(前編)

 暑い夏であるため…、前回好評につき『私には真実はわからないが…』コーナーを今 夜も存分に感じてください。それでは身の毛もよだつ体験を送りましょう…。(注・バス釣りコーナーである?)

 私の体験上、幽霊(?)なるモノは何も夜出るわけではない…。某早明浦ダムではトーナメント2日目のお昼前の出来事である…

 岩盤打ちをしている頭上から、クスクスと子供の笑う声がこだまするので、つい見上げてしまったが、“何も”いない。いや見えない。垂直に近い高さ20mの岩盤帯である。遠のいていく笑い声を目で追いかけて立ち尽くす私が出くわした出来事に…「アナタは何を感じますか?そしてアナタの背後にいる人に…。」

 新展開になるJBW第4戦を前にSHINGOは負傷していたのであった。…実は“WBSのSUPER・3DAYS”の2日目に首を痛めてしまい(注・激荒の中を激走した為)、そのまま辛うじて3日目を頑張ってしまい…SHINGO荘メンバー(管理人を含む)とジュージャンまでしていたが…
(勝負に行方は…勝者BIG管理人の手に…拍手)

 余りにも痛く、帰還後医者に行くと「あぁー!これはムチウチだね、1週間は安静にしてるように…あぁ、仕事は首に負担がなければ大丈夫だけど…治らなくても知らないよ…」

 心の中では今週末は琵琶湖で、来週は四国の早明浦ダムって叫んだのだが…即「却下!」と“ボケているわけではないが、突っ込まれる”のが目に見えているのと、本当に首が痛過ぎるためJBマスターの琵琶湖戦は、JBW早明浦ダム戦に問題が起こる(残る)とマズイと判断から大人として欠場を決めた。(注・34才児の涙の英断!)

 だが、痛い首を摩りながら黙って寝ていた訳ではない。早明浦ダム戦に備えて早明浦ダムの情報収集とガイド探しに翻弄していた。前回(1999年)の体験から、ここは増減水が激しいダムであるため最新の情報が必要不可欠である。毎日のようにインターネットで調べてみると水位、水色等“順調”とのコト…。結果よくわからないが“大丈夫”とのコトだった。
(注・いいんだよね?…確認事項3)

 今回も“長旅”となるコトが子供でも予想できる。が、どうしても仕事との絡みがうまくいかないためレスキュー“N”の出動を要請した。しかし、なんだかんだと駄々を捏ねるレスキュー“N”を忍耐強く説得しJBW第4戦・四国・早明浦ダムへの出場が決まった。(拍手!!)

 作戦通り、7月18日(水)は仕事をして最終のフライトで四国・高知入りしてレスキュー“N”と合流し、早明浦ダム入りして翌日プラをする予定で仕事をしていたが…、甘かった。時間通り仕事が終わらない。焦れば焦るほど捗らない。まるで釣れないトーナメントみたいだ。結局、頑張ったのだが羽田空港に到着したのはフライトの10分前である。

 ボーディングも締め切られていた受け付けの前で「あぁー間に合わなかったか…無理して先行してもらったレスキュー“N”に何て言えばいいのか…」と落胆してといたら、「走れば間に合いますよ!」という受け付けの美人おねーさんの一言でSHINGOは反射的に走っていた。ボディーチェックも優先させてもらい全身から汗が吹き出ながら走った。数十秒程遅れて飛行機に飛び乗るコトに成功した。
(注・奇跡ですのでマネをしない事)

 薄れ行く意識と格闘しているうちに四国は高知空港に到着した。今回は“みのもんた”の出現もなく無事に到着した。出口玄関でレスキュー“N”が大きく手を振っていた。何とも不思議な光景だった。

 とり合えず、宿泊場所と探しながら高知名物を食べに高知市に向かった。「やはり、高知と言えばカツオ(注・いそのカツオではない)かな?」前回(1999年)も帰り際に高知市でレスキュー“N”とカツオのたたきを食べた記憶が蘇った。

「他にはないのかな?」

「…。」

 「そうだ、今回アシストしてくれる常光君(初登場・ナイスガッツなファイヤーマン)に連絡してみよう!!…もしもし、SHINGOですけど、今回は大変お世話になります!…中略…ところで、今高知市にいますが、何か美味しいモノを食べさせてくれる処はありませんか?」

 「…僕も今から行っていいですか?」ってコトで常光君と合流して高知で“鯨とカツオ”の店に行きました。美味しい料理にビールも弾み…「美味しい」を連発し、レスキュー“N”共々「来てよかったなぁー」で意見も一致した。

 常光君と一緒に安宿を探してみたが何処も満室でダメであった。絶望のまま車中泊かと思われた時、常光君の「じゃ、僕の部屋に泊まりますか?」「えッ?…お願いします!!」

 そして、案内された常光御殿の部屋で見た光景に私は絶句した。確か一人暮しであるにも関わらず部屋がきちんと整理整頓されていて無駄が見当たらない。こんなコトってあるのか?参考にして今期または来期に向けてレスキュー“N”と二人がかりでSHINGOの釣具部屋を片付けようと決心をした。

 深夜まで話をして明日は皆で早明浦ダムへプラをしに行くため2時間程の睡眠をとったが体感は6秒ほどである(苦笑)

 翌朝、常光邸から早明浦ダムまで1時間程である。疲労の為かレスキューによるSHINGO輸送中も目が全く覚めないまま現地に到着した。夜は怖くて絶対一人では来たくないトンネルを超えた当たりでレスキュー“N”の声が「SHINGOさーん!忌まわしのトンネル(注・勝手に銘々)を超えましたよ、間もなく到着ですよ」目を覚ますと忌まわしのトンネルをバックミラーで確認、目を前にすると湖面が見え始めた。

“再開”

 レスキュー“N”と感慨深く頷き、何故か笑顔になった。愛艇を車から降ろし20分程で即効準備を完了した。レスキュー“N”は任務を完了してホットしたのか、疲労のためか、出発する我らを見送る姿は一つの仕事をした“男”の姿に見えたが…。

 さて、湖面に出ると眠気も飛び常光君と忌まわしき早明浦ダムへとボートを走らせた。前回は大減水状態の早明浦ダムだったが、今回は増水気味である。全く景色が違う。釣れるかどうかは別にして感覚的に、夏大好きなオレは何だかワクワクしてきた。

 速攻愛艇(ニュー・ファイブZZ…SHINGO専用マーブル迷彩仕様)を準備。出撃し各流れ込み、流れがあたる岩盤を中心にチェックしていったら500gくらいのキーパーがポロポロ釣れ楽しいプラができた…。

つづく