HTML講座 第2回  「文書のレイアウト」  第1回の記事
本文領域
 本文の領域は<BODY>で始まり、</BODY>で閉じられる。
改行
 「文書を作成したのだが、ブラウザーでうまく表示できない」という経験をお持ちではないだろうか。その一つの原因は、ブラウザーは改行を認識しないことにある。
 改行するためには<BR>という改行命令を挿入する必要がある。
 その他に<P>という段落命令を挿入することもできる。但しこの場合、一行あいてしまう。それぞれの特長を見分けて使い分けることが出来るだろう。

文字の大きさ
 文字の大きさを示すものとして、<H1>をあげることが出来る。
右側の数字を大きくする(6まで)と字は反対に小さくなる。試してみよう。
  

H1

H2

H3

H4

H5
H6

 これは見ても分かるように強調されて表示されている。それで一般的に見出しにによく使われる。

 他に<FONT SIZE="数字">がある。数字が大きくなる(7まで)に従って字が大きくなる。試してみよう。
  SIZE="1"SIZE="2"SIZE="3"SIZE="4"SIZE="5"SIZE="6"
SIZE="7" 
 更に相対的に字を拡大するものとして、<BIG>がある。逆に縮小するときは<SMALL>を使う。

文字のスタイル
 文字を強調するタグ命令は<B>である。
 更に強調したいときは<STRONG>がある。
 斜体文字にする命令は<I>である。
 下線を引きたいときは<U>である。
 取消線の場合<S>あるいは<STRIKE>である。
 文字の種類も指定することが出来る。その方法は<FONT FACE="種類">である。

文字の色
 文字の色は<FONT COLOR="#数字">あるいは<FONT COLOR="名称">である。数字は赤、緑、青の各16進数の256色である。つまり00からFFまでの数字で色が示される。例えば"#00ff00"では緑、"#ff00ff"では紫色、"#0000ff"では青となる。名称はred,greenなどが用意されている。
 或いは全体の色を指定したいときは<BODY TEXT="#数字">も用いることが出来る。

文章の配置
 文章を中心に置くための命令は<CENTER>である。
 また、左端を少し開けたいときは、幾つかの方法を使うことが出来る。
 半角のスペースは認識しないが、全角のスペースはブラウザーによって認識できるようだ。従って全角のスペースを入れることが出来る。
 またリストを使うことも出来る。例えば<MENU>あるいは<DIR>という命令を使うことによって適度に左側にスペースが出来る。
 他に表形式を使うことが出来る。表形式を使うと全体をうまく配置することが出来る。例えば<TABLE WIDTH="80%" ALIGN="right">で全体を8割右に移動することが出来る。表形式に関しては後に詳しく扱いたい。

背景
 文章の背景に壁紙を使用したり、様々な色つきページにすることもタグを覚えれば簡単に出来る。
 背景に壁紙を使うときは<BODY BACKGROUND="ファイル名">、色を指定するときは<BODY BGCOLOR="#数字">を使う。文字色の設定と同じように、数字の代わりに色の名前を使うこともできる。
 
まとめ
 他にも様々な手法があるが、文章のタグ命令に関してはこれで終えたいと思う。また注意すべき点として、タグ内の空きは半角のスペースにしておく必要がある。次回は表の作成などについて扱いたい。
学んだ要点 ☆<BODY></BODY>で本文領域が示される。
          ☆改行は<BR>  段落は<P>
          ☆サイズは<H*> または<FONT SIZE="#******">
          ☆色は<FONT color="#******">
          ☆強調<B> 斜体<I> 下線<U>
          ☆背景 壁紙<BODY BACKGROUND="ファイル名"> 背景色<BODY color="#******">

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  (次回へ続く)
第1回の記事