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妙な略語



 カタカナの、ややこしい略語を三つ。

 “I-Net”、“IN”、「I ネット」、「インタ」、「インタネ」は、「インターネット」のこと。
 「I ネット」は新聞が日常的に使っているので、もはや普及を押しとどめるのは不可能であろう。新聞や IT 方面を得意としない既存メディアで使われるが、そこでしか使われていない、という特徴がある。
 インターネット関係者は、これを固有名詞だと考えているので、絶対に「I ネット」などの形では使わない。字面の長さが問題になる場合には“Internet”とする。むしろ、「インタ」「インタネ」の形を好むようである。
 “IN”は他の語と紛れやすいので使うべきではないと思うのだが、これも新聞に登場することがある。
 話は逸れるが、アイドルグループの「モーニング娘。」が新聞のテレビ欄に登場するとき、「モー娘」と表記されることが多い。これはなんと読むのだろう。「もーむすめ」か。「蒙古」や「猛虎」と利用場面が重なることはないと思われるから、「もーこ」でも構わないのではないかと思うのだが。(*)

 「テレホ」は、「テレホーダイ」のこと。「テレホンカード」のことではない。まして「テレホン」ではない。

 「トレペ」は、文脈によって、「トイレットペーパー」のことだったり、「トレーシングペーパー」のことだったりする。




* 「もーむす」と読むらしい(000109)()。



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