電器屋のホームページで、取扱商品の中で見つけた表現。
AV 機器の欄に、VTR などと並んで書かれていたので、“TV”がテレビであることはまず間違いないと思ったのだが、‘C’がわからない。
液晶テレビかとも思った。“Crystal”で。だが、だったら“LCTV”とするべきだろう。
あちこち調べた。確かに“CTV”という単語の用例はたくさんある。部品メーカーが多くヒットするので、いくらか専門性の高い単語らしい。
だが、それが何であるかの説明がない。答えにたどり着くまでにしばらくかかった。
「
カラーテレビ」だった。
今時、カラーテレビを扱っていることが電器屋のウリになるのか?
…というのは言いがかりだろう。
おそらく店の方としては、テレビを売っているということを書きたかっただけなのだ。それで、おそらく白黒テレビとカラーテレビが共存していた頃から、関係者の間だけで使われている略称を、なんにも考えずにそのまま使った、というところだと思う。
前に「
日配」を取り上げたことがあったが、小売の現場は、お客様第一とか言いながら、実は、内輪の言葉遣いを外に向かってすることの多いところである。