22.磐梯山 (1819m)

(2005年6月25日登頂)

 「明治21年(1888年)7月15日の朝、磐梯山は大爆発をした。・・・爆発の個所は、主峰の北にあった小磐梯山で、その山形は吹っ飛び、溶岩は北に向って流れた。桧原村の部落はその下に埋没し、死傷五百余人、斃れた牛馬は五十七、被害反別は一万千三十二町に及んだ。山北数里の地は変じて高原となり、川が堰かれて幾つかの湖を生じた。
 そのために今まで顧みもされなかった土地が裏磐梯という名称をもった観光地となり、国立公園に数えられるほど著名になった。昔の禍いを今の福に変えたわけである。・・・」深田久弥著「日本百名山」より抜粋

表(猪苗代湖側)から眺める磐梯山は、優美な山容をしているのに比べ、裏磐梯からは赤茶けた荒々しい火口壁が圧倒的な迫力を見せている。

吾妻連峰や近辺のスキー場から眺めるだけで、今まで登る機会が無かったのは、磐梯山の登山だけの目的では、日程的にも費用的にも中途半端な感じがしていた所為もありました。
今回の登山は「日帰りバスツアー」を利用することで、これらの問題を解決することが出来ました。マイカーや、JRを使うよりもはるかに安い費用で、百名山の一山をクリアーして来ました。こんな安直な登山では、深田先生もさぞやお嘆きになるかも知れませんね!

(コースタイム)
猫魔八方台13:00→中ノ湯跡13:22→お花畑14:32→弘法清水14:47→磐梯山頂15:12〜15:34→弘法清水15:55→中ノ湯跡17:02→猫魔八方台17:25

地図は山と渓谷社アルペンガイド「東北の山」よりcopyした。(赤線が今回辿ったコース)


“コンパクトデジカメ(RICOH Caplio G4wide)で撮影した写真”
(サムネイルをクリックすると拡大表示します。)
          


八方台登山口
(13時10分出発) 

バス4台総勢190名の大行列

樹林帯を抜けると
磐梯山が目の前に

小野川湖(左)と秋元湖(右)、左奥は西吾妻山

弘法清水下のお花畑からの磐梯山(14:30)

お花畑から櫛ヶ峰(1636m)を望む

弘法清水(14:45)
 

弘法清水は水温5℃の
おいしい湧水

山頂付近から北方を望む 

磐梯山頂到着
(15:10)

中ノ湯跡 源泉がまだ湧き出ている(17:00)

八方台登山口帰着
(17時25分)

“一眼レフカメラでポジフィルムを使って撮影した写真
(サムネイルをクリックすると拡大表示します。)


旧噴火口越しに磐梯山
が顔を覗かせる

小野川湖(左)と秋元湖(右)、左奥は西吾妻山

お花畑の向うに櫛ヶ峰(1636m)が見える

弘法清水下のお花畑からの磐梯山

賑わう磐梯山頂

磐梯山頂

磐梯山頂からの眺望

銅沼

檜原湖遠望

名残りの磐梯山

中ノ湯跡付近

中ノ湯跡

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