ＰＣ−ＦＸの本体と同時発売されたソフトの一つです。

ストーリーは、ある博士がバイオテクノロジーで生み出した３人の女の子が救い出され、成長し、イノセントというチームを作り事件を解決すると言うものです。

ゲームのシステムはプレイステーションなどで出ているバイオハザード（カプコン１９９６）とほぼ同一のものです。
違いはグラフィックがアニメ絵主体であり、操作性があまりよく無いと言うところです。

ゲームのシステムについては操作性が特殊であるため馴れるまでが少々時間をとられてしまうと言うところが難点です。
またシナリオが３つあるのですがもう少し話があれば良かったと思います。

女の子が主人公であるために、ギャルゲーの印象を最初は持ってしまいがちですが、ストーリーが重いものであるため、ゲームをクリアした後に達成感を持つことが出来ると思います。
音楽については、ＰＣ−ＦＸの本体の性能から考えると、まあこんなものかな、という感じです。
グラフィックについては移動画面はかなりしょぼいのですが、止め絵や動画は相当きれいです。
特にオープニングの動画は恐ろしくレベルが高く、あれだけの映像を出しているゲームはほとんど無いのではないかと思います。

シナリオについては、主人公の女の子達の出生が出生なだけにかなりシリアスなものとなっています。
シナリオの出来がいいため続編を出して欲しいと思えるほどです。

全体の出来としては、操作性の悪さを別にすればかなり楽しめるものであると思います。

点数　８５