Kuma's Homepage > My Computers >

ジャンクサーバ構築記2

〜 ノートパソコン用マザーボード活用編 〜
一部マニア?の間で話題になっていたノートパソコン用ジャンクマザーボードをその値段の安さから衝動買いしてしまった。GENOにて\480だったそのマザーボードは というスペックで、併せて購入した増設RAM 32MBとの組み合わせで何かに使えるか検討していく。
ボード上のコネクタ等について検索していたら、「ジャンク別館」にて Pentium II 266新品基盤 の情報が公開されていた。写真等を比較するとほぼ同じ使用のように見える。自力でピンアサインを解析する知識も根性もないので、P2-266基盤と同じ仕様であろうと勝手に判断し、コネクタを触る。
ボード <---> HDD ボード <---> HDD
1 VCC 2 VCC
3 VCC 4 SPSYNC 28
5 VCC 6 GND 40
7 DASP 39 8 CS3 38
9 CS1 37 10 DA2 36
11 DA0 35 12 DA1 33
13 GND 30 14 INTRQ 31
15 DMACK 29 16 GND 26
17 IORDY 27 18 DIOR 25
19 DIOW 23 20 GND 24
21 DMARQ 21 22 GND 22
23 DD15 18 24 DD0 17
25 DD14 16 26 DD1 15
27 DD13 14 28 DD2 13
29 DD12 12 30 DD3 11
31 GND 19 32 DD11 10
33 DD4 9 34 DD10 8
35 DD5 7 36 DD9 6
37 DD6 5 38 DD8 4
39 DD7 3 40 GND 2
41 Reset 1 42 GND 2
43 GND 44 NC
45 GND 46 VCC
47 GND 48 VCC
49 GND 50 NC

でこうなった。

生まれて初めて UEW なるものを使ってみた。半田ごてを接触させることで皮膜が溶けはんだ付けできると思ってたけども、うまくはんだ付けできなかったため、軽くヤスリでこすってから半田づけした。

コネクタは外周部を取っ払い、ピンを露出させ1本沖に前後にずらしてピンの間隔を広くしてみた。


とりあえずのシステム構成図。

基盤裏側から撮影。
NIC は Fujitsu FMV-J182A(10BASE-T)。
HDD は IBM の DMCA-21080(1.08GB)で、こちらで使っていたものをそのまま流用する。

同システム構成図。

基盤表側から撮影。真ん中は増設メモリで RAM 合計は 64MB。

BIOS設定画面でHDDが自動認識したところ。

この構成で以前にインストールしていた Debian Potato は無事起動した。中央部のアルミ板が CPU のヒートシンク。ファンなしでもさほど熱くならないようだ。


むき出して使うのはいろいろ危ないので、ケースに入れてみた。

ケースは100円ショップダイソーのA4サイズのファイルバッグを利用。背面でディスプレイコネクタやパラレルポートのケーブル固定用のねじを利用して基盤を固定した。カードスロット、電源コネクタ、キーボードコネクタを利用するためにサイドと背面には穴をあけるが、材質が柔らかく何とでも加工可能。
X-windowを立ち上げたところ。

文字通りファイルサーバとするべく設定中。


CPU ヒートシンクのファンなしで、かつ AC アダプタ動作できるため、HDD の駆動音以外音がしないため、省電力・静音サーバとして何かに使えそう。

リンク集


2002年5月22日 更新