの雌を一頭採集しました。まさか、こんな場所にカブトムシがいるなんて想像もしていなかったので、本当に驚きでした。すぐさま、ヒラタの鉄人氏に報告し、産卵セットを作って入れてあります。果たして産卵してくれるのか、期待と不安が入り交じります。

 そうこうしているうちに、今週になって天候が回復したので、性懲りもなく再び河川敷へ出かけてきました。以前から非常に気になっている木があり、まだ完全に枯れてはいないのですが、一分枯れた部分もある、何とも魅力的な木なのです。特にどこに惹かれたかというと、根元が良く朽ちているのです。ヒラタ狙いの私としては、これはと思い、先週から狙いを付けておりました。

 当日は、ナタはもとよりピッケルも用意して万全の体制で割り出しにかかりましたが、結局1時間30分ほど削り続けてみたものの、汗を大量にかいただけで、まったくクワガタの姿は見られませんでした。コクワすらおりません。根元には、幾筋も立派な食痕が縦に走っておりますので、もしかすると、もっと根元を念入りに掘れば、何かいるのかも知れませんが、今回も掘っていると 体長10cmほどもある大きなムカデ が飛び出して来て、腰を抜かしました。木の根元には何が潜んでいるか分からないので、用心しながらでないと掘り進められません。


立派な食痕が縦に幾筋も走っている立ち枯れ

 仕方なくあきらめて、近くに転がっている半分が地中に埋まっている朽ち木を叩いてみたところ、下の写真のような 全長4cmぐらいの幼虫が3頭出てきました。私の拙い知識では、これはもしかしたらカブトムシの幼虫ではないかと思っております。写真はさっそくヒラタの鉄人氏に送り、鑑定をして頂いているところです。別の場所で成虫の雌を捕まえたので、可能性はあると思って期待しております。


河川敷産カブトムシの幼虫ではないかと想像される幼虫

 






2013年
8月26日





 

 

 河川敷で採集してきた幼虫が54mmのヒラタクワガタ(オス)に羽化したことは、大阪府における河川敷産ヒラタクワガタ羽化報告 (Jimmy)にてお伝えさせていただきましたが、採集した当時の幼虫を撮した写真が出てきましたので、念のためご報告させていただきます。

 やはり、採集場所は朽ち木の根元付近だったのですが、わざわざこのようにして写真に収めたぐらいなので、いつも採集しているコクワガタの幼虫とは大きさが明らかに違っていたのだと思います。今振り返って見てもその時の興奮を思い出しま す。

 恐らく、河川敷で見つけた朽ち木の中では、最も最後に見つけた場所にいたように思います。(と言っても、数えるほどしかありませんでしたが。)ちなみに、採集日は2013年5月15日(水曜日) 。羽化したのは8月初旬でした。


河川敷ヒラタクワガタ(オス) サイズ:54mm の採集時の姿 



この朽ち木の写真に写っている部分におりました

 

 


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