■旅館
辰口（たつのくち）温泉は小松の駅から、車で約20分の住宅地の真ん中にありました。ということで、宿の回りに散策するところはありません。お部屋は一番安いタイプのお部屋だったので、古いです。

松ぼっくり柄の浴衣とパジャマが用意されていた。右下の青い部屋は、泉鏡花が「海の鳴る時」を執筆した「雲井の間」。

■お風呂
屋上にある露天風呂、住宅街あるせいかあまり景色はよくないです。

■お食事
料理は美味しかった。また、お造りなんか、クジラの肉まで出てきて、ちょっとちがった嗜好だったので、旅館をハシゴしている私には有り難かった。ただ、冷めているお料理もあったのが、残念だった。料理自慢の宿だと評判だったが、そういうところが疑問に思った。あと、デザートに一工夫欲しいところ。

■総評
せっかく、宿、料理ともいいものを持っているのに、それを生かせていない宿なのではないかと思ったので、もうちょっとがんばって欲しいと期待を込めて、辛く２．８ポイントとさせていただいた。

ここは歴史のある宿かなあと思って、選択したわけだが、フロントに「鏡花庵」に行きたいと申し出ると、「えっ？」と言われてしまい、もう一人のフロントの方が鏡花庵まで案内してくださったが、裏通路を通ってそこに辿り着いた感じであり、鏡花庵への出入口は一般客にはわからないような感じであった。ロビーのガラス張りの展示コーナーに泉鏡花ゆかりのものが展示されているかと思ったが、展示もなかったのが、残念。

桜の満開を期待したが、今年は遅いようで、10日ほど満開が遅れているようだった。2004年は3月31日の桜の満開の写真が展示されていた。

■近辺情報

芦城公園（ろじょうこうえん）
小松駅から徒歩15分のところにある芦城公園は、地元の人が集まる桜の名所といったところ、お昼に訪れたら、子連れの家族や夜の宴会のための場所取りのサラリーマンなどがいた。満開にはちょっと早かったけど、なかなかいい花見スポットだった。

お出かけデータ ■アクセス 北陸本線小松駅から送迎　約20分 北陸本線松任駅から送迎　約15分 ■インフォメーション まつさきのHP http://www.matsusaki.co.jp/ ■費用 2名1室で25,000円〜。