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(ちゃろくべっかん)

<2003年10月>


■旅館
創業は享保年間(1720年頃)という宿で、「茶六」 の名は初代茶谷六斎の名をとったと言われています。廻船業を営んでいた初代六斎が船客の便をはかって「旅宿茶六」を始めましたのは、今から280年前のことです。なぜだか、雑誌には別館のほうばかり取り上げれますね。『クロワッサン』に取り上げられていて、是非とも行きたかった料亭であります。前日に予約したにもかかわらず、玄関にはなぜが1番に名前がかかっておりました。

数奇屋造りの旅館には年代を感じました。私たちが泊まったのは、お部屋はBタイプの難波(なにわ)のお部屋。海に面していますが、今では、海辺が公園になっており、あまり風情はありません。海沿いでなく、庭が見える部屋のほうがいいかもしれません。他に宿泊客らしき人には会いませんでした。

■お風呂
平成13年より宮津温泉の湯を引いています。お風呂は、2箇所あり、男女風呂の入れ替えがあります。一人用信楽焼の露天風呂があります。

■お食事
料理旅館だけあって、料理はおいしいです。前菜で、かぼすのギザギザの入れ物に盛られているのって、まさしく料理旅館って感じですね。特にお造りはおいしかったっです。甘鯛の焼き物がメインですね。若い人にとって、甘鯛の焼き物ってそんなにありがたくないかも。デラックスにしましたが、スタンダードで十分かも。夜食には、お寿司が届けられますが、もういっぱいで入りきりません。

朝食は赤米のお粥がおいしかったです。

■総評
私の好きな宿の趣ではあったものの、期待したほどのものでなかったので、4つ星にはなりませんでした。

■近辺情報

宮津は、細川氏と京極氏が築いた城下町で、江戸時代には西廻り航路の港町として北前船が出入りして発展しました。街には、昔ながら風景が残っているところも数ヶ所あり、旅館からの歩いていける距離に名所は点在しています。また、観光案内所もあり比較的観光のしやすい場所だと思います。私たちが訪れた時は、体育館で物産展をやっていて、地元の名産品を安く買うことができてラッキーでした。旅には、物産展や何かのイベントとの開催と合わせるといいですね。

三上家住宅
美しい白壁のある三上家は江戸時代の商家の一つで、その姿を当時のままとどめています。この建物は京都府の指定文化財になってます。蒸気船の登場により、北前船が衰退し、酒造業に転向しました。そして、その当時のものが展示されています。

文人墨客の宿 清輝楼
昼膳がお薦めなのが、この宿。2,000円で種類も多く満足の行くものです。ここの若旦那風の方がお膳を出してくれたのですが、ぜんぜんタイプじゃないけど上品で素敵な方でした。お昼の後は、旅館にある「小さなちいさな美術館」を見せていただきました。吉川英治・菊池寛・野口雨情などの画帳などが残っています。
清輝楼のHP http://www.seikirou.co.jp/


ふみや
たまたま物産展で見つけた「焼き鯖すし」をお土産にしました。1本1500円。お店も歩いていけるところにあります。昼膳もやっているので、こちらでお昼をとってもいいかもしれません。
ふみやのHP http://ryoutei-fumiya.co.jp/


お出かけデータ

■アクセス
大阪駅ー宮津までのバスで3時間。片道2,510円。もちろん宮津まで電車でも行けます。茶六別館まで徒歩約10分程度。

■費用
2人利用で、料理をデラックスでBタイプのお部屋で一人25,000円。サービス料10%。入湯税150円。

■インフォメーション
茶六別館のHP http://www.charoku.com
日本の宿を守る会の会員でこの宿に泊まって3年間で10スタンプを集めると1泊無料になります。http://www.yadoya.com/

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