突発御気楽極楽頁

葉純の部屋(事務室)

(・・・とある日のできごと。)

化け : どわーっはっはっはっはっはっ !!

葉純 : きゃあっ?! ・・・な、何事ですかっ、オーナー ?!!

化け : あー、いやいやスマンスマン。ちょっとばかり意外な発見をしてしまったのでな。

葉純 : ・・・一応お聞きしますが、やはりゲーム関連なんですよね??

化け : うむ、まったくもってそのとーりだっ。

葉純 : ・・・ふぅ。で、今日はどんなお話なんですか?

化け : ま、今回は偶然が偶然を呼び、つられて発生したオマケイベントとでも言うか。実はだね、葉純クン。

葉純 : はい?

化け : 君は、・・・そうだなあ。たとえて言うなら、本屋で買った本の中身が、全然別のものとすり替わっていた、としたらどうする??

葉純 : もちろん、その本屋さんに言って正しい内容のものに取り替えていただきますが。

化け : うむ。それはまぁ基本だな。

葉純 : オーナーはそうなさらないんですか??

化け : うーん。・・・以前『キャプテンハーロック』を買ったら、中身が『あんどろとりお』とか言う本にすり替わっていたことがあったが。<<(実話)

葉純 : え゛っ・・・。

化け : ・・・こらこら。うら若き乙女が「え゛っ」というのは良くないぞ。

葉純 : だって・・・。

化け : んまぁ、それはさておき。つい先ほど、買ったままでちっとも進んでいないゲームでもやろうかと思い立ち、メニューから『雪降る季節へ』という名のゲームを起動してみたのだ。

葉純 : それで?

化け : 知らないこととは思うが、このゲーム。サウンドに"CD-DA"を使っているのだ。

葉純 : 最近はそういった方式が多いとは伺っておりますが??

化け : さて、そこで本題だ。起動したゲーム中に本来かかるべきBGMが、全くの別物に変わっていたとしたら、どうするね。

葉純 : そりゃあ・・・。あっ!!

化け : そうなのだよ。久々に始めたゲームに、全然意識していなかったBGMが急にかかってみたまえ。しかもその別ゲームのBGMが、なんの違和感もなく本編にとけ込んでいたとしたら??

葉純 : それはその、・・・気づいた瞬間に笑うしかないですねぇ。

化け : しかも、よりによってかかったBGMと言うのが"TO HEART"だぞっ。

葉純 : ははあ。

化け : なおかつ、件の『雪降る〜』のオプションで「音楽を聴く」を選択しても、やっぱりかかるのは"TO HEART"の曲だ。最初はなんの冗談かと思ったぞ。

葉純 : つまり、オーナーもしばらくはなんの違和感もなくゲームを進めていたということですね。

化け : う゛っ、・・・ま、まぁそういうことになるか。しかし、・・・これは色んなゲームにも応用できそうだとは思わないか??

葉純 : オーナー。・・・ひょっとして、またロクでもないことをお考えになってらっしゃるのでは??

化け : むっ。「ロクでもない」とは心外だな。例えば、買うだけ買って最初の数分間でメゲたゲームを、再度新鮮な気持ちでプレイできるかも知れないのだよ??

葉純 : じゃあちょっとだけ反論させていただきますが。・・・「アノ」シーンの時に思いっ切り間抜けな曲がかかったりしたらどうするんです??

化け : 葉純クン、・・・「アノ」シーンって君、意味分かってて言ってる??

葉純 : ええと・・・。主人公とヒロインの気持ちが「ぐっ」と高揚して、その、・・・KISSとかを・・・。(///)

化け : ・・・ふっ。

葉純 : あっ、オーナーひどいですっ。今、鼻で笑いませんでしたか??

化け : いや。世間様では目を背けたくなる事件が多発していると言うのに、ここは平和だなぁ、と。

葉純 : う゛ー(T_T)。

化け : 分かった分かった、今のは私が悪かった。さっ、今日はもうこれくらいで。

葉純 : お休みになられますか??

化け : うむ。じゃ、キミは自室に戻りなさい。それではな。風邪などひかぬように気を付けたまえよ。

葉純 : はいっ。お休みなさいませっ。(ぱたん)

化け : さて、葉純クンの機嫌が直ったことでもあるし。続きでも始めるかな。

『雪降る季節へ』から。おまけCG(笑)。

化け : どわーっはっはっはっはっはっ!! やっぱり何度やっても面白いわい。よしっ、この調子で他のゲームも・・・。はーっはっはっはっはっ!! いいぞいいぞっ、それそれー、わはははははははははははっ!!


・・・こうして、今日も「ばけねこの館」の夜は更けていくのでありました。ちゃんちゃん。(ナレーション : 葉純)

(To be continued...)