FUJI ROCK FESTIVAL '00

 

FUJI ROCK FESTIVAL '00が終わって・・・

フジロックも今年で4年目。毎年違った楽しみと感動を与えてくれるフェスだが、今年は「フェスそのもの」を満喫できた3日間だった。会場も去年と同じ苗場だったので、(去年の経験を生かし)ステージ移動もスムーズにいったし、1日目は雨に降られたけど天気もまぁまぁ。年々おいしくなるワールドレストランでカレーやかき氷をほうばり、ゆっくりビールを飲んでくつろいだ。(今までは、バンドを追っかけるのに必死でそんな余裕はなかった。)夜になったらレッドマーキュリーで踊り、道でアーティストに出会ったらサインをもらう(ありがとうチバさん!)。今回はいろんな人とゆっくり話す機会もあり、苗場の青い空、風、太陽、そして人と、ライヴだけじゃなくあらゆるものを実感できたフェスだった。とはいえ、ゆっくり過ごし過ぎて見逃したアーティストも結構いたので、来年はまた駆け回ってたくさんのバンドを見たいと思う。今回は厳選された良質なロックバンドに良質なファンが集った感じだから、次は「なんじゃ?」っていうアーティストもまぜて欲しいな。それと誰もが知ってる大物アーティストも!(レディオヘッド、REM、エレカシ、スピッツなんてどうでしょう?個人的にはマシュースィートとかも出てほしいけど。)花火も大きければ大きいほど良いです。やはりお祭りだし。と欲望は膨らむのですよ、よろしくお願いしますスマッシュさん(笑)。でも、やっぱり来年もキャンプかなぁ・・・。【矢野】

ただひたすら、ゆる〜い雰囲気が漂ってた四年目のFUJI ROCK FESTIVAL。明らかに迫力不足のグリーンステージの出演陣、盛り上がっていたのは殆ど日本のバンドという事実、去年より確実に減った客足等、今年のFRFは過去四回の中で最も無惨な敗北に終わったのではないか?その敗北とは、一回目の様に悪天候に泣かされたのではなく、初めてFRFを取り巻く「現状」に敗北したのではないか?日本では無理だと言われていたロックフェスを、日高社長の理想と共に実現させるべく始まったFRF。それは全ロックファンに熱烈に歓迎され成功を勝ち取った。だが今年は理念もなにも無く、ただ如何にたくさんのチケットを売り、効率良く運営するかに的を絞った様な場所と出演陣の一週間後のSummer Sonic、盛り下がる洋楽シーン、ギターロックだけが盛り上がるシーンの保守化、などなどといった逆風をもろに被ってしまったのではないだろうか?ハッキリ言って、今までで一番つまらなかった。【竹内知司】

 

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