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ダイヤルM



 こないだ、1988 年発売の CD を聞いていたら、昔の恋人の電話番号である「7 桁のナンバー」というフレーズが出てきた。今は 4 桁だが、当時の東京の市内局番は 3 桁。トータルでは 7 桁というわけである。
 別のアーチストの、1992 年の曲では、「ダイヤル回す指先」というのも出てくる。
 携帯電話や、PHS によるモバイルなんてのを持ち出すまでもなく、実は、電話というのは、技術の最先端を走っているデバイスなので、ちょっとした表現がすぐに時代遅れになってしまう、ということであろう。

 黒い、ダイヤル式の電話は激減しているであろう。特に都市部では、探すと大変だと思う。
 が、「ダイヤル」を使った表現はたくさん残っている。
 まずは、こともあろうに NTT 自らのネーミング、「フリーダイヤル」。ま、これだけ定着しちゃうと今更変えるわけにも行くまいが。

 「ダイヤルイン」なんてのもあるな。

 最後は、やはり最先端を突っ走るコンピュータ。しかも、Internet.
 電話回線を使ってプロバイダに接続することを「ダイヤルアップ」と言う。

 全回線がデジタル化やら光回線やらになって、「ダイヤル回線」が消滅しない限りなくならないんでしょうな、きっと。




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