24.那須岳 (1917m)

(1989年4月30日:茶臼岳登頂、 2004年10月11日:三本槍岳登頂)

「那須五岳と称えられるのは、南から、黒尾谷岳、南月山、茶臼岳、朝日岳、三本槍岳を指すが(異説もある)その中枢部の茶臼、朝日、三本槍を、所謂那須岳と見なしていいだろう。茶臼は名の通り臼型のコニーデであり、朝日が峨々とした岩の盛り上がりであるのは、かっての噴火の火口壁の名残りだという。三本槍はその名から察して鋭い岩峰を思わせるが、実はそうではなくなだらかなな頂を持っているのは、その北肩が下野・磐城・岩代の三国境になっていて、封建時代に黒羽藩・会津藩・白河藩の武士が所領を確かめるため、五月五日の節句にそれぞれ槍を携えて登山し、山頂で三本の槍を立てた行事から来た名だそうである。」  −深田久弥著“日本百名山”よりー

活火山の茶臼岳が那須連峰の盟主とされているが、現在では、ロープウエイ山頂駅から30分位で登れてしまうので、もうひとつピンとこない。ピラミット型の朝日岳が私の好みであるが、標高では、三本槍岳が最高峰である。

茶臼岳には、’89年に登っているが、、百名山の那須岳に登ったと云う実感は沸かなかった。たまたま、“はとバス”のパンフレットで目にした「三本槍岳日帰り登山コース」に衝動的に申し込んでしまった。
コースは浜松町を7時に出発し、マウントジーンズスキー場から中ノ大倉尾根を経由して三本槍岳を往復、温泉入浴して、東京駅に21時着でした。バスは満席で、40名の参加者にガイド1名と添乗員2名が付き添っていた。
スキー場ロープウエイ山頂駅から標高差635mを4時間半の所要時間でした。このコースが三本槍岳への最短のコースと思われます。
10月9日に上陸した台風22号の後でしたので、台風一過の晴天を期待したのですが、登山開始してやっと雨が止んでくれた状況でした。紅葉も今年の猛暑の影響で遅れているようでした。


              山と渓谷社「東京周辺の山350」よりCopy

ロープウエイ山頂
駅から登山開始

中ノ大倉尾根から
朝日岳を望む

中ノ大倉尾根を
往く

中ノ大倉尾根を
往く

朝日岳の左奥に
茶臼岳が見える

尾根上部
 

やっと稜線に到着
 

前方がのっぺりした三本槍岳の頂上

三本槍岳頂上
で記念撮影

左から朝日岳、
その右奥は茶臼岳

赤面山分岐
  

スキー場への
下り口

スキー場最上部
 

ロープウエイ
山頂駅

はとバス
  
(日付の入っている写真は、デジカメで撮ったものです。その他はポジフィルムを使用して一眼レフで撮影しました。)
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