LOGO_isshu

<2003年5月>


■旅館
まず門構えにびっくりしました。見るからに広〜い。
昭和4年元三菱の創始者岩崎弥太郎氏の長男久彌氏の別邸として建造され、昭和22年 旅館三養荘として営業を開始しました。岩崎家の家訓蘇東披三養訓より三養荘と名づけられる。昭和天皇も今上天皇もお泊りになったことがあります。敷地は4万2千坪と広く、本館までの距離が長い長い。本館の客室の名前は能に由来しています。私たちが泊まった部屋は巴(107号室)でした。お部屋には所々に三養荘のマークである孔雀の文様がありました。皇族の方からいただいた文様らしいです。

庭園は手入れがちゃんとしてあったのですが、5月末というのは、ツツジも終わっていて、ショウブにはちょっと早いという感じで見ごろのものがなかったのは残念ですが、それでもきれいでした。

かなり早く旅館には着いて、荷物だけ預かってもらって、お庭を見学したのですが、あんなところに泊まれたらいいのになあ〜と思って いたところに案内されたので、部屋の中に入ったとたん感動!! 新館より本館のほうが眺めが良いと思います。お部屋にはトイレがなぜか洋式が2つあり、トイレのタオルは使い捨て手拭きが20枚ぐらい置いてあります。歯ブラシも、旅館のマーク入りプラスチックケースに入っており、アンティークって感じがなかなかいいです。浴衣と足袋(足袋ックスじゃなく)が用意されています。館内はスリッパではなく、裸足か足袋で歩くようになっています。

部屋に通されて、お菓子と一緒に抹茶が来ました。

お風呂は大浴場がありますが、ジェットバスなどがなく、ちょっとさびしいかも。ここでも風呂は3回入りましたが、全然人に会わずです。 食事後、雨戸を閉めに来てくださいます。布団を敷く以外に雨戸を閉めるなんて重労働。母は布団の心地良さに感動しておりました。

■お食事
お部屋食。これは!!というのがなかったけど、先付けなど、ツツジが飾られていて、盛り付けもきれい。それに器がきれいなんです。味は一修のほうが良かったかなあ。

■補足
三養荘は「笑顔の法則」という竹内結子主演のドラマで使われておりました。残念ながら、出演者の方には会えませんでしたけど、テレビカメラは来ていました。”野際陽子に大浴場であったらどうしよう”なんてワクワクしておりましたが・・・・・。帰りのタクシーでそのタクシーが撮影に使われたと運転手さんが言っていました。翌週の日曜日にTVでチェックしたら、そのタクシーでした。しかしドアしか映ってなかった。   

■総評
周りは住宅地で歩いて観光できるようなところはありません。三養荘でゆっくり過ごしましょう。部屋を担当してくださった方も感じが良かったです。本当に落ち着ける場所です。気に入ったので、季節を変えて行くかも。秋の紅葉もきれいそう。


お出かけデータ

■アクセス
JR三島駅より伊豆箱根鉄道に乗り換え普通電車で約19分。伊豆長岡駅下車、タクシーで約5分。

■費用
インターネット価格で1人35000円(サービス込・税別)あと、入浴税が必要です。

■インフォメーション
三養荘のHP http://www.princehotels.co.jp/sanyo-so/index.html

国内編 Top Pageにもどる


Top Pageにもどる