遊びつくし

富士山こどもの国キャンプ場

2004年 10月 11日 〜 13日  2泊3日  晴れ・雨・突風

所在地 静岡県富士市桑崎1015     裾野インターより車で20〜30分      TEL:0545-22-5555
開業期間  こどもの国自体は通年ですが・・。
サイト&
利用料金
入園料  大人=500円  子供=200円  幼児無料
使用料 オートサイト(100u)= 4000円   テントサイト 2000円  どちらも砂利ですので、プラペグでは歯が立ちません
パオ = 4000円 〜 8000円(パオ内火気厳禁)
  ゲートは夜6時に閉まります。それ以降出入り不可! でも かえって夜ゆっくりできますょ。
オートサイトは一般駐車場の奥で、こどもの国ゲートの外、テントサイトとパオ集落はゲート内になり、荷物は駐車場よりリヤカーで山あり谷あ
りの通路を運びます。 荷物はコンパクトに! (パオまではテントサイトまでの半分の距離です)
設備 センターハウス(売店・各種レンタル・コインシャワー・レストラン)= 通常のキャンプ場売店と同じレベル。ただしシーズン外は氷の販売なし。
水洗トイレ(綺麗)= ペーパー常備。夜間照明完備。身障者用あり(でもキャンプ場自体が傾斜地にあるので・・・)
コインシャワー=男女別の部屋にボックス並ぶ。個室に親子2名が限界。
水場(屋根つき)=水道栓が20口ぐらい。カマドもあり
場内は遊びの楽園。 できればイベントに合わせると楽しめますよ。
お勧め 晴れてれば、場内でひたすら遊べます。
プレイリーダーが木工細工の指導などもしてくれますが、できればイベント時に合わせると、沢山の催しがあって、大人も楽しめます。
富士山5合目までのドライブ。雨天時は火山資料館へ。


         1日目 
10月連休です。
秋といえば、一番キャンプで気持ちよい季節ですよね。 さぁ、どこ行こう!!
最近イベント参加にハマッているちーすけファミリーですが、今回も富士山の麓、こどもの国キャンプ場の秋祭りに合わせてキャンプする事に決まりました。


ひっさしぶりに首都高を横断してしかも連休に東名高速を走るとあって、パパすけは意気込み全開状態です。
「渋滞に巻かれるのは時間がもったいないのから、朝早くでるぞ!」   そして出発したのは朝の5時!  コレってスキーに行くのと変わんないじゃんかぁ・・・・。
結局渋滞の渋の字も見ないうち、朝7:30(途中SAで朝食休憩しても)には裾野インターを降りちゃいました。  観光地とはいえ、まだこんな時間じゃどこも開いてませ
ん。
仕方なく、そのまま富士スバルライン経由で富士山5合目まで行っちゃいましたよ。

風がとても強くて、トレーナーの上にジャンパーを羽織ってもまだ寒かったです。
それでも、下山したのは午前10時前、とりあえず、キャンプ場のあるこどもの国に入って遊んでいよう! とキャンプ場に行くと、サイトは空いているから設営してもよい の事。
公共関係のキャンプ場にしては 大変融通が利いていい感じですよね。

早速、駐車場からサイトまでリヤカーを借りて荷物運びです。
今回は10月で富士山の麓・・、暖房や毛布、上着など荷物はいつも以上に多くなってしまいました。
なんとか1台のリヤカーに積んで、えっちら おっちら 上がり勾配の通路を蛇行しながら約500m進むと、やっとテントサイトが見えます
目の前の広大な芝生広場より高台にあり、サイト数は約10。広さは8*6mです、ドームテント+3ポール連結+フラップが収まる程度
炊事場・トイレなどは一段下がった芝生広場にあります。
・・っで、その「一段」が大変なんですぅ〜〜!!  長さ約10m、傾斜30度ぐらい(スキーの感)の坂が最後に待っているんです。
コレをリヤカーを押して(引っ張って)登るのは非常に難儀でしたぁ。 男の人でも よほどの力自慢じゃなきゃ、一人ではムリムリ!。

草原から吹き上げる強い風に煽られながら、なんとか設営完了。 ココは砂利ですので、ソリッドステークのようなペグがお勧めです。マットも厚めに・・。


まずは国内?を散策です。
。。

こどもの国敷地内から富士山を臨む

サイト近くの溶岩滑り台

城跡のような迷路?

怪しいお天気ですが、水の国や木の国などで行われているイベントに参加。
キャンドルスタンド作りや木工細工、お豆腐作り、おせんべい焼きなどを楽しみました。
参加料は実費程度ですので、心置きなくガンガン参加です!


                                 子供の遊べるスペースが広い国内に点在しています。⇒
こどもの国はオートサイトも含めて、夜6時にはゲートが閉まるので、外出が出来ません。
また、照明も必要最低限(管理棟までの外灯あり)となり、他のキャンプ場のように夜遅くまで外で遊ぶ子供もいなければ、グループで来ているサイトもないので、夜8時には
すっかり静寂が訪れました。 いや〜、こういうの久しぶり♪

       2日目

二日目は朝から霧雨(でた、また雨だ・・)模様。
お祭りイベントも縮小気味で、来場者も極端に少なくなりました。
午前中、氷を買いに国外のコンビニに行き、ついでに火山博物館を見学してきました。
(10月でキャンプシーズン外だったため、草原の国売店ではロックアイスの販売はありませんでした)

←濃霧の中の乗馬体験。長靴のままです。


        キャンプ場より斜面下部にある入り口からは、
                    トロッコ電車で帰りました。⇒
イベントも終わる頃、だんだん風が強くなり、ママすけの感が異様に働きます。
「今夜は荒れるぞ〜」

駐車場から歩いて5分かかるテントサイトですから、日が明るい内に必要最低限の品以外は車に運ぶ事にしました。
寒さ対策で持参した毛布、暖房機、予備の椅子、焚き火台・・・。
さらに就寝前には、イザって時の為に、ランタンはテーブルの下に、ランタンポールは分解、ツーバーナーはカートリッジを外し、食器類もきちんと収納ボックスに入れ、急遽タ
ープを外しても被害が最小限になるよう準備しました。 ガールでいう「そなえよつねに」の実行です。
夜半ちかく、すでに風は草原からテントサイト目掛けて唸りを上げながら登ってきます。
テントが大きく揺らぎ、ポールがしなるのがはっきり分かります・・。
雨音もテントに叩きつける音に変わりました。  風の苦手なママすけは一睡も出来ないまま、テントの点検にでました。
雨自体は大した量ではないのですが、風が酷く、「風に強い」とされる3ポールタープも、ストームガードに頼ってなんとか自立している状態。
周りのサイトも、パパたちが起き出し、ペグを追加したりし始めています。   っで、我が家のパパすけは????

撤収に備えて、再度タープ内を整理していると、風上のストームガードが外れ(ペグが抜けてた)てしまい、大きく内側にしなってくるようになりました。 
慌てて外に出てみると、丁度その時隣のサイトのオアシススクリーンが風に煽られパタパタっと倒壊!!
だめだ、撤収だぁ!

この悪天候でもイビキを立てて寝ていたパパすけをたたき起こし、タープが倒壊する前に撤収です。
こんな時、コールマンの3ポールは大きな弱点がありました。
クロスポールで形成した天上部を、ジョイントを使って太いポールで棟上する構造上、タープ内に荷物があると畳めまないのです。
丁度起きていた長男ゆーにも手伝ってもらい、タープを一時となりの通路に移動してから 丸めるように畳みます。

やっと丸め終わる頃、タープで風上を守られていたドームテントが、今度は直接風の影響を受け、その異変に気づいた次男かっちゃん(当時2歳)が起きてしまい。
「怖い! 怖い!」と半狂乱で泣き出してしまいました。
なんとかドームテントで朝まで・・、と思っていたのですが、まだ長い夜、子供に怖い思い(まだ2歳!)をさせ続け、さらに風が酷くなって被害が出てからでは遅い・・。
そう苦渋の判断をして、ドームも撤収する事にしました。
この時、守衛事務所に連絡し、駐車場にある車をテントサイト近くまで入れさせてもらえないか? (管理用の車道が繋がっています) と相談したのですが、この非常時にもか
かわらず、「規則だからダメ」との返事でした。

それでも様子を見に(車で)来てくれた守衛さんが子供たちをその車に避難させてくれ、その間ドームテントを撤収。着替えなどの必要最低限を持って管理棟に行きました。
寝袋等は管理棟の物を使い(あくまで必要最低限のものしか運ばせてもらえないので)、床暖房の効いたホールでその後休ませてもらいました。

        3日目
翌朝、非常食に持参していたアルファ米を水で作り、昨夜の残りの塩おにぎりを子供たちに食べさせてる間、私たち大人はテントサイトに戻りました。

他のサイトの方は朝までテントが頑張ったようですが、夜明けと共に撤収を開始して、 やはり皆さん一睡も出来なかった・・と言ってました。
結局そのまま荷物を車に運び、キャンプ場を出たのが朝の9時。
そのまま帰るのも勿体無い気がして、高速に向かう途中にある駒門風穴に立ち寄りました。

でも、帰ってからテントの洗いや天日干しを一人でやらなきゃいけないママすけのテンションは大いに下がったまま
でした・・・。
今回のキャンプは、嵐を呼ぶちーすけファミリー パワー全開!!状態でしたね。
帰路、車のテレビの情報から、今回の暴風による甚大な被害がアチコチで発生していた事を知り、避難も妥当だったかなぁ・・と改めて感じました。



避難のタイミングって、ホント難しいですよね。
でも、この時の家族の年齢を考えれば、最悪の状態まで我慢して、イザ撤収って時に幼児の安全を確保しながら、サイトの撤収が出来ただろうか・・・。
飛んでいったテントが他の人に危害を加えてはいけないですから、やはり安全を確保できる内に撤収を決断したのは正しかった・・と思いました。
しかも当時使用していたドームテントは量産型の低コスト製品。ポール質が違い、構造上天井部の短いクロスポールにのみ風の加重が掛かる状態では、折れてしまう心配があ
りましたから・・。



ご参考までに・・ 撤収の方法を・・・

テントはポールを外した状態(生地のみ)にして、全てグランドシートに載せてギフト包装のようにキツク巻きます。 
最後の巻口が下になるように置き、その横にポールを畳んだ状態で集めておきます。出来ればガイドロープで適当にくくっておくのがベター。
ペグを抜く時間がない場合、(張ってあった)ロープをそのままペグに巻きつけておくなど目印をして、他の人が引っかからない配慮を。
バーナー・テーブルなどは出来るだけコンパクトな状態にし、テントの傍におきます。出来るだけ風の煽りを受けない工夫を。

とにかく、避難して無人化したサイトと荷物が、他の人の迷惑にならない! それが基本ですから、テントを立てたまま避難する時はそのエリア全員が一斉に避難する時のみに
なります。






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