Be-1 平成鍬形飼育委員会 訪問記!


 4月3日、久しぶりにBe−1に行って来ました。
お店の場所は、新大阪駅からも近い、大阪市東淀川区上新庄にあります。

 昨年の11月以来、4ヶ月振りだったのですが、何やらムシの種類が急増しているように思え、圧倒されてしまいました。いくら協力者がいるとは言え、これだけのムシを維持管理して行くのは並大抵ではないと思います。
オーナーのN氏は「ムシが増えて困っているんですよ〜どうしましょう!」と言いながらも、相変わらず元気いっぱいそうでした!

be-1_yochu.jpg (14257 バイト)  どうかじっくり見てください!
これは幼虫を展示している棚の一部ですが、大半が外国産で占められております。 ダイオウ、パラワン、スマトラなどのヒラタはもちろん、シェンクリング、ホペイ、はたまた、マレーアンタエウス幼虫もありました!マニア垂涎の的ですね!
最近は、幼虫はほとんど菌糸ビンで飼育されておられるようでした。考えれば考えるほど、菌糸ビン飼育はよくできていると思います。

 材飼育がもっとも自然状態に近い飼育方法なのは言うまでもありませんが、菌糸ビン飼育はそれに匹敵するか、成長期間を考慮すれば、それを上回る効果的な飼育方法だと思います。これまで、マット飼育を中心にやって来ましたが、マット飼育は技術がないと、大型個体を羽化させることが難しいことが飼育を初めて4年経って、ようやくわかりました。

これは、ミニケースに入った超高価な外国産オオクワの集団です。確か、シェンクリングやタイワンオオクワ、シッキム産のインドクルビデンス、ホペイなど超有名種や、聞いたことがないような希少種もいたように思います。凄い!

 ふたを開けて、取り出して見るのも躊躇してしまう迫力です。いつか、このぐらいのクワを山のように飼育してみたいと思うのですが、果たしていつのことになるのやら! トホホ!
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 幼虫や成虫の数もさることながら、ペアリングしている数も半端ではありません。下の写真は、その中のほんの一部ですが、やはり主流は外国産で、ここのところ人気急上昇のヘラクレスなどのカブトムシもいました!N氏によると、カブトムシは増え出すと収拾がつかなくなるとのことです。う〜ん、贅沢な悩みだ〜!

be-1_breed.jpg (11910 バイト)  奥の方には、今となってはごく普通種になってしまった国産オオクワ幼虫が、山のように菌糸ビンに入っておりました。近くで見ると、20g以上ありそうな幼虫がゴロゴロいて、それはそれは壮観な眺めです。
 オオクワ飼育は、やはり菌糸ビン飼育がもっとも効率の良い飼育方法だと痛感するとともに、これまでマット飼育にこだわっていた自分がバカらしく思えました。考えれば考えるほど、菌糸ビン飼育はよく考えられていますよね!
 

 右の写真は、通称『ジオラマ』と呼ばれている、標本を加工した飾り物です。
 N氏の知人に、このような加工を手がける名人がおられるようで、1体作るのに相当の手間がかかっているとのことです。
 私もそのうち、いつまでも残しておきたいほどの、お気に入りクワガタができた時にお願いしようかと思っております!

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