HTML講座 第1回
☆はじめに
     今やインターネットの世界は急速に拡大し、数多くの人がインターネットにアクセスしている。しかも単にインターネットの世界を訪ねまわる(サーフィン)だけではなく、自らもホームページを持って情報を発信しようとしている。
     しかし残念ながら、操作性の悪いものや、今ひとつのものが多いというのも現実である。またホームページを持ちたいと思いながら、どのように書いたらよいか分からない人もいるに違いない。
     この講座は基礎からわかりやすくHTML文書の書き方を解説したいと思う。みなさんの何かのお役に立てれば幸いである。

☆HTML文書とは一体何か?
       「HyperText Markup Language(ハイパーテキストマークアップランゲージ)である。」と言ってもいったい何のことかとなってしまうが、<・・・・>で囲まれた部分(タグと言う)を一つの命令と認識し、命令通りに表示するコンピュータ言語であると覚えておくぐらいでよい。タグはアルファベットで書かれるが大文字でも小文字でも良い。しかし一般に大文字がよく使われているようである。
     すべてテキスト文書で書かれ、他のコンピュータ言語に比較して、非常にわかりやすい言語である。だから初心者も安心してHTML文書を書くことができる。
      これから様々なタグ命令が出てくるが、すべて覚える必要はない。しかし大事なタグは覚えてそれを活用していただきたい。
      また大事なことは、ホームページを作成して一体何を言いたいのかそれをはっきりさせることである。デザイン的に優れていても、内容が貧弱であれば、ホームページとしては失格である。逆に少し面白みがなくても、内容がしっかりしていれば、相応の価値があるといえる。
      グラフィック的なものに重きを置く傾向があるかもしれないが、芸術作品、あるいはグラフィックを中心とするのでない限り、あくまで基本は文章である。

☆HTML文書の構成
      HTML文書は大きく分けて二つの部分に分けることができる。
     一つは見出しの部分であり、二つ目はその内容本文である。
    一番最初にこの文書はHTML文書であることを明示しておくと良い。そのタグは<HTML>である。このタグによってこの文書はHTML文書であることが分かる。コンピュータに認識させるためには、更に保存するとき、拡張子として、.htmlあるいは.htmをつける。
     見出しは<HEAD>で始まる。ここにはタイトルやその全体の内容のあらまし、また目的などが記される。見出しの終了部分は</HEAD>となる。タグ命令を終了させるには</を使う。
     見出しの部分にはタイトルを必ず挿入する。このタイトルはブラウザー(HTML文書を表示させるためのプログラム。)の上部に表示される。また検索プログラムでも表示されるので重要である。時々ノータイトルとして表示されているのを見かけるが、そのようなホームページにアクセスしようと言う気が起きないから、タイトルを入れないのは残念である。タイトルは<TITLE>タイトル</TITLE>とする。
      内容のあらましは<META NAME="・・・・">などで示される。
      また見出しの部分は直接的には表示されないので、おろそかにしがちだが、ロボット検索されると他に適当な文書がないとその部分が紹介文として表示される場合もある。
      またブラウザーに表示されない文としてコメントがある。そのタグは<!--コメント-->である。
      本文をはじめるタグは<BODY>である。本文は表、リスト、フレーム、イメージ、リンク、文章などで構成されている。その内容は多岐に渡るが少しずつ解説していきたいと思う。
      学んだ要点 ☆タグ<命令文>で様々な命令がなされる。
              ☆タイトルを入れる。
              ☆拡張子は.htmまたは.htmlである。

     だれでも簡単にHTML文書が書けるようにと考えて作成したプログラムを紹介します。(win95用)マウスで様々なタグを挿入することができ、色の設定、表の作成なども簡単に編集可。タグの説明もあり、タグの編集もできます。その上、複数のファイルを同時に編集することも可能です。
    HTML編集ソフト(VBランタイム付き)
    HTML編集ソフト(VBランタイムなし)
      (次回へ続く)
戻る