突発御気楽極楽頁

葉純の部屋(事務室)

(・・・とある日のできごと。)


葉純: おーなー、ちょっとお願いしてもよろしいでしょうかー?

化け: なんだね。

葉純: オーナーのDVDプレーヤーをお借りして、このソフトを再生しようと思ったのですが・・・。

化け: おおっ、これは『ポネット』ではないかっ?! 実は私も前々から観たかったのだよ。後でぜひ貸してくれたまえ。

葉純: はーい。で、お伺いしたいのは「再生する音」についてなんですが。

化け: うん、なにかな?

葉純: まず、DVDプレーヤーの方からですが、この"PCM"とか"Bitstream"とか言うのは一体なんなんですか?

化け: あー、そのことか。・・・詳しく説明するとすんごーく長くなるが、・・・それでもいい??

葉純: う゛っ、じゃ、じゃあなるべく手短なコースでお願いしますぅ・・・。

化け: うむ。ではまずアンプのお話から。

葉純: ち、ちょっとオーナー、何でプレーヤーの再生音について聞きたいのに、いきなりアンプになっちゃうんですか?!

化け: 説明するとすんごーおおおおおおおおおく長くなるが、・・・それでもやります? <<(後藤隊長風味)

葉純: ううう(T_T)。手っ取り早くお願いしますぅ・・・。

化け: よしよし、素直でよろしい。では早速本題だ。実はDVDプレーヤーを再生するときに重要なのは、プレーヤーそのもののスペックではなく、使用するアンプにかなりのウエイトがあるのだよ。

葉純: と仰いますと?

化け: 例えば、先日の"YAMAHA RP-U100"なるマルチメディアアンプには、・・・ほら、ここに"DD"の文字が表示されるようになっているだろう?

葉純: ははあ、・・・で、それが?

化け: この"DD"と言うのは"Dolby Digital"の頭文字を指し示しており、この"DD"、正確には規格の名称の一つであって、よく言われる「"AC-3"デコーダー」と全く同じ物を指すのだ。

葉純: へぇぇ。・・・あ、よく「AC-3内蔵のアンプ」でないとどうこうって聞きますよね。

化け: うん。これはつまり、「"DD"規格での入力は可能か?」を訊いているだけなのだよ。

葉純: なんだ、そうなんですかぁ。

化け: だから我が館の場合、DVDプレーヤーの「音の設定」については、"Bitstream"はオンで設定するのだ。ただし、詳細はここを読んでくださっている個人のお持ちになっている環境・または買ってきたソフトで全然異なるので、そのつもりでな。

葉純: はい。

化け: ちなみに、最近よく耳にする"dts"と言うのは、"digital theater systems"社というところが開発した、従来のDVDソフトの音声データの圧縮率をいくらか低くしている録音方式なのだ。

葉純: と、言うことは、従来のソフトよりも高音質で再生できるという意味・・・ですよねぇ。

化け: まぁ理屈ではそうなるねぇ。

葉純: ・・・何か釈然としない口調でいらっしゃいますが・・・??

化け: うん。実は先日『天地無用! 真夏のイヴ』に"dts"方式のデータが同時収録されていたのでちょっと試してみたのだが、むべなるかな、私のこのプレーヤーではその"dts"音源そのものが再生できないのだよ(T_T)。まぁ従来の方式でも全然困らないので別にどうでも良いのだが、やっぱり一度はちゃんと聴いてみたいではないか。

葉純: そうですねぇ。比べてみないことには何とも言えませんからね。

化け: しかも、私のお気に入りのソフトの『青の6号』に至っては、先日ようやく全巻購入したと言うのに、新たに"dts"版が追加販売されていると言うではないかっ?!

葉純: そうなんですか?

化け: もう悔しいったらなんの!! ・・・まぁ、プレーヤー自体がもう既に一年近く前の機種だし、仕方のないことではあるのだが。

葉純: ・・・・・・そう言えばオーナー。先日"To Heart"のDVDソフトを全巻一気に購入なさったとかいう噂を耳にしましたが・・・。

化け: (ぎくっ)。あ、あは、あはははははははははっ(滝汗)。

葉純: ・・・まぁ結構ですが、たまには節約してくださいましね。

化け: お、おうっ!!

葉純: では気を取り直して、ご一緒に『ポネット』を観ませんか??

化け: うん、そーしようそーしよう(^^)//








------(二時間後)------







化け & 葉純 : 「「だだーっ!!」」<<(大泣きしている二人)


(To be continued...)