ワールドプロ 1st 『東レ・ソラロームCUP』 河口湖

JBM戦の翌週も河口湖に一人で行ってきました。
2月6日(日)は午後から雨が降ってきたので雪に変わる前に撤収しました。…こうしてSHINGOのJBワールド戦河口湖のプラは終わりました。「釣れたのかって?」それは、「ヒ・ミ・ツ(そろそろ死語にしません?)」って事で…それよりも何だか夜になると騒がしいと思ったら河口湖「冬の花火大会」と恒例に成りつつある出来事があった。私は負けず(睡魔に勝てず…)にペンションランクルでの車中泊を決めていたので。ゆっくりと“一人”で花火大会を見物してました。時間にして30分位でしたがとても綺麗でした。来年は
モテモテになって見たいものです。(笑)

そんなこんなで2月24日(木)20時会社より無事帰宅。同22時河口湖に出発。2月25日(金)00時河口湖に到着、ビュービューと冷たい風が強く吹きつけるロイヤルワンドに家財道具満載の我が愛車“ペンションランクル”が到着。プラクティスの時より寒い気温0度以下…当然!人っ子一人いない寂しい中、我が愛艇“ニューファイブz”をセッティング。午前2時完了「3時間程寝れるかな?」…しかし、午前3時「寒くて寝ている場合でない(死の予感)」と言う訳で5時まで最近の
ヒットチャートを熱唱し続けて無事朝を迎えた。こうしてSHINGOの2000年最初のJBW戦が幕を開けた。

2月25日
そして午前5時を過ぎると何処からともなく薄暗い中ワールドメンバーが続々と現れタックルの準備に入る。完全防寒をしてもなお寒く。吐く息も白く黙々と皆準備をしている姿はかなり美しい。(ナチュラルハイ状態)タックルチェックを無事終えてミーティングに入るが、第1戦のためか気合の入ったワールドメンバー(かなりコワイ)達といい去年以上の報道陣の数といいかってないほど物々しいミーティングであった。(本当に不況なの?)

そして、スタートに移る。私は幸先の良い5番スタートである。河口湖大橋を越えてから各自ポイントに向かうのだが、この時私がプラの状況から立てた戦略は「風と戦わない」である。ライトリグ(1/16oz前後)で水深8m前後にある溶岩周り又は滝本プロとチェックしたウィードエリアを狙うため風が強いと1日3〜5バイトしかない状況の中ではバイトが分らなくなってしまうので風の影響がモロに釣果に響くと判断した。(ただでさえ最悪で致命的なノーフィッシュになると考えられる。)この日も昨夜から強い西風が吹いていたため私は河口湖大橋を越えないで風裏であるロイヤルワンドの溶岩周りを狙うためUターンして入る事にした。

タックル
ロット・ウエダ・プロ4 FLS―60B
リール・ダイワ・エンブレムZ2500C
ライン・サンライン・スーパーFCスナイパー3LB
リグ ・がまかつ・ラウンド22(ジグヘット1/11oz)
ルアー・プロズファクトリー・エアチューブ(抹茶)

モリゾープロとバッテイングしたが狙うポイントが微妙に違うため自分の思う通りチェックし3時間で、3本のキーパーを1/11ozのジグヘットにプロズのエアチュー(抹茶)でキャッチできた。ここのポイントはプラの時電話で友人の尾篭プロ(芦ノ湖ーズ所属)に教えてもらったエリアであったが釣る事ができてホッとした。(明日に繋がる手応え)

その後、風が弱くなってきたのでプラを兼ねて河口湖大橋を越えてハワイ、大石、うの南をチェックし2本追加してリミット達成!(拍手!)そして気がつくと3時のウエインの時間となった。

この冬の河口湖でのバスフィッシングではリミット達成は奇跡である。ウエイトは1700g前半であったがシングルは確実と思った。が、上位陣は2000g台でありこのウエイトでは15位であった恐るべきワールドメンバー達…。(オレもか?)

驚きのままタックルの準備をして、明日のために備えていると、恒例の
“ジュー・ジャン”が開催された。それは、皆の知らない河口湖の一角で“JBワールドトーナメント”とは別に(裏ワールド戦とでも言ってくれ)7人の勇者が集まりひっそりとだが熱く“真の漢(おとこ)”達を決める闘いを繰り広げていた。去年大負けした(37人に奢ったぜ!)私は再起を賭けて死闘の末(チョット大袈裟?)やはりワールドメンバー達が強さを見せつけた。
気になる敗者は今回カメラマンで来ていた坂マスタープロに決定した。そして、

「パンツ洗って出直してきな!」等の

罵声を浴びながらジュースを買いに走る姿は…(チーン!合掌)。

…しかし、本当の事件は、この時既に忍び寄っていた。午後4時過ぎ半べそ(ウソ)で帰ってきた坂マスタープロからロイヤルミルクティー(ロイヤルな気分だったので)を取り、小さな幸せを満喫しつつ“何気なく”湖面を見ながら飲んでいると遠くのほうで一人の陸ッパリマンが何やら湖面に落ちた荷物を拾っている姿が目に入った。『あーあ、この寒さの中(水温2℃)、風で何か落としたのかな?』、『…んッ、カバンか?』、『やけに大きなモノだな…』、そして一生忘れないであろう光景が目に入った。『…んッ、んッ、う・で(腕)か?…まッ、まさかな…』、さらに『えッ、あ、あた、あたま(頭)…んッー、???これの意味する事は?ひッ、ひと(人)なのか?…』

その瞬間私は走っていた。

遠かったので間違いなら小ネタにでもと思いながらも“ジュー・ジャン”メンバーに大声で叫びながら(かなり意味不明?な言葉?を叫んだらしいが…記憶ナシ)走った。
現場に着くと、やはりそれは人間であった。発見者一人では頭を持ち上げているのが精一杯、4人係りで何とか引きずり上げる事ができた。が、水温2℃での落水…。落水者(男性23才)を見た第一印象は『うッ、うぎゃー!さッ、さッ、貞子だー!(映画「リング」より)』黒目は引っ繰り返って白目を剥いて歯を食いしばり、口と顎から血を流しブルブル、諤諤(がくがく)と痙攣している。しかも息はしていない…。

「…このまま死んじゃうのか?」

咄嗟に人工呼吸をしようとしたが…、その前に舌を少し噛んでいる“貞子”の口を開かせてタオルを入れようとしたがビクともしない。よく覚えていないが、「バカ野郎!口開けないと!死ぬぞ!」と顎に2発パンチを入れタオルを押し込んでいた。(千葉プロ、古沢プロの証言より)すると、ぐるりと目玉が動き瞳孔が全開のまま私と目が合った。『しッ、死んだのか?…
オッ、オレがとどめを刺したのか?…』その瞬間「ゲッ、ゲー…」と水を吐きながら咳込みして貞子の意識が戻ってきた。

『…ホッ(安堵)…』その後パトカーが4台(全て4駆)と救急車が1台来て一件落着!なった。だが、一人で釣りに来て落水し、たまたま隣りに陸ッパリマンがいて発見してくれたからよかったが一歩間違えば…本当の“貞子”に…、みんなもくれぐれも気を付けてくれ!手伝ってくれた、古沢プロ、大石プロ、千葉プロ、星野プロ、坂プロ、黒木プロ、佐々木プロ、そして勇気ある行動をした陸ッパリマンに敬意を表したい。

明日はきっと良い事があるかも?と床についたが…その晩、深夜2時頃シーンと寝静まるとある宿にて…「んっー…目の前に…誰?」ドッキン!
「ハッ、さッ、貞子!!うッ、うぎゃー!」でも声がでない…。(こっ怖ぇー、完全にトラウマになったのか?…)涙目で周りを見渡し、同室の小山プロ、関和プロを見ると何とも幸せそうに寝ているではないか「…オレが悪夢に…、こうなったらチョット早いが起きていただくか!わッ、は・は・はー(悪魔な笑い)」ゴンッ!「なッ、なにー…なぜ?こんな所に柱が…(寝ぼけてたとはいえ…SHINGO一生の不覚byファイル798番)」そして、薄れ行く意識の中で貞子が笑ったように見えたが…。

2月26日
何とかトーナメント2日目に突入、私は昨日と同じエリアから始める事にした。行くと柳プロ、浜田プロ、小泉プロ、増田プロと昨日と同じメンバーで各々釣っていく、「今日のオレはチョット違うぜー、何ってたって昨日は“貞子”(男性23才位、名前不明のリーマン?だけど貞子に決定)を助けているんだから…」…きっと貞子は超金持ちでのボンボンで(妄想突入!)、命の恩人に“セバスチャン(じーや)”を従えて「この間は助けて頂いて…中略…これはツマラナイ物ですが…」「いえいえ、私は人間として当然の事を…」「いやいや、受け取って貰わないと困ります。」「…では、そこまでおっしゃるのでしたら…」開けてみると現生(げんなま…現金)の諭吉(一万円札の福沢諭吉)が1000人程(1億円)束になって…あーッ甘味です。いやいや甘露甘露かな。貞子万歳ーッ!これでオレは幸…その時遠くで「SHINGOさーん!なにニヤニヤしているの?」「えッ、何いってんだよ、諭吉がいっぱいで幸…」…はッ、やばい大事な時に恩返しの白昼夢を見ている場合じゃない。ヤバイ、危なく貞子の罠に落ちる処だったぜ!(…)

そんなこんなで
午前中は1本に終わる。(何でやねん!)しかし、午後から気圧が下がってきたためか、良い事をしたためか…イキナリ、私の操るプロズのエアチュー(抹茶カラー)のがまかつラウンド29(1/11oz・#6)のジグヘットリグにバイトが出始め小1時間でリミットを達成し入れ替えも成功!参考までにタックルはロット・ウエダプロ4のFLS―60Bサンライン・Fcスナイパーの3lbです。(さらに、この時も私の制作するU・S FUN LAB製トーナメントマーカーが多いに役にたったぜ…CM)

ウエインすると昨日と同じ1700g台であった。そして、柳プロ達と明日、最終日のタックルを笑いながら準備していると、何やら周りが騒がしい「何かあったの?」「しッ、し、
SHINGOさん、暫定2位ですよー、柳プロが1位で…」「えッ?SHINGOってヤツが2位なんだ…んッ、どっかで聞いた事のあるような名前だな…オッ、オレか?なんでオレが2位なんだ?」その後、自分とは関係ない処で大騒ぎになり、しかも関係者の皆様方が私を膨らませるだけ膨らませっていった事は言うまでもない。私はもういっぱい、いっぱいです。

2月27日
JBW河口湖も最終日を2位で迎えてのスタートという前夜、冬の河口湖に皆(選手以外の大人達)の待ち望んだ“雪”がザックザックと降ってきた。誰かが「JBワールド戦はこうじゃなくちゃ」と嬉しそうに話している。(当然!選手以外の大人達)「…」そんな中、宿では明日の作戦会議を小山プロ、関和プロとやるも早めに就寝した。

しかし、アノ悪夢は午前4時にまたも襲い掛かり(貞子の恩返し?)、全身冷や汗…しかもズキーンと頭も痛む…震える手で水を飲み「何なんだ!いったいゲホッ、ゲホッ…」「取りあえず、頭痛薬を飲もう、心配なので解熱剤も、万が一を考えて咳止めも…」そうこうしている内に起床時間、「気分は最悪っす」心なしか小山プロも具合が悪そうである。(小山プロも貞子を見たのか?)

氷点下の中、ボートに積もった雪を払いながらタックル準備をする。が、具合が悪いく気分が乗らない私を尻目に関係者の皆様方が昨夜以上に私を膨らませるだけ膨らませにきてくれた(感激?)。そして、“いっぱい・いっぱい”の私であったが笑顔で「今日も昨日と同じポイントに入り、勝負します!」と言ってしまった。(実際は
『出たとこ勝負っす』)

43番スタート後、一目散に昨日のポイントに向かう!そこで見た光景は、…絶句である人が多すぎて自分のポイントに入れない!(本当にこれがワールド戦なのか?)ヤケクソで遠巻きからキャストをするが…。「…終わった」体もだるいため集中できない。「…倒れるかも」目眩と“貞子イリュージョン”に襲われ…気が付くと
ノーフィッシュ申告
をしていた。(おとなの涙)総合成績は19位(SHINGOファンは涙の拍手を…ありがとう!)

家に着き体温を測ると40度!そのまま倒れて再度“貞子イリュージョン”…2度目のインフルエンザ決定!(完)

そして、“幾つかの事件”を解決してやっと一息入れられたのは4月に入ってから
である。(SHINGO事件簿集より)応援ありがとうございます。今後の活躍(事件)に期待してください。

戻る