現地の一般家庭の生活を実際に体験することができるホームステイ。
海外で長期に滞在するのだったら、体験したいことのひとつです。


ホームステイ先は、学校に通う予定なら、学校で紹介をしてくれます。
一般的には一人に一部屋が用意され、机やベッドなどは付いて
ます。食事に関しては、各家庭の契約によって違ってきます。

紹介されるホームステイ先は、その家庭が学校に登録をして、
その中から学校の担当者が選ぶようになっているので、実績が
あったり、問題があった家庭では登録を取り消したり、対処をして
満足のいくようなホームステイを提供しようとしています。


メリット
 異なる文化や習慣を肌で感じられる。
 あまり英語が上手でなくても、会話を合わせてくれる。
 安心して海外での生活にスムーズに入れる。
 滞在費が一定だから、月々の生活費が計算できる。
 食事付だったら、料理の出来ない人でも安心。
デメリット
 家族との生活なので、どうしても気をつかう。
 滞在費が節約しても安くはならない。




● いろいろな形態

ホームステイといっても家族と一緒に生活を一緒におくるわけだから
その形態はさまざまです。一般に描かれているイメージとしては、
小学生くらいの子供のいる家庭やおだやかな老夫婦の家庭といった
ところでしょうか。僕が見たり、 話を聞いたりしただけでもたくさんあります。

 ・ 休みのごとに旅行へ連れていってくれる家庭
 ・ 英語学校の先生の家庭
 ・ フラットの1室を貸してくれる家庭
 ・ 他にもホームステイしている人がいる家庭
 ・ オーストラリア人ではない家庭
 ・ 全然ホームステイしている人にかまわない家庭
 ・ ステイさせることをビジネスのひとつとして考えている家庭
 ・ 反抗期の子供がいる家庭    など
正直にいって、ホームステイ先には当たりはずれがあります。
なにか不都合があり、その理由が正当であれば学校側も
ステイ先をかえてくれますが、ほかの人のホームステイ先の
ほうがいいからとかでは、理由になりません。それよりも、
その生活を積極的に楽しむほうがよほど有意義です。



● ホームステイ先へのおみやげ

何をおみやげにもっていったらいいのか、とても悩みます。
ステイ先によっては何度も留学生を受け入れたりしているので
よくあるおみやげは、それほど珍しくない場合が多いです。
そこで、伝統的な日本のおみやげもいいけれど、今の日本を
伝えるのもいいと思いますよ。子供がいればピカチューなどの
キャラクターもの
でもいいですし、女の子になら日本のファッション
雑誌
なども結構喜ばれます。料理の出来る人なら何か日本料理
をステイ中につくってあげるのも、いいと思います。僕は料理が
出来ないので、卵かけご飯をつくったら、次の日の夕食がそれ
でした。料理を作ってあげるのも、ある程度内容を考えてからの
ほうがいいみたい。日本の駄菓子もいいと思います。オーストラリア
で見かけるお菓子は、これは甘くなさそうだなと思って食べても甘く
これは、甘そうだなと思って食べるとむちゃくちゃ甘い。
僕がホームステイへのお土産にもっていったのは、京都の銘菓
「やつはし」でした。これは単に、自分も食べたかったし、食べて
欲しかったので選んだけれど、反応はいまいちでした。
少しは、参考になりますか?





● ホームステイの期間
ワーキングホリデーでホームステイする人は、語学学校にいる
3ヶ月ほどの間お世話になる人が多いみたいです。というのも
オーストラリアでの生活にも慣れてきて、語学学校が終わったら、
仕事をはじめたり、旅行にでかけたりするので生活も不規則に
なったりするので、フラットを借りたり、友達とシェアをする人が
多いみたいです。いずれにせよ、帰国してからでも連絡をとり
あえる関係を築きたいものですね。

ホームステイを受け入れる家庭にとっても、3ヶ月ぐらいで
ひとくぎりと考えているというところもあるみたいです。
というのも、語学学校は4セメスターあり、学期が始まる前は、
ホームステイを希望する人が多く集まるし、反対に学期の
途中だと次の学期まで人が集まらないということもあるので、
学期の終わり頃にはどうするのかを決めて欲しいみたいです。






● 僕の場合のホームステイ

僕の場合は22歳から7歳の子供が4人いる家庭で、語学学校で紹介してもらいました。いままでも何人かをホームステイさせていたことがあって、けっこう僕のあつかいに慣れているような感じでした。部屋を一部屋あたえてもらい、机やベッド、テレビなどがあり、勉強をするには十分の部屋でした。食事や洗濯など身の周りのことも、ほとんどやってもらえました。もちろん僕も庭の草むしりをしたり、なにか物を移動させたりするときは、積極的に手伝いました。夕食はポテトやお肉が多かったです。それが典型的なオーストラリアの家庭料理なのかな?夕食は僕にはちょっと少なく感じたけれど、なぜかホームステイファーザーは割腹がよかった。同じ量の夕食なのに。始めはいじわるをされているのかなと思ったけど、後でわかったけれど夕食を食べて、しばらくした後に、パンなどを焼いて食べていた。その家庭はそうゆう食生活みたいだった。僕はその間自分の部屋で勉強をしたりしていたので、気づかないだけだった。みんなでどこかへ行くということは、なかったけれど、小学生の子供たちはよく僕と遊んでくれました。ビデオをみたり、折り紙をつくったり、モノポリーやチェスを教えてくれて自分たちが勝つまでやらされました。 ビデオを見ているときも、子供たちが笑っているところで、自分が理解できなくて、笑えなかったのは、けっこうショックです。その子の算数の宿題は僕のほうが、早く解けるのに。やっぱり小学生などの子供がいる家庭というのは、一緒にあそんでくれるので、ホームステイをするには、そういう家庭がいいなと思います。また仕事を探しているというと、履歴書の書き方を教えてくれたり、こうゆう風にやったらいいよといろいろとアドバイスを言してくれました。 結局そこには、4ヶ月ほどお世話になりました。僕も入れて7人が同じ屋根の下で暮らしていたので、いろいろ気をつかうことも多かったけれど、本当に貴重な体験をさせてもらったと思います。いまでも手紙を書いたりして、連絡をとっているもうひとつのオーストラリアの家族です。