この波にのまれろ!
“わたしたちはロックスターを求めていたんだ”ということを確信した気がした。時代を象徴し、自分とリンクする、キラキラと輝くロックマジックを体現できるスターを探していた。そして昨年、彗星のごとく現れたのが彼等ストロークスによってその渇望は少し満たされたのではないだろうか。NY出身、少年の面影を残しつつも男臭さも併せ持つルックス、そしてなによりロックへのエモーションの高さがグッと肝に入り込んでくる。 近年、何回聞いたかわからない「ロックなんて・・・」という言葉。確かに前進するためには実験的になることは否めないし、そのためにどんどんツールが増えていき結果的に大きなスケールで響く音楽になる。なることはなる。それも素晴らしい。けど、やっぱりいつでも耳にした瞬間ドキドキワクワクさせられる音って単純なロックだった。ライブ後の帰り道、「やっぱりロックだよ」って呪文のように口にしている私がいた。
キンブラが終り、キーンと耳なりが残るな中、前方に進むとすでに立つ位置を確保するだけでも困難なほどギューギュー詰め。女の子も多く荷物を持ってる子も割といる。ちょっと邪魔だけど、こういうスタンディングのライブ慣れしていないギャルも集めてしまう魅力がストロークスにはあるってことなんだろう。 セットチェンジにかなり長い時間待たされる。おいおい、そんな微妙な音に気を使うようなバンドか?とか突っ込みつつボォ−と立っていると、客電が落ちる。「うぉぉぉぉ!!!!」という地響きともとれるこの体験を待ち焦がれた私達の歓声の中、メンバー登場。“Is This It”のフレーズが淡々とそして熱をたっぷりと含んで流れだす。
やっぱりロックだよ!!!!!!!! |
|||||
2002.2.12.mon ON AIR OSAKA |
|||||
セットリスト 1.Is This It |
|||||
| Live|
| Top | News |Disc|Fuji Rock|radiohead|映画|エッセイ|モニターに|その他|真・雅|掲示板|Link |