Diablo2

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 なお、1.08パッチの登場で、過去の記事は内容は古いものとなったので全て別ページに移しました。過去の「Diablo2」記事ログ

1.「1.08」

 1.08パッチがリリースされた。明らかに目前に迫った拡張パックへの移行のためと思われる内容である。このため、現行キャラクタのスキルバランス、武器、モンスターの強度などに大幅な修正が加えられた。

 今回の修正は非常に大規模なもので、バランス変更ではあるが、ほとんど別バージョンといっていいものとなってしまった。今までのオンラインユーザには大変ショッキングなものであったようだ。現在、レルムは大混乱といったところだろうか。

 L80以上のキャラクタなどでは数ヶ月かかる場合もあるので、そこまで育てたキャラがバランス変更でほとんど、使い物にならなくなった、という事態が発生したため、それらのユーザがチャットルームなどで、ブリザードを罵倒しまくっている。また、アイテムも今までの高級アイテムの価値が暴落してしまうこととなった。

 ただ、こんな混乱は一時的なものである。なにを変更したって、ユーザが多い場合には苦情が出るものなのだ。これを無視をしてもならないが、縛られて何も改善できなくならないようにしてほしいといったところである。プレイヤーにとっては「新しいチャレンジの余地が生まれた」と前向きに思うべきだろう。

 さて、変更された点は無数にあるようだが、特に印象に残る点を述べると

1.敵モンスターの強化

 ノーマルモードなどでは気にならないが、NIGHTMARE,更にHELLともなると、雑魚一匹を殺すのが極めて難しいといった状態となった。雑魚1匹に対して、何回も往復してWWをあてても死なずに、自分が倒されたりしているバーバリアンが多い。特に、物理、各属性攻撃に対しての「完全無効」のモンスターが続出しているのが痛い。バーバリアンなどは、物理攻撃しかないので、物理無効のモンスターがでると、もう逃げるしかない。拡張パックで、付加属性が+100をオーバーするランスがでてこないと、彼らは苦しいだろう。これが、ものすごいブリザード罵倒につながっているようだ。

2.アイテムドロップ

 各ACTのボスキャラを何回倒しても、レア、ユニークなどのアイテムを落とすようになった。その代わり、それ以外のモンスターはなかなか落とさないようだ。

 そして、HELL ACT4では傷のない頭蓋骨が、ぽろぽろ落とされるようになった。このため、通貨として通用していた頭蓋骨の価値が暴落している。

3.アイテム効果の変更

 いくつかのアイテムの持つ効果が変更された。敵を完全に凍結させるので、大変な価値のあったICEBLINKも敵を必ずしも凍結できないようになったため、ほとんど価値のないものになったようだ。

4.SOJ価値

 ギャンブルで量産されていた、SOJ(ヨルダンの石)などは、もうドロップ以外には入手できなくなったため、大変な価値となった。また、SOJは新しいCUBE合成にも使用されるといわれており、ますます価値が高騰するようだ。また、新しくドロップされるSOJは装備するためのレベル制限がついており、今までのSOJには更にプレミアがつくことになる。

5.お金

 今までは、モンスターがぽろぽろアイテムを落としていたので、それを商人にうって、武器の修理費用などを得ていたのだが、アイテムを落とす率、特に高価なアイテムを落とす率が大幅に減少したため、どのキャラも資金不足でひいひい言っているようだ。特に武器を常に修理しなければならないバーバリアンの資金不足は深刻で、L80クラスのバーバリアンが「金貸して!」といっている姿が目立つ。

6.傭兵

 傭兵が、かなり多様な魔法を自立的に使うようになった。たとえば、ACT1のローグ傭兵はインナーサイトなどの魔法を駆使し、プレイヤーを助けてくれる。また、長く使っていると、彼らは、レベルアップする。

7.パーティプレイ

 したがってパーティプレイが大流行である。以前はHELLでは、L80以上のバーバは、経験値、アイテム獲得のため、パーティは組まなかったが、今回、パーティでないと、ほとんど生き残るのが難しくなった。そのため、バーバのほうから、パーティを申し込んでくる。

 HELLではみかけなかったパラディンもよく見かけるようになったし、ネクロマンサーなどは大変人気がでてきた。頼りにされる存在となったようだ。いいことである。