幻想的なキャンプ場
四尾連湖 水明荘キャンプ場

2013年 11月 9日〜10日 晴⇒雨⇒曇り

所在地 山梨県西八代郡市川三郷町山保3378     中央道・甲府南IC 40分          TEL:055−272−1030
開設期間 多分…通年
利用料金 テント 1000円
タープ = 500円
大人  = 400円
子供  = 200円
駐車料金500円(一泊二日は1000円)

バンガロー・ロッジ=(各種あり)
設備 炊事場=場内に一か所。屋根付きで かまども用意されている。 ほかに屋根のない水場は2か所ある。
トイレ=場内に一か所。個室3室と男性用。 噂のぽっとんトイレです。
シャワー=詳細は不明

管理棟兼売店は夜9時ごろまで。

テントサイトは対岸で一輪車などで500mほど運びます。荷降ろしの際は湖畔の第一駐車場まで入れますが、
その後は第二駐車場に移動。
開けた湖畔のA〜Eサイト、Aサイトに隣接する林間サイト、小高い場所に登って行く林間サイト(急坂あり)もあります。

超超シンプルなキャンプ場です。最近のオートキャンプ場のつもりで行くと大変ですので、事前にちゃんと調べて利用しましょう。

ゴミは分別して管理棟側で捨てられます。
お勧め マニアックの部類に入るキャンプ場でしょう(苦笑)。
荷物を一輪車で対岸まで運ぶ、トレイは非水洗、炊事場はシンプル、常夜灯などありゃしない。 
それでもこれだけ口コミで知名度の上がったキャンプ場は他にないような・・。

マニアック好きの そこのあなたっ。
一度行ってみてください。 その眼で確かめてきて下さい! 損はさせませんよっ。



大学受験を控えた長男、
長年キャンプを続けてきたけど、家族4人で一緒に行けるのはこれが最後かも・・。
そんな気がして、キャンプ候補地はどこにしよう・・と悩みました。

紅葉のシーズン、以前から行きたかった四尾連湖。
今行かなきゃ、もう行く機会がないかもしれない。

次男の練習試合が入ったり、長男が直前に体調不良になったり・・。
それでも無理して行ってきました!!

1日目

龍神伝説のあるカルデラ湖で、周囲1.2キロのこじんまりとした湖。

四尾連湖と書いて「しびれこ」と読みます。
このPCで入力する時は「しびれんこ」って打たないと変換しないのよね・・。

でも、さらに次男かっちゃん
しおれんこって読んでましたぁ〜〜
なんか、急に弱っちい龍神さまになっちゃった感じ??

ブロガーの間で秘かに人気のスポットで、この紅葉シーズンは結構賑わうとの情報。
予約すると、朝8時ごろから入れる・・との事でしたので、9時到着を目指して千葉を朝5時半過ぎに出発。

途中、首都高や中央道の渋滞があったり、長男ゆーの風邪薬調達の
ために甲府を走ったり・・・

朝10時前に四尾連湖の水明荘第二駐車場に到着。

荷物を降ろした後は、この道路沿いの第二駐車場に車を移動させます。
この写真の右側に水洗トイレがある。
登山者や観光客がひっきりなしに到着し、一日中車が出入りしていて、
一日400円。(一泊二日は800円になる)


道路からは この細い路地を慎重に下る。(徒歩で3分ぐらい)
かなり細い路地なので運転には注意
路地の左手は隣の「龍雲荘オートキャンプ場」が広がる
泊まりのキャンプは一組だけの様子でした。

行きついたところに水明荘第一駐車場。⇒⇒⇒⇒
ここで荷物を下ろします。
          
今回はコンパクト化したので、荷物はこれだけ。

とても感じのよい若旦那が慌ただしく受付作業に奮闘中。
利用料金は
大人4名+小型テント2張り+タープ1張り+駐車料金=4900円


では早速歩いてテントサイトまで移動しましょう
ここから湖畔の遊歩道を歩いて500m、10分程度でしょうか・・。
まだちょっと紅葉最盛期には
早かったかなぁ〜。


でも、ところどころ綺麗な紅葉で
テンション↑↑

テントサイトはA〜Eまでが、炊事場を中心に開けた湖畔サイトです。
区分けする意味がないような気もするんですが・・、思っていたよりコンパクトでしたね。

先客がAサイトにすでに設営されていたので、悩んだ末Bサイトの湖畔に決定。



白樺と紅葉ごしに見える四尾連湖が素敵でしょっ

今回は翌日に雨マークが出てるので、タープを張ります。
ココは荷物を少なくするためもあり、タープ持参率はちょっと低めですね。



この写真の左側が炊事場

奥の緑のネットの中がトイレ
当初の予定では、蛭ヶ岳に往復3時間のハイキングに行く予定だったん
ですが、まさかの長男ゆーの体調不良・・・。
このままサイトでお昼ご飯の支度に入ります。
今回は荷物のコンパクト化と寒さ対策で、熱源は
←← スノーピークのギガパワー

・・・って、燃料漏れで使えないんですけど・・・。
メンテナンスキッドでパッキンを交換するも、だだ漏れ解消ならず・・。


う〜仕方ない。しょっぱなから薪で行くか。
パスタを茹でて、レトルトソースを掛けるだけの超簡単な昼食のはず
だったのにねぇ〜。
出来上がる頃には なんだか疲れちゃったよ。

パスタをゆでた後、お湯を少しだけ残して肉まんを蒸かしておきました。
薪の余熱で出来ちゃうので、コレお勧め

食後はボートを乗りに行きましょう

再び湖畔を歩きます。
登山帰りグループ、紅葉を見に来た一般客・・、
もう立派な観光地並みの人出よ。

ボートは一時間1000円
スワンは30分1500円




湖上から見る紅葉も綺麗。

購入した薪(太=500円+細=400円)
と、予備に持参して車に置いてあった
ガス式シングルバーナーをボートに乗せて、
対岸に運びます。

今日はビーパルのイベントがあって、カヌー体験も行われて
湖上も賑やか。



のんびり湖上散策をした後・・・。お約束の・・、恐怖の一声が・・・


腹減った

さっき食べたばっかりだよぉぉ〜。


って事で、水明荘のテラスでおやつ・・・
4人でラーメン3杯だから、しきりに「お椀お持ちしましょうか?」とお声を掛けて頂くも・・。

「これ、おやつなんです・・」
一緒に食べてたら、また無駄な成長しちゃいますからね・・・。

テントサイトに戻るのに、今度は龍雲荘側
歩いて戻ります。


こちらの方が、若干高い場所に遊歩道があり、
木立の中を歩く感じ。
良い感じの小道を・・・、
ズリズリと大きな折れた枝を引きずって
歩く図・・・。

ただ歩くんじゃなくて、しっかり焚き火用の薪
を集める貧乏キャンパー。

この時期は人気のスポットなので、あまり折れた
枝ないかな・・と思ってたけど、以外と大きい
まんま落ちていましたよ

特に、トイレ上の上段サイトはゴロゴロ
落ちてました。

 
それではこの辺で、キャンプ場のご紹介


屋根つきのテラス

水明荘売店。軽食も取れます。

室内の食堂もあります。

湖畔の遊歩道を歩いてテントサイトへ
この写真は管理棟に向かって歩いてる

炊事場左側がAサイト、右側の立木までが、立木の右側がCサイト

Aサイトに隣接するグリーン(林間)サイト

遠くて日影だけど、意外と人気のEサイト

高台の林間サイト、小さめのサイトなので大型タープはキツイです。

良い感じの林間です・・。

高台サイトの水場

高台サイトからも四尾連湖は垣間見れます・・。

Eサイトから炊事場方面を見た感じ。
水場もあります。
各サイトに用意された焚火スペース

っと、その後ろに炊事場の様子。

さらに炊事場の向こうがAサイト
日当たり、トイレ、水場などを考えると、
このAサイトが一番使い勝手が良いと思います。
炊事場には、ちょっとした洗面台も用意されて
いて、朝の歯磨きなどには便利です。

鏡も付いてました。

っで、一番気になるおトイレですね・・・。

これは賛否両論があります。
あまり”賛”はないか・・・。

でも、トイレが水洗化されたら、それこそ人気が爆発・・という懸念の声もあるし。
今の時代、ぽっとんトイレ初体験って人も多いんじゃないかなぁ・・。

写真はないんですが、Cサイトの横、Dサイトの奥・・という場所にあり、Bサイトは2〜30mほど離れています
最初は匂わなかったのですが、夕方から風向きが変わり、やっぱり多少匂ってきました

後から続々とやってくる利用者も、一旦B、C、Dサイトに荷物を置くんですが・・、
結局、一番遠いグリーンサイトに行っちゃうの。
だから、湖畔の開放感があるサイトには3組、他は林間サイトに密集・・という妙な感じ。

トイレを利用する事自体は問題ないとしても、周りの匂い・・という点から、もう少し改善は必要な気もしますね。。
日が傾いてきた4時ごろ。
やはり急に寒くなってきました。

集めた薪でたき火開始
夕食は焚火で作った きりたんぽ鍋です。
寒かったので、ほんと美味しかったですぅ〜。
「夜景モードで撮るから動かないでっ!」
と言ったので、息を停めてる二人 ⇒⇒


対岸の水明荘の明かりが湖面に反射して幻想的

夕方の急な冷え込みで ちょっと不安になったけど、思ったより寒くはならず。
多分・・・、12・3度はあったんじゃないかな?
Tシャツ+フリース+インナーダウン+コットンの上着で十分でした。
(さらに冷え込んでも大丈夫なように、厚手のダウンも念のため持参してたのよ)

夜9時。パパがおねむ状態に・・。
昨夜はトラブル対処の電話が掛かって来ちゃって、ほとんど寝てないんだもんね。

この頃、さっきまで星が見えていたのに、急にパラパラと
そのまま夜中も降ったりやんだりの状態でした。

そうそう、その雨のお陰で気温も下がらず、持参したダウンシュラフでは暑くて手を出したほどでしたよ。




2日目

朝6時過ぎに目が覚めました。
雨は止んでいる様子


朝一番の四尾連湖は風もなく、湖面に鏡のように映る紅葉が・・・
って記事を何度か見ていたので、私も早速テントから這い出ます。
(小型テントなので、文字通り這い出す)

あれ??
さらに川がないはずの湖畔で川のような音??

そうなんです。
この日は朝から風が強すぎて・・・。湖面はさざ波がたってしまった・・。
対岸からボートも流れ着くほど・・・。
水音に感じたのは、山の上で木々が風にざわ
ついてる音だったんです。


でも、まぁ寝てるのも勿体ないんで、湖畔を軽く
お散歩しておきました
昨夜は夜9時過ぎに寝たおかげで、パパも子供たちも6時半ごろには
起き出しました。

我が家に取っちゃ、これでも早起きの方なんです・・・。



朝食は、昨日の残りのきりたんぽ鍋に、マルタイの棒ラーメンを投入
しただけの簡単メニュー
それにしても風が強い・・・。
翼のように、どっか飛んでっちゃいそう・・。

ここは、地面が柔らかいので、オープンスタイルの場合はソリステ40cmでも風があるとキツイ。


当初の予定は、昼ごろまでのんびりするつもりだったけど、風がビュービューしてるし、
今にも雨が落ちそうなので、とっとと撤収する事にしました。
のんびり片しても朝10時前には終了。
コンパクト装備は、楽ちんで良いです
っで、この後どうする??

あまり下調べしてこなかったのよね・・・。
紅葉で有名な昇仙峡もあるけど、絶対激混みな気がするし・・・。


水明荘に置いてあったパンフレットを見ながら、あれこれ家族会議
向かった先は、地元の紅葉スポット
信玄堤
紅葉はイマイチ


そりゃ、標高の高い四尾連湖がちょっと早い
んだから、平地のコッチはもっと後だよね〜。


でも、とても美しい空間なので、紅葉したら
素晴らしい感じがする場所でした。


お腹も減ってきたけど、そのまま一宮御坂IC方面に走り、次のスポットへ。
信玄餅のアウトレットーーーっ

週末だったので、詰め放題の整理券は終了してましたが、せっかく来たので
工場見学
最後に無料の試食は・・・、ありませんでした
お昼は敷地内にあるお蕎麦屋さん

新そば祭り・・とやらで、天ざる(1200円)だと蕎麦食べ放題

食べ盛りの我が家には願ったりかなったりーー


体調不良のゆーがお代りしなかったけど、3人で5枚の追加注文しました


午後2時半、渋滞する中央道を通るので、そろそろ帰路に。

その頃には、紅葉狩り帰りの団体が大量に到着してた・・。




キャンプ場の感想

ずっと行きたいと思っていた四尾連湖。
でも、この四尾連湖にしてホント良かったです
我が家のスタイルの最終形とでもいえる超シンプルスタイル。
素朴な自然と、美しい景観。

余計な事はそぎ落とし、家族との語らいの時間をゆったりと取れたキャンプでした。


っで、私の評価??
★★★★です。
−★の理由は、せっかくの開放感ある抜群のロケーションなのに、
トイレの臭いを気にしなければならないのは・・・。