何かと話題になることの多い Internet オークションだが、これに関連して「逆オークション」という単語がある。
　ただし、意味は二つ。
　一つは、「最初に提示した金額から下がっていくオークション」。出品者が売りたい金額がまず提示され、実際に買い手がつくまで下がっていくというものである。
　もうひとつは、「買いたい人が最初に声を上げるオークション」。通常のオークションは、売りたい人からアクションを起こすのだが、この場合は、欲しい人がアクションを起こす。

「オークション」には、値段の上昇・下降と、売り手・買い手という二つの方向があるのに、単純に「逆」という言葉を使ってしまったことによる混乱である。