42.四阿山 (2354m)

(1977年3月、2008年8月29日登頂)

上州の吾妻山は信州では四阿山と呼ばれる。四阿(あずまや)という名前もなかなかいい。山の形があずまやの屋根に似ているところから、その名が由来したと言われる。(深田久弥著「日本百名山」より抜粋)

菅平スキー場からヘリコプターや雪上車で簡単に登れる根子岳に行くスキーヤーは多いですが、その右に連なる四阿山に登るスキーヤーは殆ど見掛けません。近年は上州側の嬬恋高原にロープウエイが出来て四阿山登山も楽になりましたが、スキーツアーには余り適しません。スキー滑降はやはり信州側には敵いません。

1977年3月に信州側からスキー登山をしました。また2008年8月には嬬恋高原のロープウエイを利用してお気軽登山をしました。

「1977年3月のスキー登山」
スキーで四阿山(アズマヤサン)に登頂した記憶はあるのですが、記録が残っていません。
そこで、未整理のまま箱に入れっぱなしになっていた写真を捜したところ、カラープリントが出てきました。
印画紙に“FUJICOLOR 77”と印字されていましたので、1977年に登ったと特定できました。また、雪の状況から3月と推測できます。
しかし、日にちは判りません。日頃のズボラさを反省しました。
最近はデジカメに年月日$時間も記録されるので、メモを取る習慣がまた無くなってしまいました。またまた反省!
登山コースは、菅平側の四阿高原別荘地にマイカーを置いて、ここから往復しました。
        山頂との高度差は約1000mあるので、登高時間は多分4時間以上は掛ったと思われます。        

根子岳への分岐 登頂証拠写真
山頂は現在と全く変わっていません。
頂上から滑降開始するのは、同行の山仲間ブンちゃん。 浅間山を眺めつつ滑降
現在の滑走フォームも31年前と変わらず、
全く進化していないということか!
麓近くに降りて来て、ほーっと一息。


「2008年8月の夏登山」
8月28〜30日に、2泊3日のバスツアーで嬬恋高原に行ってきました。目的は2日目に、日本百名山の四阿山に登頂することでした。
この山には、31年前にスキーで登頂しているのですが、ロープウエイで楽に登れるようになったので再挑戦しました。
大雨の天気予報で登山は諦めていたところ、朝7時ごろ青空が広がってきて「今だ、それ行け!」との天の声に促され急遽出発しました。
優柔不断の私としては、思い切った決断でした。
連日の豪雨でぬかるんだ山道に難渋し、ロープウエイ頂上駅から往復4時間も掛ってしまいました。
普通は2時間半程度の行程なのですが、足手纏い(誰のこと?)を連れていたため意外に時間を食ってしまいました。
ホテルに戻った頃から、また雨模様になってきました。奇跡的な束の間の晴天でした。晴れ男の面目躍如でした。

(サムネイル写真をクリックすると、拡大表示します。)

噴煙上げる朝の浅間山
(ロープウエイから)

横手山、草津白根山
方面の眺望

頂上が見え始めた頃、雨が落ちてきましたが、頂上に着いた時には止んでいました

四阿山(2354m)頂上

根子岳(2207m)越しに北アルプス後立山連峰のシルエット
左から、鹿島槍岳、五竜岳、唐松岳、白馬三山

さらば四阿山よ、また来る日まで!

四阿山の三角点は、
最高点より約23m低い
所にあります

四阿山への道すがら、色々な花が咲いていました


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